カンパニョーロのカムシン(Khamsin)アシンメトリック G3ってどうなのよ?【質問いただきました】

カンパニョーロの最下層グレードのホイールに、カムシンというホイールがあります。
【カンパニョーロのカムシン アシンメトリック G3の購入を考えていますが、完成車付属のホイール(前後2.2キロ)から買い替えればそれなりに軽量化できると思いますが、どう思いますか?カムシンのスポークがカッコいいので気になっています】という質問をいただきました。



カムシンは買う価値があるのか、書いていきます。

カムシンのスペック


Campagnolo – Khamsin Asymmetric (カムシンアシンメトリック) G3 ホイールセット

ハブ シールドベアリング
リム高 F 24mm ,R 27.5mm
スポーク数 F18,R24
重量 F815g、R 1014g

ペア 1829g

スポーク

パターン

F ストレートスポーク

R 首折れスポーク

(G3)

23cタイヤ
定価 26,500円(税抜)
対応 シマノ 8-11s

※フロントホイールは画像からストレートスポークかと思われますが、間違っていたらご指摘ください。

※いつも書いていますが、サイト上で【シマノ9-11s】と書かれているホイールでも、8sには対応します。理由は、8sと9sはスプロケ幅が同じだからです。

スペック的にはこんな感じです。

ちなみにですが、サイクリングエクスプレスで見ると、もう一つ上のグレードのベント アシンメトリックG3のほうがよっぽど安いですね。
なのでVENTO アシンメトリックG3のスペックも書いておきます。

Campagnolo – Vento Asymmetric (ヴェントアシンメトリック) G3 ホイールセット

ハブ シールドベアリング
リム高 F 24mm ,R 27.5mm
スポーク数 F18,R24
重量 F750g、R 949g

ペア 1699g

スポーク

パターン

F ストレートスポーク

R ストレートスポーク

(G3)

23cタイヤ
定価 37,800円(税抜)
対応 シマノ 8-11s

サイクリングエクスプレスでVENTO アシンメトリックG3を見る

カムシン アシンメトリックG3は買う価値があるのか?

最初に結論から書きますが、性能を求めるなら【X】、見た目だけ重視なら【〇】というところでしょうか。

カンパニョーロのリアホイールのG3組は、やっぱりカッコいいですよね。
3本のスポークを一つの塊として組んでいる独特の見た目は、インパクトもありますし憧れる気持ちはわかります。

しかしながら、このホイール、重いです。
確かに前後で2.2キロの完成車付属のホイールから見たら、300g以上軽くなっています。
よく【ホイールは100g軽くなるだけで全然違う】と言いますが、これは必ずしも真実ではありません。

ホイールを構成する要素としてリム、ニップル、ハブ、スポークがあります。
このうち、乗って走ってみて軽さを感じる要素はあくまでも外周部にあるリムの重量であり、ハブやスポークが軽くなっても走りの軽さにはほぼ影響しません。
ここでは簡略化して、剛性という要素を無視して書いています。

完成車付属ホイールのスポーク数は、前後32本などが多いですが、前後32本からカムシンに変わった場合、フロントホイールで32-18=14本、リアホイールで32-24=8本のスポーク分が軽くなります。
合計22本のスポーク分が軽くなるわけですが、22本のスポーク分にニップル分を合わせると、恐らくは150gくらいになります。
この手の完組ホイールだと、ハブが完成車付属ホイールよりも軽いことが多いので、実際のところリム重量はわずかに軽い程度の差にしかならないことが多いです。

走ってみれば、確かに完成車付属ホイールよりは軽く感じるかもしれません。
でも、驚くほどの差にはならないので、結論から言うと【もうちょっとお金を出して、最低でもゾンダあたりにしたほうがいいと思います】。

リムが軽くなってくるのはゾンダ以上なので、どうしてもG3組のホイールが欲しいなら最低でもゾンダのほうがいいと思いますね。

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

ハブ カップ&コーン
スポーク数 F16,R21
重量 ペア 1596g
スポーク

パターン

F ストレートスポーク

R ストレートスポーク

(G3)

23cタイヤ

ワイドリム

定価 62,000円(税抜)
対応 シマノ 8-11s

WIGGLEだと、今日現在で42,564円(38%オフ)です。

ゾンダまでくるとリム重量も軽くなり、ホイールを買い替えるためにお金を出した価値が出てくるかと思います。
ハブもカムシンやヴェントと違い、カップ&コーンになるため、回転性もいいですし。

強いゾンダのデメリットを挙げるならば、23cタイヤが使えないという点でしょうか。

カムシンの場合、リアホイールが首折れスポークというのもマイナス材料です。
完組ホイールは基本的にストレートスポークですが、ストレートスポークだとスポークテンションが上がりホイールの剛性も上がります。

一方の首折れスポークですが、どうしてもストレートスポークよりもテンションをかけることができないため、ホイールの剛性も落ちます。
あと、首の部分が折れやすいという欠点もあります。

なので、どうしてもカムシンがいいというなら止めませんが、カムシンを買うお金があるなら、もうちょっと頑張って貯金してゾンダを買ったほうがいいと思いますね。
わずかな性能向上だけで済ますのか、もうちょっと頑張ってきちんと体感できる性能向上を目指すのかは、人それぞれ考え方は違うと思いますが、ホイールの場合、値段が安いもので【いいもの】はほとんどありません。
カムシンだったら、シマノのRS21とかマヴィックのアクシウムのほうが走りはよっぽどいいと思います。

結論

私の考えでは、とりあえず性能は無視して見た目だけで満足したいならカムシンはアリです。
性能も重視したいなら、最低でもゾンダ以上にしたほうがいいと思います。

カンパニョーロのホイールは、リアホイールがG3組になっていて、G3に憧れる人は多いです。
あと、構造上ラチェット音が大きくなりやすいので、ラチェット音が大きいホイールが好きな人にはたまらないのかもしれません。

私の知る限り、フルクラムのレーシング7とかカムシンとかは、スポークが折れやすい気がします。
首折れスポークだから仕方ないのですが、補修スポーク自体も高価なので、修理するにもお金が結構かかることもあります。

そう考えると、トータルで見たら最初からゾンダを買っておいたほうが得だと思います。




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