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クイックリリースの軽量化は効果があるのか?

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ロードバイクに乗る人なら誰でも操作したことがあるだろうクイックリリース
クイックレリーズとかいろんな呼び方がありますが、それは本題ではないのでとりあえずここではクイックリリースと呼びます。



で、クイックリリースの中にはチタン製などで軽量性を謳っているパーツもあります。
そのクイックリリースのことで質問をいただきまして、【軽量クイックってどうですか?走っていると違いますか?】と聞かれたので回答いたします。

ホイール付属クイックリリースの重量

ちょっと画像がないのですが、過去に計ったことがあります。

 

私の知っている限りですが、(前後セット重量)
・MAVIC キシリウムエリート  108g
・シマノ WH-RS010   129g
・MAVIC アクシウム  109g

 

こんな感じだったと思います。
もしかしたら若干の記憶違いがある可能性もあるのですが、マヴィックって結構軽いのにシマノって重くね?と会話していたことがあるので、だいたいはこんな感じだったと思います。

 

クイックリリースは、マヴィック、シマノ、あとはオーストリッチの輪行袋に付属するエンド金具のクイックリリースしか使ったことがありません。
この三つでいうならば、マヴィックのクイックリリースはなんか使いやすいうえに固定力が高い気がします。
シマノも悪くはないんですけど、マヴィックに比べると使い勝手でやや落ちる印象。

 

オーストリッチの輪行袋についていた、エンド金具用のクイックリリースは、そもそもエンド金具を支えるだけだけのものなので、固定力はげマヴィックやシマノなどのホイール付属物から見ると質ははるかに悪いです。
ただし、別にホイールをつけて路面からの衝撃などでズレないよう固定力を確保しているのが【ホイール付属のクイックリリース】、輪行時にエンド金具がズレないだけの強度があればいい【輪行袋のエンド金具用クイックリリース】では目的が全く違うので、比較することに意味はありません。

 

ただし、何らかのトラブルで、緊急時に輪行袋付属のクイックリリースで走れと言われたら、ちょっと恐怖かもしれません・・・

軽量クイックリリース

TNI Shaved クイックレバー

重量はペアで45g。
一般的なクイックリリースの半分以下の重量ですね。

一応、TNIはパーツメーカーの中ではメジャーなほうです。

TOKEN TK2341 ARSENALクイックリリースセット

TOKENも軽量パーツが得意なブランドの一つですが、超軽量クイックもあります。

重量はペアで36.2g。
ファッ!っと変な声が出そうです。

下記のクイックも含め、まとめておきます。

TK2431 TK220 TK221 TK2390
重量 36.2g 73g 51g 123g
アクスル素材 Y-CUTチタン ステンレス Y-CUTチタン スチール
レバー素材 カーボン / アルミ

TOKEN(トーケン) TK221 HERO ロードクイックリリース Yカットチタンシャフト

重量はペア51g。
トーケンって、BBのカップの色もそうですけどカラフルなのがお好きなブランドという印象があります。

BBB チタンクイックリリース

ペア重量52g。

正直なところでいうと、アマゾンで探すと200円弱のクイックリリースとかもあります。
そういう商品はよーく読むと、さほど軽いわけでもないのですが、ホイールメーカー付属品よりはわずかですが軽かったりします。

軽量クイックリリースの効果

ホイールメーカー付属のクイックリリースが仮に120gだとしましょう。
軽量クイックで見たところ、軽いものだと36.2gというものもありました。

 

その差は83.8gになります。

 

500円の重量は7gなのですが、つまりは500円玉12枚分の軽量化ということになります。

 

こういわれてもピンと来ないかもしれませんが、約80gの軽量化で乗ってみての印象が変わるのかと言われたら、わかる人は正直いないレベルだと思います。

 

厳密にいうと、リムが80g軽くなったら、多くの人は漕ぎ出しや加速時の印象が変わると思います。
リムの軽量化は、体感しやすいところです。

 

ホイール中心部にあるクイックリリースの軽量化ですが、ぶっちゃけて言うならば絶対にわかんないレベルです。
もし試したいなら、バイクのいろんなところに500円玉を全部で12枚張り付けて走ってみて、そのあとに500円玉を全部外して走ってみて違いがわかるのかを確認してみてください。
これで明確に違いがわかる人なら、クイックリリースの軽量化は効果絶大になる可能性もあります。

 

個人的にはボトルが満タンの状態(500ml=500g程度)と、ほぼ空っぽの状態(100ml=100g程度)で走った見ての違いは分からないです。
400gくらいドリンクが軽量化されてもわからないので、クイックリリースの80g程度の軽量化にお金をかけたいとは思いません。

こういうパーツですが、軽量バイクを組む人には有効です。
例えば、どうしても5キロ台のバイクを組みたいが、どうやっても6.01キロになってしまうなどの場合ですね。
残りの数グラムにどんな意味があるかというと、どうしても5キロ台にしたいという自己満足だけです。
走ってみて違いを感じるかと言われると、わかんないレベルです。

 

あと、軽量クイックで気を付けたほうがいいのが、固定力の甘さです。
安いクイックリリースで時々あるのですが、どうにも固定力が甘くてホイールがズレる場合があります。
これ、超危険なのです。

 

なので重量だけにこだわって、安すぎるクイックリリースを買うのもやめたほうがいいでしょう。

 

知人の例ですが、軽量クイックではない普通のクイックリリースで走り、リアの締め付けが甘かったらしく、段差でホイールが外れたという猛者がいます。
盛大に骨折しました。
まあ、クイックの締め付けが緩いとか論外なのですが。

 

この事件以降、私はクイックの重要性について再認識させられたので、重量はどうでもいいから固定力重視にしたいと思いました。
軽量クイックでもしっかり締め付けられるものもありますし、そういうのはなかなか高価だったりします。
そうなると費用対効果が悪いですし、かといって安物軽量クイックリリースだけは危なくて使いたくないし。
まあ、安物クイックリリースでホイールが外れるということはさすがにないと思いますが、ズレるという話は時々聞きます。

 

そう考えると、純正品は最高(笑)となるんですよね。

 

人それぞれ考え方はあると思いますが、軽量クイックリリースは安さにつられて買わないほうがいいかなと思っています。



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