ブレーキングの基本。初心者ほどリアブレーキに頼りすぎる傾向が!

ロードバイクには前後にブレーキが付いています。
ブレーキングのときに左右のブレーキをどう使い分けるか、初心者の人ほど間違っている気がします。

初心者にオススメのブレーキングテクニックについて、書いていきます。



前後のブレーキの役割

ブレーキは前後に一つづつ付いていますが、フロントブレーキとリアブレーキは役割が違います。

ロードバイクの荷重は、フロントホイールよりもリアホイールのほうに荷重がかかっています。
その証拠に、タイヤのすり減り具合はリアのほうが速いのは皆さんが経験していることだと思います。

さてよく言われることですが、スピードを落とすために使うのはフロントブレーキで、スピードをコントロールするのはリアブレーキと言われます。
これは二輪車全般に言える基本です。

ブレーキによる制動力ですが、ブレーキキャリパーがリムを挟むことで生まれます。
最終的に制動力を生み出すのは、地面とタイヤの摩擦力であることは以前にも書きました。

ロードバイクの場合、制動力を生み出すタイヤが、ほかの二輪車よりもかなり細いのです。
そのため、根本的な接地面積が小さいため、止まる力というのはそれほど強くありません。
もし、ブレーキキャリパーの力が強力なのにタイヤのグリップ力が小さいとしたら、どうなるでしょうか?
ホイールの動きをブレーキキャリパーが止めているのに、タイヤと地面の間でのグリップ力が少ないと、タイヤはスリップする形となります。
これは一番危ない状態で、車体のコントロールが利かない状態になります。

例えばですが、ブレーキキャリパーはデュラエースなのに、タイヤが一本2000円の安物タイヤみたいな組み合わせだと、ブレーキキャリパーで止めようとしたリムの回転力を、タイヤが受け止めきれないような形になります。
タイヤが地面としっかりしたグリップ力を発揮しないので、結局はスリップしやすくなるというわけです。

初心者ほどリアブレーキに頼りすぎる傾向が

初心者の方を見ていると、リアブレーキに頼りすぎる人が多い印象があります。
私の知り合いでも、完成車付属のテクトロブレーキでは頼りないので、ブレーキキャリパーを105に変えたという人がいますが、何を思ったのか【リアだけ105、フロントはテクトロ】でした。
その人が言うには、【リアが強力なら止まれるし、フロントが強力なら前転しちゃうだろ?】とのことでした。

これは完全に間違いです。

ロードバイクのリアブレーキは、パニックブレーキみたいに強く握ると簡単にホイールがロックしてスリップします。
それに比べるとフロントブレーキはリアよりはロックしづらいのです。
これの理由ですが、そもそもリアに荷重がかかっているわけで、リアタイヤには人間の重みがたくさんかかっているため、タイヤを下に押す力が強くなるためです。

私の場合ですが、そもそもリアブレーキ自体をほとんど使っていません。
ほとんどフロントブレーキだけで峠の下りもこなします。
フロントブレーキを補助する形でリアブレーキをちょこっとだけ使うだけです。

これにはちょっとテクニックが要ります。
思いっきり前方に荷重をかけながらフロントブレーキを力いっぱい握れば、確かに前転する可能性はあります。
そもそも、全力で握りしめるというほうが間違っている気がしますが。

ブレーキレバーを思いっきり引くような握り方をすれば、フロントだけの操作では前転する可能性はあります
タイミングよく最小限だけレバー操作すれば、前転するということもありません。

初心者はフロント:リア=5:5から始める

初心者がいきなりフロントブレーキだけで運転するのは難しいので、初心者の場合は常にフロント:リア=5:5という感覚でいるほうがいいでしょう。
下り坂で前転を恐れてリアメインで操作している人がいますが、余計危ないです。
あくまでもフロント:リア=5:5で、しかもレバーを思いっきり握るのではなく軽い力で操作します。

下り坂の場合ですが、原則としては下ハンドルからブレーキレバーを操作します。
下りでブラケットを持っている初心者さんが多い気がしますが、超危ないです。

ブレーキレバーの構造を見ればわかるように、てこの原理で下ハンドルからレバーの先端を握ったほうが、軽い力でブレーキングできます。
下ハンドルが怖いという人もいるかもしれませんが、これは慣れの問題なので初心者さんは下り坂ほどきちんと下ハンドルを使いましょう。

下ハンドルの利点ですが、体勢が低くなるので、万が一落車した場合には怪我の程度が小さくなる可能性があります。
これは単純な話で、高い位置から落ちるのと、低い位置から落ちるのでどっちが怪我がひどいかという話です。

私の場合は下ハンドルから指一本もしくは二本でレバーを操作しますが、こういう軽い力でもきちんと減速できます。

初心者さんはまず、下ハンドルの練習から始め、ブレーキングは【ゆっくりと、一気に引かず】、【フロント:リア=5:5】で行うことを意識してみてください。

当たり前ですが、まずはタイヤをいいものに変えましょう。

Vittoria – Corsa (コルサ) G+ グラフェンフォールディングタイヤ

そのうえで、キャリパーがティアグラ以下なら、105以上のキャリパーをオススメします。

Shimano – 105 5800 ブレーキキャリパー




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