マヴィックとシマノのハブの違いについて、コメントがあったので解説します。

だいぶ前に書いた記事ですが、マヴィックのハブは回転が悪い?回らない?の真実というのを書きました。

この記事について、同じ方から何度もコメントやメールを頂いてまして、本来ならその方に直接メールしたいところなのですが、どうみても存在しないメールアドレスと思われ、直接返事が出来ないのでこちらに書かせていただきます。



コメントやメールの内容

まずどちらにも誹謗中傷するようなフレーズが入っていたので、全文そのままでご紹介することはできません。
コメントについてはあまりにもひどかった印象しかなく速攻削除していますので、私の記憶の中でしかありません。

ちなみにですが、このブログのコメントは全て許可制になっており、私が許可しない限りはブログ上には反映されません。

で、記憶の中にあるその方のコメントですが

空転時の回転はラチェットの抵抗がほとんどでしょ。そんなこともわかんないの??
ベアリングの回転じゃなくてラチェットの抵抗でしょ?

今回頂いたメールの内容ですが、

ベアリングの差は単体で計測器で計測しないと。
タイヤ、リム、スポーク、ハブの外的要因が大きいから空回しではダメ。嘘つき。
数値で語らないと意味がない。

こんな感じです。

ブログ記事の真意

こういうコメントは極力スルーの方針ですが、あえて解説します。

まず言いたいことですが、もう一度ブログ記事を時間をかけて読んでいただきたいと考えています。
マヴィックとシマノのベアリングの差について、マヴィックは接触式シールドベアリング、シマノはカップ&コーンと書きました。
その上で、スタンド上での空転時間と実走での差について書きました。

しっかり読んでいただければ分かると思うのですが、この記事ではいくつかの要点があります。
1、ベアリング構造の違い

マヴィックが採用している接触式シールドベアリングですが、シール性が強いため回転ロスが生まれます。
そのため、シマノが採用しているカップ&コーンのほうが、ベアリングとしての回転性ははるかに上になります。(ベアリングというよりもハブの構造ですが)

ここについて異論を持つ人はいないでしょう。

2、空転と実走での違い

スタンドでの空転時は、シマノのほうが回っている時間が長い、実走では平坦では違いは私にはよくわからず、長い下り坂でペダルを止めているときにはわずかながらシマノのほうが前に進む気がするが大きな差ではない、ということを書きました。

この2点からご理解いただきたいのは、ベアリングとしての絶対的な性能について書いているのではなく、空転時で大きな差があるものが実走でどれくらいの差になるかを書いているのです。
ですからベアリングとしての絶対的な性能差について書いているのではありません。

もう一度書きますが、

空転時ではマヴィックよりもシマノのほうがよく回ったが、それが実走でどれくらいの差として【感じるか】について書いているのであって、ベアリング単体の回転差について書いているわけではないのです。

ラチェットの抵抗云々も、関係ありません。
スタンドの空転時(=ペダルを止めている)のと、長い下り坂でペダルを止めているとき、の体感できる差についても書いていますが、ここではラチェットうんぬんの条件は同じでしょうし。

タイヤやリム、スポークなどの外的要因というのも書かれていますが、確かにそれは関係しなくはないです。
スタンド上と実走の違いは、前方からの空気抵抗が関わります。
ですが、それらを同一条件にして実験することは不可能です。
なのでグレードとして似たようなランクとしてマヴィックのキシリウムエリートとシマノのデュラエースC24を挙げています。
リム重量(正確にはリム+フラップ)の重量差は、10g以下です。
キシリウムエリートが410g程度、C24は385+18g程度ですので。

一般的に、リム重量が重いほうが重みによる惰性でより長時間回ると言われますが、それでもリムがわずかながら重いキシエリのほうがスタンド上では早く止まります。

この方が言う外的要因を考慮なんですが、スタンド上ではシマノが圧倒的に優勢だったものが実走では大きな違いにならなかったため、マヴィックホイールの持つ【外的要因】がシマノホイールよりもスペック上で上だった可能性もなくはないです。

でも一般論として、そう考える人は少ないでしょう。

この記事で言いたかったことは、
・ハブがダメと言われるマヴィックですが、確かにスタンド上で空転させるだけでは止まるのが早い
・スタンド上で止まるのが早くても、実走ではそこまでの違いとして感じない

なので数値がどうとか、そういう議論ではないのです。
スタンド空転で早く止まる=実走でも進まない、というわけでもないということを体感的に書いているだけです。

スタンド上では圧倒的な回転時間の差があったホイールを、同じ条件で外を走らせてみたらそこまでの違いを感じなかったというだけの話であって、それ以上の意味でもそれ以下の意味でもありません。

いろんな議論があっていいと思いますが

いろんな議論があってもいいと思いますが、ベアリング単体での回転差を知りたいのならば、そういう実験ができる大学の研究室にでも依頼してください。
私が言いたいのは数値うんぬんとかではなく、【スタンド空転で明らかな差があっても、それが実走でも大きな差になるとは限らない】ということを私の経験から示したまでです。

もちろんですが、これは私の体験によるもので、何ら科学性や再現性はありません。
というより、この記事については読めばわかる通り、科学性や再現性を追求しているわけでもなく、あくまでも【経験上】の話です。
なので誰が経験するかにより感じ方が変わる可能性もありますが、私の知人などもほぼ同じような意見だったのでこのように書いているわけです。

最近いろんなところで【何ワット低減】などというフレーズを見かけますが、個人的な考え方として、それが体感できる差でないならばその人にとってその【何ワット】はどれくらい意味を持つのか?という疑問があります。
もちろん、即座に体感できなくても長距離乗ってわかるようなものもありますが、それでも体感できないような差ならばプラシーボ以上の意味を持たないと考えています。

要はロードバイクは、実験室で転がすものではなく、あくまでも外を走ってなんぼのものです。
外を走って、何回乗ってもよくわからない性能差なら、大きな意味を持たないですよね。
つまりはそういう意味での記事です。

コメントを頂いた【あ】さんにお伝えしたいのですが、もしきちんと議論をしたいのならば、誹謗中傷的な内容を含めず、なおかつきちんとしたメールアドレスを使っていただければ、いくらでもお話に付き合います。

そうではなくご自身の主張を通すために誹謗中傷しながらじゃないとできないようでしたら、私としては相手できません。

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