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デュラエースR9100が11速であることを踏まえて、今後のシマノコンポの展望を予想する

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デュラエースの最新型、R9100は予想通り11速コンポとして登場しました。
前作の9000系で初登場した11速コンポですが、9000系の登場が2012年、R9100が2016年ですから4年という月日が経ったわけです。




今後のシマノコンポの発展について、独自の視点から予想していきます。

シマノコンポの法則

シマノコンポがリニューアルされてニューモデルが出るときは、過去の事例から法則性があります。

それは、まずはデュラエースからリニューアルされ、その一年後にアルテグラのニューモデルが登場、さらに一年後には105がリニューアル・・・と続いていくということです。

年号 ニューモデル ニューモデル ニューモデル
2008年 デュラエース7900(10速)
2009年 アルテグラ6700(10速) デュラエース7970(電動)
2010年 105の 5700(10速)
2011年 ティアグラ4600(10速) アルテグラ6770(電動)
2012年 デュラエース9000(11速) ソラ3500

(9速)

2013年 アルテグラ6800(11速) デュラエース9070(電動) クラリス2400

(8速)

2014年 105 5800

(11速)

アルテグラ6870(電動)
2015年 ティアグラ4700(10速)
2016年 デュラエースR9100(11速) ソラ R3000

(9速)

このようにデュラエースがまずリニューアルし、アルテグラ、105、ティアグラと一年置きにリニューアルし、またデュラエースに戻ってくるのが今までの流れです。
なお電動コンポは、それぞれ一年後に出てきています。

なので順当にいけば、2017年はアルテグラのモデルチェンジと、R9100の電動化になると予想されます。
アルテグラは現行モデルで6800ですが、次は6900になってしまうのか、それとも別の名前が飛び出てくるのか?
アルテグラ シックスナイン(6900)は個人的には勘弁してほしいところです。

105もそろそろ、ちゃんとした名前がついてもいい気がします。
2300シリーズですら、2400になるときに「クラリス」という名前が付いたのですから・・・



今回のデュラエースのモデルチェンジで、噂されていた12速化は見送り

9000系からモデルチェンジンジするにあたり、リア12速化を期待していた人もいるようですが、余裕で却下でした。
11速は継続のままです。

デュラエースR9100でのポイントは、あくまでディスクブレーキの導入のほうがメインのようで、そのほかはリアディレーラーのワイドギア対応化とかそんな程度でした。
あと、9000系の弱点とされていたポリマーコーティングのワイヤーが、R9100になってどう改善されたのか、ちょっとまだ情報に乏しい感じです。
9000系のポリマーワイヤーは、初期状態だと引きが軽くて最高です。
ところが使っているうちに変速が安定しなくなるという問題を挙げている人はかなり多かったのです。
コーティングが剝がれるのが問題だとされてきました。
R9100でどう変わったのかについては、それなりに使い込まないとわかりませんね。

シマノは何が何でも、ロードのディスクブレーキを普及させたいのだと思いますが、残念ながら市場のニーズはディスクブレーキ化には向かっていないと思われます。

プロでも、ディスクブレーキを使いたがる人がどれだけいるかですね。

ディスクブレーキに関する考察はこちらから。

さて、12速化が見送りされていますが、12速化するにはフレームが今のままでは不可能とされています。
現在、ロードのリアエンド幅は130mmですが、実は130mmでは11速も本当は望ましくありません。
11速化のために異常なくらいチェーンが細くなり、その結果チェーンの耐久性は絶賛ガタ落ち中です。
11速チェーンは、まともに使うと4000キロ程度で寿命を迎えます。
8速時代なら8000キロは使えましたから、耐久性は半分です。

そしてなにより、ホイールにも無理が出始めました。
11速化して幅が広くなったスプロケットを押し込むために、スプロケがホイールの中心に食い込むように配置された結果、リアハブの設計に無理が出始めていました。
これはオフセットリムで何とか対応していますが、もし12速化したらもうエンド幅130mmでは不可能になります。
なので12速化するときには、恐らくはエンド幅が135mmまで広がるでしょう。

そうなると、フレームもホイールも今までのものが使えなくなってしまい、すべて買い替えになります。
ユーザーがそれを望むかというと微妙なラインなので、シマノも12速化は時期尚早と判断したのでしょう。
シマノ自信作のホイール達も、すべて使えなくなってしまいますし。

そう考えると、R9100の次の世代でも12速化は見送りになる可能性もありますね。
ここはどう出てくるのか、まだ予想が付きません。

個人的見解

シマノがやたらとディスクブレーキ化を勧めているように感じますが、今までのキャリパーブレーキ車にはディスクブレーキをつけることができません。
フレームのエンド幅も違いますし、ディスクブレーキをつけるにはディスクブレーキ台座がフレームにないとできません。
ホイールも、ディスクローターをつける構造が必要です。
つまり、ディスクブレーキにしたいなら、フレームもホイールもすべて買い替えです。
これはもし12速化してエンド幅が広がった場合に起こる、フレームとホイールの買い替えと似たようなことです。

私の勝手な予想ですが、シマノはディスクブレーキを将来の12速化(エンド幅拡張)のマーケティングとして使っているのではないかと考えます。
ディスクブレーキ化があまり浸透しないならば、12速コンポを出して「今までのフレームは12速コンポ使えないから、フレームもホイールも買い替えてね」と言った場合に浸透しない可能性もあるからです。

この辺は私の考えすぎかもしれませんが。

現行のデュラエースはそれなりの完成度を誇っていますし、シマノ初のパワーメーターを出してきたりそれなりにやりつくした感があります。
あと、考えられるとしたら、電動コンポのほうになりますが無線変速くらいでしょうか?

スラムはすでに無線変速システムを実験しているようですし、コンポの発展としたら無線くらいしか思いつきません。
あとは、105の電動化とかでしょうかね。

最近は、STIのワイヤーの取り回しが「非触角」になってきてますが、これがなんとソラまで非触角になってきてます。
ソラはクランクも4アームになったり、上位コンポの技術をどんどん取り入れてきてます。

順当にいけば2017年はアルテグラのモデルチェンジですが、6800と比べて何がどう変わるのか、正直予想しづらいです。
確定しているのは、アルテグラグレードでディスクブレーキが出ることくらいでしょうかww

しばらくは12速化してフレームやホイールの規格が変わることもないでしょうから、安心してパーツのグレードアップができますね。

 

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コメント

  1. 野田 より:

    ターニーってシマノのコンポのカタログにありますが、ロードバイクのコンポとして認識されていないようです。たしかに安物のロードバイクにしか採用されていませんが、一応STIも古いタイプながら揃っていて、グループセットとしてカタログにも載っています。私の1代目はターニーですが、未だに乗っていて、普通にその他のロードバイクと同じように35kmで巡航できますが、そんなに悪いコンポなんでしょうか。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      いいか悪いかは人それぞれ価値観が違うと思うので、あなた自身がそれでいいと思うようでしたら、それでいいのではないでしょうか?
      あと、コンポは速さには何ら関係しませんので、35キロ巡航はアルタスだろうと可能です。

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