予算5万程度でホイールを変えるなら、オススメのホイールは何か?アルテグラ?ゾンダ?レーシング3?RS81-C24?

ロードバイクを買ったあと、走行性の向上を目指してホイールを買い替える人が多いですが、私の聞いている限りでは【予算5万くらい】に設定する人が結構多い印象があります。



5万前後で買えるホイールはいくつかありますが、最も最適なのは何なのでしょうか?

実売で5万前後で買えるホイールを見てみる

ぱっと思いつく限りですが、定番どころでいうとシマノWH-6800(アルテグラ)、カンパニョーロのゾンダ、フルクラムのレーシング3、マヴィックのキシリウムエリート、シマノRS81-C24あたりでしょうか。

まずはそれぞれのスペックを見てみましょう。
価格は2017年3月19日現在です。

シマノ WH-6800(アルテグラ)

定価 67,169円⇒34,202円(49%オフ)

性能    ★★★☆☆
値引き率  ★★★★★
総合    ★★★☆☆


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 ホイールセット

重量 1640g(ペア)
リムハイト 23mm
対応タイヤ クリンチャー、チューブレス
23cタイヤ
スポーク数 16/20
対応スピード シマノ8-11s

アルテグラの特徴は、チューブレスタイヤが使えるという点です。
チューブレスタイヤはその名の通り、チューブ無しのタイヤを使えるということです。
チューブレスタイヤはクリンチャーに比べて振動吸収性がいいことが多く、乗り心地がいいというメリットがあります。
チューブレスタイヤのデメリットは、タイヤ交換がクリンチャーよりもテクニックが要求されることと、パンクした場合には原則としてタイヤごと交換になるという点です。

シマノ RS81-C24

定価 94,828円⇒53,421円(43%オフ)

性能    ★★★☆☆
値引き率  ★★★★☆
総合    ★★★☆☆


Shimano – RS81 C24 カーボンクリンチャーホイールセット

重量 1502g
リムハイト 24mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ
スポーク数 16/20
対応スピード シマノ8-11s

このホイールは、9000系デュラエース(WH-9000-C24)と同じリムとスポークを使いながら、ハブだけアルテグラグレードにしてコストダウンしたホイールです。
このホイールはリムが385g程度と軽く、漕ぎ出しの軽さは軽快です。
ただし、ホイールの剛性が低めなので、体重がある人やパワーライダーにはあまりお勧めしません。
ヒルクライムでシッティングで坦々と登る人には有利なホイールです。

カンパニョーロ ゾンダC17

定価 69,541円⇒42,062円(39%オフ)

性能    ★★★☆☆
値引き率  ★★★☆☆
総合    ★★★☆☆


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

重量 1596g(ペア)
リムハイト F25mm、R30mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ ×(25C以上)
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s

ゾンダは【ホイール変えるなら、最低限でもゾンダにしたほうがいい】と言われるくらい人気が高いホイールですが、ワイドリム化したのでリム重量が重くなり、また23cタイヤが使えなくなったのが残念なところです。

フルクラム レーシング3

定価 71,122円⇒40,375円(43%オフ)

性能    ★★★★☆
値引き率  ★★★★☆
総合    ★★★★☆


Fulcrum – Racing (レーシング) 3 クリンチャーホイールセット

重量 F670g,R885g

1555g(ペア)

リムハイト F25mm、R30mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s

上に書いたゾンダとレーシング3は、同じグレードと考えていいです。
フルクラムという会社は、カンパニョーロの子会社です。
なぜにフルクラムが存在するかというと、大昔は【コンポがシマノなのに、ホイールがカンパニョーロなのはカッコ悪い】と考えられていた時代があったからです。
コンポのメーカーとホイールのメーカーがチグハグなのがカッコ悪いと思われていた時代がありました。

最近はそういう考え方もほとんどなくなり、シマノコンポでもカンパニョーロのホイールを使う人はたくさんいます。
フルクラムは、【シマノコンポのユーザーに、カンパのホイールを使ってもらうために別会社にした】みたいなイメージであって、ゾンダとレーシング3は同格のホイールです。

レーシング3のほうがわずかにゾンダよりも硬いホイールで加速性があり、ゾンダのほうがわずかに乗り心地がいいような感じもしますが、微々たる差です。

レーシング3についてはなぜかワイドリム化していないため、23cタイヤが使えるというメリットがあります。

MAVIC キシリウムエリート

定価 105,000円⇒54,999円(48%オフ)

リム アルミ(ワイドリム)
ハブ シールドベアリング
スポーク スチール
タイヤタイプ クリンチャー
リムハイト F24mm、R26㎜
スポーク数 18/20
重量 1550g(ペア)
対応 シマノ8-11s
付属品 クイックリリース

サイクリングエクスプレスでキシリウムエリートを見る

キシリウムエリートについてですが、こちらもワイドリム化したため23cタイヤが使えなくなったのが痛いところです。
このホイールはリムが軽く、リム重量は410g程度と言われています。(ただし、ワイドリム化する前のリム重量)
ワイドリム化して15g程度増えたと思われますので425g程度でしょうか。

リムが硬くて剛性も高めのホイールなので、走りの軽快感はこのクラスではピカイチです。

実際にどれを選ぶべきか?

様々な角度から、これらのホイールを見ていきましょう。

まずはリム重量。
リム重量はメーカーは非公開ですが、ネット上では様々な先輩たちがホイールをバラバラにしてリム重量を計測しています。
ワイドリム化したホイールも念頭に入れてリム重量を推測し、比較してみます。

リム重量(A) リム幅 リムテープ(B) 合計

(A+B)

アルテグラ 450 ノーマル 不要 450
ゾンダ 470 ワイド 不要 470
レー3 450 ノーマル 不要 450
キシエリ 425 ワイド 不要 425
RS81-C24 385 ノーマル 20g 405

※数字は全て推定値です。大きくは外れていないと思いますが、ゾンダC17やキシエリはワイドリム化して不明な点があります。
あと、原則としてフロントリムです。

こう見ると、リム重量ではRS81-C24と、キシリウムエリートが軽い部類になってきます。

次にホイールの剛性を考えます。
これについては賛否両論あると思いますが、私の実感では剛性が高い順に
キシリウムエリート

レーシング3

ゾンダ

アルテグラ

RS81-C24

こういう印象です。
キシリウムエリートとレーシング3は、剛性的には似たような印象があります。
リムが軽い分だけキシリウムエリートのほうが走りが軽快な印象です。

ハブの回転性ですが、スタンドにつけたうえでの回転性は、回転がいい順に
ゾンダ=レーシング3

アルテグラ=RS81-C24

キシリウムエリート

どうしてもシールドベアリングのキシリウムエリートは、スタンドでの空転時では回転が止まるのが早いです。
ただし、この5つのホイールで、実走でのハブの回転性の違いは正直なところほとんど差が出ません。

振動吸収性については、剛性と逆の順になります。

各ホイールのネガティブな点だけ挙げてみると

アルテグラ チューブレスリムなので、クリンチャーでもタイヤの脱着が面倒
ゾンダ ワイドリム化して23cタイヤが使えない
レーシング3 特になし
キシエリ ハブの回転が重い、ワイドリム化して23cタイヤが使えない
RS81-C24 剛性が低い

ハブの回転については、マヴィックはちゃんとメンテすればいい回転になりますし、スタンド上での空転と実走は違うので、個人的にはネガティブな要素だとは思いませんが、やたらとスタンド上での空転時間を気にする人もいるのであえて挙げました。

個人的な感覚では、走りの軽快さを求めるなら、この中ではキシリウムエリートが群を抜いている気がします。

体重が軽い人なら、RS81-C24のリムの軽さというのは大きなメリットだと思います。

チューブレスタイヤを使いたいなら、アルテグラはアリな選択肢です。
レーシング3にも2WAY-FITモデルならチューブレスタイヤを使えます。
チューブレス同士で比べるなら、走りの軽快さはレーシング3のほうが上に感じます。

ゾンダは、独特のスポークパターンのG3組がカッコいいですね。
走り自体はレーシング3やキシエリにわずかに負ける気がしますが、見た目も重要ですので、この辺は好みでしょう。

こう見てくると、迷いどころ満載ですよね。
なのでこの5つでもし迷うなら、最後は見た目で選んでいい気がします。
RS81-C24については、体重が重い人だけは絶対に避けたほうがいいですし、チューブレスタイヤを使う予定がないならアルテグラも除外したほうがいいです。
チューブレスリムでクリンチャータイヤを使うメリットが全くありません。

消去法でいくつか消したら、次は乗り方で考えます。
乗り心地優先なのか、走りの軽さを求めるのか。
振動吸収性がいいのは、やはりアルテグラとかRS81、ゾンダです。
走りの軽さはレーシング3、キシエリでしょう。

最後の最後で迷ったら、あとは見た目で選ぶのが正解。




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