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11-34Tのスプロケって、初心者向けで良くないですか?【質問いただきました】

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以前にロー32Tとか34Tのスプロケについて記事を書いたことがあるのですが、これに付随して質問いただきましたので回答いたします。
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これからロードバイクを買う予定の者です。

 

ロー34Tなどのスプロケが使いにくいということを書いていますが、私は逆で初心者には幅広いギアをカバーしているほうが使いやすいんじゃないかと思うのですが、この考え方はどうですか?
ギアが足りなくて坂道登れないなんてことは避けたいですし、最近はプロでも34T使っていると聞きました。

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回答いたします。

これは考え方次第です

前にも書きましたが、近年はローギアの歯数が大きいものが増えてきました。
私がロードバイクに乗り始めたときは、完成車についていたスプロケは12-25T(10速)でした。

 

私の見ている限りですが、2018年モデルの完成車だと特にクラリス(8速)完成車は11-34Tという超ワイドギアを付けて売っているものが多いように感じますし、最近私が買ったロードバイクも11-32T(11速)が標準装備でした。

 

確かに、ギアが足りたくて登れないというリスクをカバーしているのが、11-34Tなどの超ワイドギアです。
確かに激坂では安心ですよね。

 

私は元々、クロスバイクに乗っていたのですが、クロスバイクは3×8速でした。
8速なのでコンポとしては最下層のアルタスというものですが、これはMTB用コンポなので、ついていたスプロケは11-32Tでした。

 

クロスバイクでは週に二回、100キロライドとかかなり走っていたのですが、当然のように山超えとかもしています。
で、ローギア32Tなんて使わないんですよね・・・
使わないというよりも、使いづらかったです。

 

最初の記事でも書いた通り、シフターを一段カチッとすると軽くなりすぎたり、重くなりすぎたりで【その中間が欲しいんすよ!!】という気持ちでいっぱいでした。
なので早々にスプロケを変えて使っていました。
クロスバイクの場合、フロントが3枚あるので困ったらフロントギアをインナー(一番軽い)に入れればいいやと思って、13-23Tという8速ではかなりのクロスレシオのスプロケにしていたんですね。

 

これがまた、超使いやすい。

 

クロスバイクはフロントトリプルだったのでロー23Tでも行けましたが、ロードバイクはフロントダブルなのでロー28Tくらいかなという印象です。

 

要は使いやすさ重視なのか、安心感重視なのかという考え方次第なのかなと思います。
なので質問者さんが言っていることが間違っているとは思いません。

リアの枚数にもよる

クラリスは8速ですが、アルテグラは11速です。

 

アルテグラ11速の11-32Tと、クラリス8速の11-32Tでは、ギアとギアの【飛び飛び感】が違うというのはわかると思います。

 

これの歯数構成ですが、

 

11‐12‐13‐14‐16‐18‐20‐22‐25‐28‐32T

 

トップ側(重たいほう)については1T差とか2T差で、最後のほうで4T差となっています。

 

一方のクラリスはどうでしょう?
クラリスの最近の超ワイドレシオ、11-34Tを見てみます。

 

これの歯数構成ですが、

 

11-13-15-18-21-24-28-34T

 

飛び飛び感が半端ないです。

 

確かに、激坂を登るには安心感があると思いますが、平坦道を走る分には超不満だと思います。
たまたま足に合ったギア選択が上の中にあればいいですが、【15と18の間が欲しい!】とかそういう話になってくると思います。

確かにプロ選手もロー34Tを使っているけど

質問者さんが言うように、最近はプロ選手でもロー34Tなどのスプロケを使っています。
ですが、これは山岳レースの時だけだと思います。

 

ツールドフランスが終わりましたが、平坦ステージとか山岳ステージとか様々なコースを走ります。
プロ選手の場合、チームにいるメカニシャンが、コースレイアウトに合わせてスプロケも変えているはずです。
平坦ステージで11-34Tとかは使わないはずです。

 

一般人でも、走るコースに合わせてスプロケを変えている人もいます。
私の知人ですが、平坦メインのコースと、ヒルクライムするときではスプロケを変えています。
私は面倒なのでしませんが、ロー28Tまであればなんとかなると思っていまして、シッティングで登れない坂はダンシング(立ち漕ぎ)すればいいと思っているので、正直困ったことはありません。
ギアが足りないと頭を使って登るしかないので、より考えるようになっていくというメリットもあります。

 

ロードバイク初心者さんがよく走るのは、山岳よりも平坦だと思います。
いきなりヒルクライムに挑戦する初心者さんを見たことがないですが、やっぱ最初は平坦で練習しだすと思います。

 

そうなったときに、クラリス8速とかの11-34Tだと劇的に不満を感じると思うので、個人的には購入段階でロー28Tあたりのスプロケに変えたうえで納車してもらったほうが後々便利な気がするんですよね。
スプロケ変えると、チェーンの長さやディレーラー調整も必要です。
購入時に変えてもらうなら工賃は取らないお店がほとんどですし、最初にバッチリ仕上げてもらったほうがラクな気がします。

 

とは言え、この辺は考え方次第です。
無理に変える必要はないと思いますが、私の経験に基づく話でいうならば、ローギアは28Tくらいまであれば何とかなると思うので、購入時にスプロケ交換をオススメしています。

 

11sで11-34Tの場合、トップ側が飛び飛びになる程度で常用ギアによってはむしろ11-34Tでもいいケースはあります。

 

スプロケ歯数の決め方。
完成車を買って最初に交換するのはタイヤとチューブ。 次にホイールかなと思うのですが、走りやすくするためにはスプロケットの歯数を変えるという方法もあります。 どうやって歯数を決めていくのかという話。 まずはアルテグラグレードで 歯数構成が多い...

 

なのでリアのギアの枚数次第でも変わるのですが、8sの11-34Tはちょっと使いづらいかなというのが本音です。

 




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