中華カーボンホイールのインプレをしてほしいという話が多いので・・・

ここ最近、メールなどでよくいただく内容に【〇×ホイールってどうですか?】とか【△〇ホイールって乗ったことがありますか?】などのいわゆる中華カーボンホイールのことを良く聞かれます。
私自身、正直なところこの手のホイールはあまり欲しいとは思っていません。
理由については後述しますが、個人的にはホイール選びについては大手メーカーのものを選びたい気持ちが強いです。



とは言え、大手メーカーのカーボンクリンチャーが余裕で20万以上するのに対し、いわゆる中華カーボン勢は10万もしないわけで、半額以下です。

中華カーボンホイールとは?

これについては諸説ありますが、要は【中華圏で製造されたカーボンリムを使った無名ブランド品】という見方をして差し支えないかと思います。
まあ、ぶっちゃけ言えば、ほとんどのブランドのカーボンフレームは台湾という中華圏でOEM製造されているわけですから、そういう見方をすればほとんどのカーボンフレームは中華カーボンとなってしまいます。
そうではなくて、あくまでも認知度が低いメーカー(非大手)のものと考えたほうがいいかもしれません。

昔は、有名メーカーのカーボンリム用の金型を横流しして作っているとか、いろんな噂がありました。
実際のところそういうことがあったのかなかったのかは知りませんが、今現在はカーボンリム製造メーカーのオリジナル金型を使って製造しているようです。

どれだけのリム製造メーカーがあるのかは知りませんが、数社のリムををたくさんの【ホイールメーカー】が買ってカーボンホイールとして売っているのが実態かと思われます。
そのため、【ホイールメーカー】のオリジナルの要素はせいぜいロゴなどのデザインくらいで、リム自体は同じということも多々あるようです。

大手メーカーのカーボンホイールと、中華カーボンホイールの違い

大手メーカーのカーボンリムでも、自社製造しているところは少ない気がします。
これについては明確にデータがあるわけでもないですし、メーカーに聞いても教えてくれないでしょう。

大手メーカーのカーボンリムの場合、設計などについては自社で行い、製造自体は他社に任せるというのが一般的です。
大手メーカーのホイールは、剛性バランスなどを計算し、ハブの設計、スポーク数なども勘案してリムの設計を行います。
なので原則としてはその会社オリジナルのリムとなります。

中華カーボンホイールのメーカーは、中華カーボンリムを作っている会社からリムを買ってきて、そのリムと市販品のハブやスポークを組み合わせてホイールとして完成させます。
なので実態としては手組ホイールです。
リムの設計については、ホイールメーカーがほぼ口出しできないようなイメージで、せいぜいホール数を変えるとかそれくらいしかできないはずです。
リム自体の設計に関わらないので、独自の金型を作る必要もなく、設計コストや金型の製造コストがなくなるというメリットがあります。
そのためトータルとして安くできるというワケです。

これらの違いが走行性にどう出るかというと、これは人それぞれですしホイールによっても違うので何とも言えません。
ただよく言われることですが、ホイールとしての剛性バランスは大手メーカーのものに分がある気がします。
中華カーボン系の場合、モノにもよりますが剛性が低いものもあるようです。

中華カーボンという括り

私が考えるに、中華カーボンホイールという括りは、決して【中華圏のメーカー】だけの話ではないと考えます。
要は、
・自社でリムの設計に関わらず、オリジナルの金型などを持たない
・原則として、主に中華系リムメーカーから買い取ったリムを使う
・リム自体の設計は普通に流通しているモノで、オリジナル性はロゴなどのデザインのみ

よくネット上で見かけるICANなども中華カーボンホイールと言われます。

大手メーカー品で38㎜ハイトのフルカーボンホイールは、こんな値段では買えません。

この辺もそうでしょう。
大手メーカー品で60㎜ハイトなら、この値段では前輪すら買えないでしょう。

デザイン性については、結構悪くないかも。
ただ、説明文のニッポンゴは、もう少し頑張ったほうがいいと思いますね。
【車輪の燃焼の確率を低減することができる】と書かれていますが、要はリムの放熱性の話でしょう。
急に車輪が燃えてしまう可能性は、どこのホイールでも限りなくゼロに近いです。

もし走行中にリムが燃えて火災になった人がいましたら、教えてほしいですw

ここのリムは、デザインがシンプルなのでいろんなバイクに合わせやすいかもしれませんね。

あまり知られていないかもしれないけど、FFWDだってある意味では中華カーボンです。
FFWDのリムは、普通に市販されているリムをオランダで手組しているというだけの話なので、リムの設計にオリジナル性がないという意味では同じでしょう。
FFWDのリムは、カーボンリムとしては結構いいんですけどね。

Fast Forward – F4R フルカーボンクリンチャー 240s ホイールセット (ブラック)

最近ウイグルで出しているオリジナルカーボンホイールの【PRIME】についても、恐らくはリム自体の設計を自社で行っているわけではないでしょうから、このカテゴリに入れていいのだと思います。

Prime – RR-38 カーボンクリンチャーロードホイールセット

リム  T700 UD カーボン
ハブ CNC 加工済み 7075 アロイハブボディ RO20
スポーク数 F20(ラジアル)

R24(2クロス)

タイヤタイプ クリンチャー

チューブレス

リムハイト 38mm
リム幅 内幅16.5㎜

外幅25㎜

重量 1510g(ペア)
対応 シマノ8-11s
23cタイヤ x(25c以上)
付属品 クイックリリース、バルブエクステンション、リムテープ、ブレーキシュー、替えスポーク

PRIMEのホイールは、何気に見た目がカッコいい。
遠目に見たら、ボーラのダークラベルと間違う人もいるかもしれないw
ちょっと高級感があるような気がします。

8月31日までバウチャー利用で1万円引きということで、実質7万弱で買えるというメリットもありますね。

こちらはリム内幅が16.5mmなので、23cタイヤだと23÷16.5=1.3939となります。
一応、タイヤ幅÷リム内幅が1.4以上になることが望ましいとされているので23cは適合外かと思うけど、1.3939という微妙な数字が出てきたことも一応書いておきます。
ここら辺は自己責任で。

私が中華カーボンクリンチャー購入を躊躇う理由

これらが大手メーカー品ホイールとの大きな違いとして挙げられるのが、手組ホイールということです。
手組自体は悪いものではないと思っていますし、条件次第ではすごくいい手組ホイールができます。

その上で書きますと、手組ホイールはスポーク形状が首折れ(Jベンド)です。

大手メーカーの完組ホイールはストレートスポーク。

首折れスポークでなおかつスポーク数が少ない場合、首の部分が折れやすいという問題があります。
特に体重が重めの人が使った場合ですが、F20,R24だと首折れスポークは厳しいなと感じるからです。

F20,R24の首折れスポークの場合、個人的には推奨されるのは体重70キロ以下かなと思うのです。

もちろん、それ以上の体重の人が使ったから即座に折れるわけではないですが、スポーク折れのリスクが高まりますし、そもそもホイールとしての剛性が弱く感じる可能性もあります。
もちろん、中華ホイールでもストレートスポーク仕様のも見かけますが、要はホイール全体としての剛性を計算せずに、ありきたりなリムとハブで組んでいるという面から、完組の剛性には敵わないと読んでいるからです。

ですが、ボーラの半額以下で買えてしまうというのは大きなメリットです。
使う人のスペックと、使う状況を考えれば、よく走るホイールとなる可能性も秘めています。

なのでどれか一つ、選んで買ってみたいなと思っていますが、ちょっと悩み中です。
FFWDなんかは、プロ選手もレースで使っていた実績がありますので、モノ自体が悪いとは思いません。
最近なにかと話題だったSA〇RAについても、一説によると中華カーボンリムという話も出てきていますが、これも真相は謎です。

さて、何を選びましょうかね。
あとこの手のホイールでいつも思うのですが、なんでほとんどが38mmハイトなんでしょうか?
いろんなリムメーカーがあるなら40mmとかいろんなものがあっても良さそうなんですけどね。




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