Pro Lite Bracciano A42ってどうなのよ?という疑問に答える

WIGGLEなどでよく見かける、お手ごろな価格でディープリムを味わえるというPro Lite Bracciano A42。
あまり聞かないメーカーだけに、一歩踏み出せない方も多いと思います。



ディープリムに憧れる気持ちもわかりますので、完全俺視点でPro Lite Bracciano A42について語ります。

Pro Lite Bracciano A42のスペック


Pro Lite – Bracciano A42 アロイクリンチャーホイールセット

定価 58,478円⇒30,786円(47%オフ)

•100% 手組み
•エアロブレードスポーク
•Shimano または Campagnolo のハブに交換可能
•リムの高さ: 42mmホイール
•リムタイプ: フラッシュ溶接アロイ 6066, クリンチャー
•スポーク数: フロント 20, リア 24
•スポーク:Sandvik ステンレススチール•スポーク組:フロント – ラジアル, リア – 2 クロス
フロントハブの仕様•ベアリング: 2 (日本製 EZO)
•フロント重量 (クイックを除く): 817g
リアハブの仕様•ベアリング: 4 (日本製 EZO)
•リア重量 (クイックを除く): 984g

前後で1801gですから、決して軽くはないホイールです。
しかしアルミリムで42mmハイトなので、まあリムハイトを考えたら軽いほうかもしれません。

似たようなグレードのホイールで、他社のものを挙げるとすれば

リムハイト42mmというホイールがほとんどないのですが、似たようなグレードの他社のホイールを挙げるとすれば、カンパニョーロのシロッコ、シマノのRS81-C35.フルクラムのレーシングクアトロあたりでしょうか

Shimano – RS81 C35 カーボンクリンチャーホイールセット


Campagnolo – Scirocco (シロッコ) 35 クリンチャーホイールセット

RS81-C35については、アルミリムにカーボンラミネートをしたハイブリッドリムなのでリムが軽いし、シロッコ、クアトロ、C35ともにリムハイトが35mmなのでPro Lite Bracciano A42に比べるとリムハイトが大きく違います。
35mmくらいだと横風の影響もあまりありませんが、42mmになると結構横風の影響があるという感じですね。



Pro Lite Bracciano A42とシロッコ、RS81-C35などの決定的な違い

リムハイトの違いは置いといて、それよりも決定的な違いがあるとすれば、Pro Lite Bracciano A42は手組ホイールなのに対してシロッコ、クアトロ、RS81などは完組ホイールということです。

手組と完組の大きな違いですが、おおまかに言うと以下の点です。

設計思想の違い

完組ホイールは、リム、ハブ、スポークなどすべてそのホイールのための専用設計です。
そのため、ホイールとしての性能を最大限発揮できるように設計されています。

Pro Lite Bracciano A42については手組ホイールです。
手組ホイールというのは、リム、ハブ、スポークなどはすべて市販品から選出するため、どうしても完組ホイールに比べて剛性が低かったりなどの影響がある場合があります。

スポークの違い

シロッコ、クアトロ、RS81などはすべてストレートスポークです。

一方のPro Lite Bracciano A42については、首折れスポークが使われています。

この違いですが、首折れスポークは曲がっている「首」の部分に負荷がかかるため、スポークテンションをストレートスポークほど上げられません。
そのため、一般的には少ないスポークで手組ホイールを組むとスポーク折れしやすいのと、剛性が低くなってしまう傾向があります

Pro Lite Bracciano A42についてはフロント20、リア24本スポークです。
これくらいの少ないスポークだと、乗り手の体重にシビアになることがあるので、気を付けたほうがいいですね。
手組ホイールは原則としてストレートスポークで組むことが困難なので、これらは仕方ないのかなと思います。

実際に乗った印象

このホイールは私は乗ったことがないのですが、ネット上のインプレを見る限りでは乗ってみてそこまで「重い!!」という印象はないようです。
ただし、横風にかなり振られるようですね。
そこは慣れの問題と、天候やコースを考えて使えばアリと言えばアリかもしれません。

しかしながら、私はこのホイールには全く魅力を感じません
というのも、やはり手組ホイールだからです。
手組ホイールを保有していたことがありますが、完組に比べるとスポークがバリバリ折れるんですよね・・・
以前保有していた手組ホイールは、KINLIN XR-240というリムに、星のスポーク32本で組んだものでした。
組んだのは有名なプロショップです。
走り自体は気に入っていたのですが、保有していた1年間の間に、リアスポークは2回折れました。
どうしても首折れスポークの首の部分に負荷がかかるようで、普通に折れます。

私が持っていたのは32本スポークの手組でしたが、32本スポークの手組は一本くらいスポーク折れしてもとりあえずは走れます。
20本スポークなどの少スポークの手組の場合、スポーク折れするとフレがひどくてフォークなどに接触してまともに走れなくなります。

完組ホイールの場合、基本はストレートスポークなので「首」がありませんから、スポーク折れはしにくいです。
MAVICのホイールを5年使っていますが、どんだけ乗ってもスポーク折れはしていませんし。

Pro Lite Bracciano A42はどういう人に向くのか?

この手のホイールは性能アップを狙って買うというよりも、見た目のインパクト重視の方向けだと考えたほうがいいです
見た目のインパクトって、レース志向ではない人にとっては重要な要素です。
レース志向の人にとっては見た目よりも性能でしょうけど、レースに出ない人にとっては見た目のほうが優先する場合もありますから。

ただし、やはり手組という部分で、完組よりも性能が落ちることと、完組よりも耐久性は落ちることはある程度覚悟しておいたほうがいいかと思います

そういう点を考えていった場合、多少予算が上がってももう少しいいホイールに投資したほうがいいと思いますね。
例えばですが、安くて、性能もしっかりしていて、安心できる完組というと、シマノのRS81-C50あたりでしょうか。


Shimano – RS81 C50 カーボンクリンチャーホイールセット
RS81シリーズは、デュラエースと同じリムとスポークを使い、ハブだけアルテグラグレードで組んでコストダウンしたホイールですが、デュラエースと同じリムなのでリム自体が軽いです。

定価 126,284円⇒72,736円(42%オフ)

重量は1908gと重いですが、走り自体はA42よりも軽く感じるはずです。

そこまで予算を出せないよ!という人には、A42よりもカンパニョーロのシロッコとか、シマノのRS81-C35をオススメします。

Campagnolo – Scirocco (シロッコ) 35 クリンチャーホイールセット

定価 48,020円⇒26,983円(44%オフ)
重量も1725gですし、A42と比べるとリムハイトが低くてインパクトは小さいですが、性能的にはA42よりも上。


Shimano – RS81 C35 カーボンクリンチャーホイールセット

定価 114,584円⇒57,998円(49%オフ)
重量は1631g。
こちらについてはA42よりもだいぶリム重量が軽いため、走りのグレードは2ランクくらいは上だと考えてよいです。
横風の影響も少なく、それでいてエアロ性能もありながら、リムが軽いのでそこそこ登りもこなせるオールラウンド型ホイールですね。

ただし、シマノのホイールってどうしても見た目が地味です。
見た目の問題を最優先する人にとっては、A42というのも悪くない選択肢でしょう。

A42を買う場合で一つ注意点ですが、スポーク折れした場合に補修してもらえるショップをきちんと見つけてから買ったほうがいいです。
スポーク自体は汎用品なので、どこの自転車屋でも手に入るかと思いますが、どうしても「通販で買ったことがバレバレなホイール」ですから、ショップによってはスポークの補修を断られる可能性があります。
スポーク折れ=ホイール終了とならないように、持ち込みホイールでもメンテしてもらえるショップを探したうえで買ったほうがいいと思いますね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Scroll Up