イタリアンバイクでもアメリカンバイクでも、結局は台湾製造だから同じという理屈。←合ってる?

先日、あるロードバイクに乗る方と会話していて議論になりました。
その方の理屈はこうです。

イタリアのブランドでも、アメリカのブランドでも、結局は台湾のメーカーがフレームを製造している。
アメリカンブランドのトレックだって、製造は台湾のジャイアント。
ビアンキだって台湾製造でしょ?
だから製造委託している分だけ余計なコストがかかっているし、結局はロゴとかカラーが違うだけで台湾メーカーのフレームと乗り味は変わらない。
だから、台湾ブランドのロードバイクを買ったほうがコスパがいいんだ。




こんな理屈です。

確かに、製造自体は台湾というものが多いです


《在庫あり》【ボトルプレゼント】Bianchi(ビアンキ) 2019年モデル VIA NIRONE7 PRO105 (ヴィアニローネ7プロ105)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

イタリアブランドでも、トップモデルだけイタリア製造でそれ以外は台湾のメーカーに作らせている(いわゆるOEM)というものは多いです。
トレックもそんな感じで、フレームの製造自体はジャイアントです。
確かトップモデルだけは違うような気がしましたが、どこまでをジャイアントに製造させているかはわかりません。

スペシャライズドだって、製造自体はメリダだったはずです。

TIMEみたいに自社製造にこだわっているブランドもありますが、多くのメーカーは台湾のメーカーに製造委託(OEM)しているのが普通です。

台湾で製造している理由

台湾メーカーに製造委託している理由ですが、これは単純に製造原価が安いということと、製造技術が高いという理由です。
自社生産にこだわると、逆に高くつく場合もあります。
これは人件費の問題や、自社で製造設備を持つことのコストなど様々な問題があるのでしょう。

同じくらい仕事をしても、貰える給料は国によって違います。
人件費の違いは結構大きいです。
また自社工場を持てば工場維持費にお金がかかりますが、他社に製造委託したら自社工場は要りませんし。

またフレーム製造技術に関しては台湾メーカーは確かな腕を持っているところばかりで、外注しちゃったほうが安くていいものができるというのが真相でしょう。

台湾メーカーに作らせても、台湾メーカーのオリジナル商品と同じではない

議論した方の言い分ですが、結局はロゴとかカラーが違うだけで、台湾メーカーが作っているのだからフレーム自体は同じだ!という感じなのですが、当たり前ですがフレームの設計についてはそれぞれ自社で行っています。
フレームの設計などまで台湾メーカーに委託しているわけではありません。

そりゃ、すごく大雑把に見れば、ロードバイクのフレームは前三角があって後ろ三角があるだけのシンプルな構造です。
その前三角と後ろ三角という点だけで見れば、当たり前ですがどのロードフレームも同じです。

ですが、どこにどういう剛性を持たせようとか、空力が、などの部分は、当たり前ですがそれぞれのブランドが独自に設計しているわけで、台湾のメーカーが作っているからと言って全く同じフレームでロゴとかカラーだけを変えているわけではないのは一目瞭然でしょう。




例えばですが、モーメンタムというブランドが激安のロードバイクを販売しています。
モーメンタムは【ジャイアントで製造している】と宣伝していますが、当たり前ですがジャイアントのロードバイクと同じ性能ではありません。
作る人が同じでも、かけるコストが変われば違うものができるのは当たり前です。

高級店の寿司屋の主人に、スーパーで買ってきたマグロを握らせても、高級店と同じ味にはならないというのは誰もがわかると思いますが、作る腕とかけるコスト(素材)があってこそのロードバイクです。
逆に最高級のマグロを、回転寿司屋のアルバイトの人に握らせても、高級店と同じ味にはならないのもわかると思います。
モーメンタムのロードバイクを全否定するわけではありませんが、やはり【値段なりのロード】にしかなりません。

コストという面では勝てない

台湾ブランドは、自社で設計し自社で製造するわけです。
その他の多くのブランドは、自社で設計し、台湾メーカーに製造を委託するわけです。

なのでイタリアンブランドやアメリカンブランドなどは、製造を委託している分だけコストという面では台湾ブランドに敵わないのは間違いない事実です。

具体的なところを出しちゃうと、ジャイアントやメリダって、同じようなグレードを出している他国のブランドよりも安いですよね。
これはまぎれもない事実です。
同じ価格なら、ジャイアントやメリダだとコンポのグレードがワンランク上がることすらありますので。

値段だけで見るなら台湾ブランドは有利、性能は乗ってみないとわからない


《在庫あり》【輪行袋プレゼント!】Bianchi(ビアンキ) 2018年モデル ARIA ULTEGRA (アリアアルテグラ)

こうした事情から、値段だけで見るならば台湾ブランドは圧倒的優位にいます。
ですが性能自体は乗ってみないとわかりません。

これは決して台湾ブランドが性能的に悪いというわけではないのですが、結局はロードバイクを選ぶとき、まずは見た目で気に入るかという問題があります。
いくら性能がいいと評判のバイクでも、見た目が気に入らないものは買わないでしょう。

性能というのは絶対的なものではなく、最終的には乗り手に合うか合わないかという話だけです。

結局のところ何を言いたいかというと、確かに台湾ブランドの【コスパの良さ】というのは際立っています。
メリダとか本当にいいバイクを作っていますし、見た目もいいですよね。

コスパと書きましたが、私が思うに、要は乗りたいバイクに乗るのが最もコスパがいいと思うんです。
ジャイアントやメリダがいいと思う人はそれでいいでしょうし、キャノンデールやコルナゴがいいという人はそれでいいでしょうし。
別に他人のバイクがどうであろうと、関係ない気がします。

で、最初の問いかけですが、台湾で作っているから同じなんだという理屈はどう考えても的外れです。
あくまでも設計自体は自社でやっています。
トレックならアメリカで設計開発し、製造は台湾みたいな感じ。
ビアンキもイタリアで設計開発し、製造は台湾のような感じです。

今現在自社製造しているメーカーというのは限りなく少ないのが現状です。
TIMEのフレームとかは、やっぱり高いだけあって質感なども高級感が出ています。
でも当たり前というか、高いから高級感があって当然ですよね。

ほとんどの一般サイクリストは、性能だけを追求しているわけではないと思います。
やっぱ見た目で気に入ったものに乗りたいというのが人間でしょう。
だから好きなものに乗ればいいだけです。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする