PVアクセスランキング にほんブログ村 当サイトはAmazonアソシエイト等各種アフィリエイトプログラムに参加しています。
スポンサーリンク

SACRAのKYLE5 IGNITE ACE DISCは重量保証!とのことですが。

blog
スポンサーリンク

SACRAが軽量ディスクブレーキ用ホイールとして、KYLE5 IGNITE ACE DISCを発表してきました。
このホイール、重量保証だそうです。




SACRA KYLE5 IGNITE ACE DISC


※こちらはACEではなく、KYLE5のほうです。

 

ディスクブレーキ用ホイールというと、どうしても重量が重いというのが難点でした。
それを打開するために出てきたのが、KYLE5 IGNITE ACE DISC。
何と重量は1280gだそうです。

 

スペックはこちら。

重量 1280g
リムハイト 50mm
リム幅 28mm
スポーク素材 カーボン(インナーニップル)
スポーク数 21・21
ハブ SACRAミスリルハブ(非接触ベアリング)
定価(税別) 32万

ディスクブレーキ用ホイールで1280gですので、だいぶ軽い部類ですね。
で、このホイール、重量保証が付いています。

カイルイグナイトエースディスクホイールおよびリムは軽量性が最大の特徴となりますので重量保障を行いたいと思います。ホイール重量が1280±20g、リム重量が400±10gの範囲からはずれていた場合未使用品に限りまして返品をお受けすることとしました!

sacra-cycling.com
Find the best information and most relevant links on all topics related to

50mmハイトで28mmワイドリムなのに、400gってかなり軽いですね。
大丈夫なのでしょうか?

 

SACRAが指定する、1280g±20gの範囲に収まっていない場合には、返品に応じるそうです。

 

だいぶ思いきったことを公表してますが、そもそもなんですが、それは出荷前にメーカーのほうで検品して、重量オーバーしているホイールは発送しなければ済むと思うのですが・・・
重量なんて秤の精度でも変わるわけで、ちょっと何を言っているのかわかりません。
リム重量のほうは、ホイールを分解しないと計測できませんね。

 

著書では非接触ベアリングはオススメしないと書いてあるのですが、最近のSACRAのハブは非接触ベアリング採用になっています。

 

ロードバイク本音のホイール論
吉本 司 田中 良忠
洋泉社
売り上げランキング: 392,429

対抗馬はCADEXか?

つい最近登場というか発表された、ジャイアント傘下のCADEXもフルカーボンリム&カーボンスポークになっています。
CADEX42 DISCで1327gですので、重量面ではSACRAが優位ですね。

CADEX42 CADEX65 CADEX42 DISC CADEX65 DISC
重量 1265g 1425g 1327g 1501g
リムハイト 42mm 65mm 42mm 65mm
ブレーキタイプ リムブレーキ リムブレーキ ディスクブレーキ ディスクブレーキ
リム内幅 19.4mm 22.4mm 19.4mm 22.4mm
リム外幅 23mm 26mm 23mm 26mm
スポーク素材 カーボンエアロ カーボンエアロ カーボンエアロ カーボンエアロ
スポーク数 16/21 16/21 21/24 21/24

ちなみにCADEXは日本での定価が発表されていませんが、海外での状況を見ると32万くらいかと思われます。

 

大手ブランドは、あらゆる場面で壊れないことをひとつの指標にして作るので、あまり攻めた商品は作りません。
軽いけどすぐ壊れる・・・みたいなのはクレームの嵐になりますし、下手すりゃ訴訟の嵐になりますし。
なので恐らくですが、CADEXもそうですが、ディスクブレーキ用のホイールでも、リム重量はそこまで軽量化していないかと。
このあたりの傾向は、大手のカンパ・フルクラム、マヴィックあたりも同様です。

 

ディスクブレーキ車の場合、ブレーキングしたときの力の伝達が、リムブレーキとは全く違います。
リムブレーキの場合、リムの回転を減弱してタイヤまで伝えることで制動力を生みます。
ディスクブレーキの場合、ハブ側で生まれた減弱力を、スポークを介してタイヤまで使えるのですが、スポークがリムを強く引っ張ります。
そのため、ディスクブレーキ用ホイールは、どれもリム重量をそこまで軽くしていないことと、スポーク数が多くなることが知られています。

 

SACRAホイールと言うと、過去に大炎上した歴史もあるので、気になっても多くの人は様子見してしまうでしょうけど、ディスクブレーキ用ホイールとしてはかなり軽い部類であることは間違いないようです。
重量保証については、それはメーカー出荷前に検品して弾けば済む話だと思うのですが。


一番最初のホイールを出して、著書まで出したときは、リム重量が軽くても工学的には大きなメリットは無いとか、首折れスポークで構わないとか、非接触ベアリングはオススメしないとか、インナーニップルはメンテナンス性が悪い割に空力的なメリットも無いなど書いてあったのですが、最近はだいぶ心変わりされたんですかね?
リムの軽量化にこだわり、首折れスポークどころかカーボンスポークになり、非接触ベアリング採用のハブ。
そしてインナーニップル式。

 

著書を出してから2年ほど経っていると思いますが、急速に考え方が変わっていっているようで、ある意味驚異的なブランドです。




コメント

タイトルとURLをコピーしました