クロスバイクをドロップ化するときに、必要になるもの。

クロスバイクをドロップ化するのに必要なものは何ですか?という質問を頂きましたので、回答いたします。
車種が書かれていませんが、一般的なクロスバイクであるジャイアントのエスケープR3のようなMTBコンポの3×8変速の場合を考えてお答えいたします。



クロスバイクをドロップ化するうえでの問題点

正直言いまして、個人的にはクロスバイクのドロップ化については否定的です。
というのも、クロスバイクをドロップ化したい人はロードバイクに憧れているとか、STIの変速がカッコいいなどが理由だと思いますが、クロスバイクをドロップハンドルに変えてもロードバイクにはなりません。
ロードバイクとクロスバイクの大きな違いは、ハンドルでもコンポでもありません。
大きな違いはフレームです。

クロスバイクはフラットバーを前提にした設計なので、ドロップハンドルに変えるとポジションが合わなくなります。
フラットハンドルとドロップハンドルでは、ドロップハンドルのほうが持つ位置が10センチ以上前に行きます。
そのため、一般的にはクロスバイクはトップチューブが長くなっており、ロードバイクはトップチューブが短いのです。

トップチューブは、図のBSの部分ですね。

ドロップハンドル化して持つ位置が前に行った分を、ステムを短くして調整するのもオススメしません。
ステムを短くすると、操作性がかなり落ちます。
ハンドリングがクイックになりすぎて乗りづらいです。

また、クロスバイクはリアセンターが長いため、加速性よりも安定性を重視したフレームです。
そのため、クロスバイクをドロップ化してもロードみたいな俊敏な走りにはなりません。

ドロップ化するならば、まずはこういうフレームの違いを理解しなければなりません。

そのうえでクロスバイクをドロップ化するのに大きな障壁となるのは、ブレーキとフロント変速です。

ブレーキ

クロスバイクではVブレーキが使われていますが、ロードバイクではキャリパーブレーキになります。
クロスバイクのフレームにはキャリパーブレーキを付けることができません。
さらにSTIではVブレーキを操作できません

メーカー的には互換性なしにしているのですが、シマノが出しているコンパクトVブレーキの場合、一応STIで操作可能です。

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一部の車種では初期装備のブレーキがコンパクトVブレーキの場合もあります。
特にジャイアントのクロスバイクはその傾向があります。

フロント変速

ロードとMTBでは、フロント変速のワイヤーの引き量が違うため、STIではクロスバイクのフロントディレーラーを動かすことはできません。
そのため、STIを使うなら、フロントディレーラーはロード用に変える必要があります

この際、クロスバイクのリアが8速ならば、フロントディレーラーもロード8速用にしないとダメです。
性能アップを狙ってティアグラに・・・などはできません。
リア8速のクロスバイクなら、フロントディレーラーはクラリスしか選択肢はありません。

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ほとんどのクロスバイクはフロントディレーラーがバンド式なのでバンド式を選べば問題ないはずです。
ただし、実際のところでいうと、チェーンステイアングルの問題から、ロード用バンド式フロントディレーラーをそのままクロスバイクにつけると、変速はちょっと悪くなります。
なのでKCNCがだしているフロントディレーラーバンド+直付フロントディレーラーのほうが変速が良くなるのでオススメです。

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このKCNCのバンドを使わない場合、チェーン落ちしやすかったりなどの不具合が出る場合もあります。
ほとんどのクロスバイクでは、このパーツは必須だと思っていいでしょう。

ドロップ化に必要なもの

・ハンドル

値段により様々あるので、お好きなものを選んでください。
なお、クロスバイクについているステムのと適合性の問題もありますので、ステムのクランプ径とハンドルのクランプ径が合うようにしないと取り付け不可能です。
ステムの長さも調整すると思いますので、ステムは別に買ったほうがいいと思います。

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・ステム
お持ちのクロスバイクに適合し、なおかつハンドルに適合するやつを買ってください。

・STI
クロスバイクが3×8ならば、クラリスのSTI(フロントトリプル用)が必要です。
なお、STIを買えばワイヤーは付属してきます。

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・ブレーキ
ついているブレーキがコンパクトVブレーキ以外の場合、コンパクトVブレーキに交換が必要です。
フロント用とリア用があります。

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・フロントディレーラー
クロスバイクが3×8ならば、クラリスのトリプル用が必要です。
上に書いたように、KCNCのディレーラーバンドと直付フロントディレーラーのほうがうまくいくことが多いです。

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・バーテープ
これはお好きなものをどうぞ。

・ワイヤーカッター

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・アーレンキー

これらがあればとりあえずは可能です。
見ればわかりますが、そこそこ値段はかかります。
個人的には、クロスバイクを売却してロードを買ったほうがいいような気もします。
こういう風に、大特価になっているロードバイクもありますし。

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ドロップ化自体はそれほど難しい作業ではありません。
フロントの調整にはややコツが必要ですが、地道に説明書通りに組み立てれば何ら問題ありません。

ドロップ化したいという話はよく聞きますが、必要なものをそろえれば誰でもできる作業です。



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