クランクにこだわる。もし105とアルテグラをミックスして組むなら。

私がコンポの中で重視しているパーツに、クランクがあります。
もちろん、STIも大切ですし、ディレーラーも大切です。
ですがクランクは性能差が出やすいパーツだと思っています。



クランクはフロント変速に大きくかかわる

クランクのグレードにより、フロントの変速性能は大きく変わります。
フロント変速の性能差というと、初心者ほどフロントディレーラーを気にします。
ディレーラー=変速機ですから、そう感じるのも無理はありません。

ですが私は、もしフロント変速の性能を向上させたいなら、まずはクランクを変えるべきと考えています。

シマノのクランクですが、本当によくできていると思います。
というのも、上位機種になればなるほど、作りが良くできています。

クランクに大切な要素としては、まずは剛性が挙げられます。
ロードバイクに乗っていてペダルを踏むたびに、踏み込んだ方向に向かってクランクに歪みが生じます。
それと同時に、フレームのBB周りも歪みを生じます。

これはちょっとわかりづらいですが、静止状態でペダルに思いっきり体重を乗せるようにすると、この歪みは結構大きな量です。
ロードバイクはフレームやクランクが、踏み込んだパワーで歪みを生じながら走っています。

クランクやフレームに歪みを生じると、それに合わせてチェーンリングも動きます。
ここで大切なんですが、フロント変速時に、フロントディレーラーの羽に対して、チェーンリングがへいこうにあったほうがフロント変速が良くなります。
踏み込んでチェーンリングがわずかに斜めの方向を向いている状態だと、フロント変速にわずかな遅れが生じるようになります。

シマノのクランクは、上位コンポほど剛性が高く、デュラエースが最も剛性が高いです。
高いのは剛性だけでなく、お値段のほうもなんですが。

Shimano – Dura-Ace (デュラエース) 9000 Hollowtech II コンパクトクランクセット

デュラエースがR9100シリーズになってきているので、旧モデルの9000系は軒並み値下がり傾向です。

Shimano – Dura-Ace (デュラエース) R9100 コンパクトクランクセット

軽量かつ高い剛性を確保し、それでいてチェーンリングには変速しやすいような加工(ピンなど)がしっかりしているので、例えばコンポが105でも、クランクだけデュラエースにすると変速感は良くなります。

もし105とアルテグラをミックスで組むなら

フレーム組の人や、コンポの入れ替えなどで11速化しようとするときに、フル105もしくはフルアルテグラなどで統一する人がほとんどですが、中には予算の関係から【メインは105にしながら、ちょこっとだけアルテグラを混ぜたい】という人もいます。
もしくは【アルテグラをメインにしながら、所々105にしてケチりたい】という人もいるでしょう。

こういう人のパーツのアッセンブルを見ると、私の印象ですがフロントディレーラーとリアディレーラーをアルテグラにし、残りは105にしている人が多いような気がします。
これの意図は、ディレーラーというのは変速機ですから、変速機のグレードを上げれば変速が良くなるだろうという期待を込めているんじゃないかと思います。

ですが私がもし、105とアルテグラをミックスしなければならないとしたら、STIとクランクはアルテグラ、残りは105にします。

これの理由ですが、正直なところでいうと、フロントディレーラーとリアディレーラーについては、105もアルテグラもほとんど違いがありません。
私の感想としては、105で組んだバイクを、フロント&リアディレーラーだけアルテグラにしたとしても、ほとんど違いは分かんないだろうというのが正直なところです。

で、変速の軽さを実現しているのは、STIのほうがむしろ役割としては大きいので、STIはアルテグラにします。
そのうえで、上に書いたようにフロント変速時のキレを求めるために、クランクをアルテグラにします。

Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 11 スピードダブルクランクセット

BBに関しては、値段的な差が少ないのでデュラエースでもいいでしょう。

チェーンに関しても、デュラエースでもたいして高くないので、デュラエースを推奨しています。

SHIMANO(シマノ) CN-HG901 11S 116L ICNHG90111116
SHIMANO(シマノ)
売り上げランキング: 693

私なりにケチりながらも性能と値段のバランスを求めていくなら

STI アルテグラ
クランク アルテグラ
フロントディレーラー 105
リアディレーラー 105
BB デュラエース
スプロケ 105
チェーン デュラエース
ブレーキ 105

こんな構成がコスパ的にはいいのではないでしょうか?
ブレーキについてですが、105とアルテグラはわかる程度の差はあります。
なんですが、私の乗り方では、105でもさほど不満を感じていないので、105でも十分な気がします。
ヒルクライム後のダウンヒルでは、確かにアルテグラのブレーキのほうが疲れにくいように感じますが、かといって105のブレーキがものすごく疲れるかと聞かれたらそうでもないので。

とはいえ、グループセットで買ったほうが安いという現実も

実際に全ての合計を出してないのですが、イチイチパーツを選んでいくよりはグループセットを買ったほうが楽ということもあります。

Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 11スピードグループセット

アルテグラのグループセットが、定価149,900円⇒70,844~74,765円です。
値段に差がある理由ですが、クランク長やスプロケ歯数の違いです。

ちょっと気が向いたので、2017年3月26日現在の、6800アルテグラのパーツ別の値段を出してみました。

STI 23,069
クランク 16,566~20,437
フロントディレーラー 3,178~3,520
リアディレーラー 6,147~6,271
BB 2,040
スプロケ 5,835~6,399
チェーン 2,839
ブレーキ 10,623
合計 68,257~75,198

意外な事実ですが、グループセットだから安くなるわけでもなさそうです(笑)
組み合わせ次第では、もしかしたらグループセットで買うよりもバラで買ったほうが安い可能性が。


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 ブレーキキャリパー


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 11スピードダブルフロントディレイラー


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 11スピードカセット


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 STi ダブルレバーセット (11スピード)


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800 リアディレイラー


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800/105 5800 Hollowtech II


Shimano – Ultegra (アルテグラ) 6800/XT M8000 11スピードチェーン

勝手な予想で、グループセットには【グループ割】みたいなのが入っていると思っていましたが、ぶっちゃけバラで買ってもほぼ変わらないという結論でした。
これは意外。
安いからグループセットがオススメ!と書こうとしていたので、ちゃんと調べてよかった・・・

でも、グループセットに【グループ割】が入っていないなら、バラでパーツを選んで、上で書いたように【ディレーラーは105、BBとチェーンはデュラ】みたいにしたほうがコスパはいいかもしれません。

ちょっと話はそれましたが

コンポの中でも、クランクの性能が占める割合というのは思っている以上に大きいものだと思ってください。
特にフロント変速を軽くしたいと思うなら、STIとクランクだけアルテグラにしてみるというのも一つの手でしょう。

ただし、これができるのは現在105を使っている人だけです。
コンポがクラリス、ソラ、ティアグラの人は、クランクだけアルテグラなどは互換性がなくできません。
クラリス、ソラ、ティアグラの人は、変速を良くしようと思った場合に、コンポ一式交換しかないのが痛いですね。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Scroll Up