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ディレーラーの調整はどれくらいの頻度でやりますか?【質問いただきました】

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ディレーラーの調整について質問いただきましたので回答いたします。
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ロードバイクにある程度乗っていると、ワイヤーが伸びてディレーラーの調整が必要になると聞きました。
どれくらいの頻度でやるのでしょうか?
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回答いたします。

ディレーラーの調整

質問者さんが言うように、ロードバイクに乗っているうちにワイヤーの伸びが生じますので、ディレーラーを調整(というよりもワイヤーの調整)をしないと変速が狂います。
シフターをカチッとしても、ガラガラいって変速が遅れるとか、そういう症状が起こるわけです。

 

どれくらいの頻度で調整するかですが、まず知っておきたいこととしては【初期伸び】の存在です。
新品の完成車を買った場合、ワイヤーも当然ですが新品です。
新品のワイヤーは使っているうちに異常なくらい伸びるのですが、これを初期伸びと言います。

 

大体の目安ですが、購入後1ヶ月後には初期伸びの調整をしないとまともに使えません。
変速がガチャガチャいったり、シフター操作をしていないのに違うギアに変わったりします。

私の目安では、新車で300キロも乗ったらかなりワイヤーが伸びるので、ここで一度初期伸びの調整をします。

 

で、一度初期伸びを取ったあとのワイヤーは、それ以降はそれほど伸びません。
初期伸びのときは1センチくらいは伸びているのでは?と思うのですが、ここはアジャスターで調整するのではなく、できれば一度ワイヤーを外して引っ張りなおして組み立てます。

 

初期伸び以降の調整ですが、私の場合は基本的に【乗る前に毎回】です。
といっても、ほとんどのケースではアジャスターを触りません。

 

乗る前に空気を入れて、ブレーキレバーを握って簡単に確認して、そのついでにクランク回して一通り変速を試します。
この際に異常があればアジャスターを回して調整しますが、そうでなければ基本はチェックして終了です。

ディレーラーの調整方法

一番やりやすいのはシマノのマニュアル通りにすることです。

で、必ずこの通りにしているかというと、そんなこともありません。

 

ディレーラーの調整がうまくいっていない場合、原則としてはシフトダウン(軽くする)もしくはシフトアップ(重くする)のどちらかで問題が起きています。
シフトダウンはするけど、シフトアップがもたつくならば、リアディレーラーのアジャスターを時計回りに回して調整します。

この逆ならば、反時計回りに回します。

このときに回す量は、せいぜい8分の1回転程度です。

フロントディレーラーも同様に調整します。

ほとんどありませんが、ロングライド中に変速のもたつきが気になった場合に、いちいちギアをセカンドに入れて・・・などとやらずに、シフトアップとシフトダウン、どっちにもたつきがあるのかでどっちに回すか決めるだけです。

ワイヤーが緩む、締める・・・という風に考えると混乱する人もいるので、私はこのように考えます。
・アジャスターを反時計回り(左回り)にすると、リアディレーラーは後ろから見て左(ローギア側)に寄る

・アジャスターを時計周り(右回り)にすると、リアディレーラーは後ろから見て右(トップギア側)に寄る

 

例えばシフトダウンがもたつく場合、シフターをカチッとしたのにリアディレーラーが右(トップ側)に寄っていると考えます。
なのでロー側に寄せたいので、左回し(反時計回り)にします。

 

シフトアップがもたつくならば、リアディレーラーが左(ロー側)に寄っていると考えます。
なのでトップ側に寄せたいので、右回しにします。

 

ここで注意点ですが、基本的にはトップ・ローアジャストボルトは弄りません。

ドライバーが刺さっているところです。
ここは一度調整を決めたら、狂うことはありません。
なので完成車では間違いなくここはきちんと調整されていますので、ここを弄る必要があるとしたら、ホイールを替えた時か、購入店の調整が下手な時だけです。

 

ここは下手にいじるとややこしくなりますので、原則として弄ることはありません。

 

ディレーラーの調整をどれくらいの頻度でやるかですが、【1000キロに一回】などの距離や時間による目安はありません。

ただし初期伸びは購入後一カ月くらいが目安です。

毎回乗る前に一通り変速を試し、おかしいところがあったら調整するだけです。

ついでにチェーンオイルが切れてないかも見ておいたほうがいいですよ。

ある程度乗ったらディグリーザーで脱脂してから注油したほうがいいですが、ちょっとのオイル切れでなおかつ汚れも少ないなら、脱脂せずにオイルを垂らすだけでもいいです。

 

ちなみにオイルは垂らしたら一晩放置してから拭いたほうがいいです。
これの理由ですが、オイルがピンの内部まで浸透することと、新しいオイルによって汚れが表面に浮き出てくるからです。
浮き出てきてから拭けば、汚れ落としの効果もあります。




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