正しいチェーンへの注油。無駄なく、潤滑し、それでいてキレイに。

先日チェーンを洗ったわけですが、洗った後には注油です。
注油ですが、単にオイルをかければいいってもんでもありません。

そんな注油のポイントを。



注油は最小限の量で、必要な場所のみに

オイルは皆さんお分かりのように、ヌルヌルしています。
このヌルヌル感がチェーンの潤滑に欠かせないわけですが、同時に埃、砂など汚れを引き寄せるという性質があるわけです。

なので不要な場所に注油すれば、そこに汚れが溜まります。
汚れが溜まればそれが抵抗になるため、走行性能は落ちます。

なので注油するときは、最小限の量を、必要な場所のみに行うことがポイントです。

チェーンでオイルが必要なのは、可動部であるリンク部分だけです。
チェーンのプレート部は可動しませんので、オイルは不要です。

注油の仕方

チェーンのコマだけにオイルがあればいいので、コマだけを狙って注油します。
ロードバイクだと、だいたい110リンクくらいのコマがあるわけですが、どこから注油していったかをわかりやすくするため、まずはコネクトピンの場所を探します。

一か所だけ色が違う場所があるので、ここから注油していけば不要な注油は避けられます。

コマのみを狙って注油します。


量ですが、ちょん、ちょん、と少量で大丈夫です。
ボトルを押す意識はなく、コマに先端を載せて一滴ずつ落としていくイメージ。

スプレータイプの場合、コマだけを狙うのは困難です。
スプレーを押したときの勢いでズレますし、量もコントロールが難しいです。
なのでスプレー式の場合、こういうものに移し替えてやったほうがラクです。

ここからがポイントです。
オイルはコマの内部にある可動部にだけあればいいので、チェーン表面には不要です。
なので表面をふき取っていくのですが、注油してすぐにふき取ると意味がありません。

オイルはじっくりと内部に浸透していくので、注油したら一晩くらい放置してあげたほうが内部まで浸透します。
内部まで浸透してから表面をウェスでふき取ります。

クランクを回して一気に内部まで浸透・・・という方法もあるようですが、細かいオイルが飛び散るのと、遠心力がかかるため内部まで浸透するかは微妙です。
オイルが外に外に逃げようとしてしまいます。
なので一晩放置のほうが確実性があります。

また注油すると古いオイルがチェーン内部から染み出ようとします。
新しいオイルが古いオイルと汚れを外に追いやるイメージです。

もちろん、注油前にはディグリーザーなどで洗浄していると思いますが、ディグリーザーを使っても内部まで完璧に汚れが落ちるわけではありません。
こういう内部の汚れを外に出すためにも、一晩放置して浸透させた方がいいです。

一晩放置して拭いた後は、一通り変速を試してみます。
ここでチェーンからギシギシ音がするようならば内部まで浸透していませんので、やり直しです。

防錆効果のためにチェーン表面にもオイルが必要と言い張り、チェーン表面にも注油する人もいますが、それは半分正解で半分間違いです。
確かに、防錆効果はあります。
なのですが、コマに注油した分が使っているうちにチェーン表面まで覆うため、その程度の油分で十分なのです。
わざわざチェーン表面のプレートなどにも注油すると、その分は【多すぎる油分】となり、埃や砂など汚れを引き寄せるだけです。




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