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スプロケットの組み立ては難しい??バラバラになったら組み立てるのが大変??

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ロードバイクの整備・メンテナンスで、チェーンやスプロケの洗浄がありますよね。

 

スプロケは歯の間にウェスを差し込んで拭くのでもいいですが、それではある程度はきれいになるものの汚れは落ち切りません。
なのでスプロケを外して、ディグリーザーなどに漬け置きしたほうがよりきれいになります。

 

ところが、スプロケを外した後、スプロケは構造上バラバラになるので、元通りに組み立てられるか不安という人もいます。
そんなわけでスプロケの洗浄と組み立てについて書いていきます。

スプロケの外し方

これはなんども書いていますが、二つの工具が必要です。

いろいろ工具が映っていますが、使うのは左側にある二つだけです。


ほかのサイトなどでモンキーレンチを使う方法なども紹介されていたりしますが、上の工具があればシマノのカセットなら問題なく脱着できます。

 

外すときはこの二つの工具を使います。

工具をかけて、左右の手に体重を乗せるイメージです。
最初はちょっと硬いことが多いですが、立って体重をかければグリっと外れます。

スプロケの洗浄と組み立て

スプロケですが、私はトレイみたいなのにディグリーザーを入れて漬け置きにします。


スプロケはバラバラになります。

ブラシで汚れを掻き出して、ディグリーザーは最後はきちんと拭いてください。

 

で、ほとんどのスプロケはロー側3枚くらいは分離できない構造になっていると思いますが、それ以降のトップ側は一枚一枚分離できます(スプロケのグレードにより構造は違います)。
で、黒い輪っかがあると思いますが、これはスペーサーです。
これをどこに入れたらいいのか迷うとか、そういう不安を持っている人がいるようです。

 

まず当たり前の話ですが、直径の大きなギアからフリーボディに入れていきます。
ここを迷う人はいないと思います。

 

この時ですが、フリーボディの構造とスプロケの構造を見ていきましょう。

フリーボディの凹凸と、スプロケの凹凸が嵌るわけですが、スプロケ側の凹のところで一か所だけ幅が広いところがあります。

画像だと一番上にきている部分ですね。

 

スプロケを見ていくと凸のところで一か所だけ幅が広いところがあります。

画像だと一番上のところです。

 

この【フリーボディの凹の広いところ+スプロケの凸の広いところ】を目安にして入れるだけです。

 

スプロケには一応裏表があるのですが、裏表逆だと凹凸を合わせようとしても合いません。
なので凹凸の幅広いところを目安に、入れてみて入らないなら表裏が逆転しています。

そしてどこに黒いスペーサーを入れていくかですが、【どこ】と覚えるよりも【歯と歯の間隔は、最終的に全て等間隔になる】ということを知っていれば、万が一入れ忘れたり入れすぎてもみればすぐに気が付きます。
一番奥に入れるロー側の3枚分の塊は、よーく見るとスペーサー分の厚みが塊についています。


最終的に全てのギアが等間隔でないときは、何か間違っています。

 

注意点ですが、10速以下のスプロケをつける場合は、スプロケを入れる前に【1.85mmのロースペーサー】を先に入れることです。

 

また10速の105、アルテグラ、デュラエース(5700、6700、7900など)を入れるときは、1.85mmのロースペーサーのほかに1mmのスペーサーがスプロケ側についているので、これも忘れずに入れます。
(ティアグラ10速や6600アルテのジュニアカセットにはこの1mmスペーサーが不要です)

 

この話はあくまでも11速対応ホイールの場合で、ほかにも【10速対応ホイール】とか【10速専用ホイール】などもあり、その場合はちょっと変わりますのでご注意を。

 

スプロケをすべて入れた後は、ロックリングを締めます。
スプロケを外すときは二つの工具を使いましたが、取り付けるときはチェーンのついている工具は使いません。

締め付けは軽く体重をかけてグッと押す感じでしょうか。

スプロケやフリーボディにオイルは塗る??

スプロケやフリーボディの防錆効果を狙って、オイルもしくはグリスをつけることを推奨しているサイトも見かけますが、まずスプロケのほうから。

 

スプロケ全体にオイルを薄く塗ることを推奨している人もいますが、私は超絶無意味だと思うのでやりません。
確かに防錆効果はあると思いますが、そもそも屋外保管しているなら錆びる可能性もあるかもしれません。
ですがロードバイクを屋外保管する人はいないと思いますし、チェーンにつけているオイルが勝手にスプロケに行き渡るので、無駄な作業です。
スプロケ自体には可動部はありませんし、防錆効果を狙うならチェーンから勝手に飛び散ってくるオイル程度で十分です。
余計なオイルをつけると、埃や汚れを引き寄せるだけなので、余計汚れるだけです。

 

なのでスプロケにオイルを付けないようにしましょう。

 

フリーボディですが、防錆効果を狙って薄くグリスを塗る人もいます。
これについてですが、確かに一理あると言えばありますが、私はやりません。
フリーボディはチェーンと直接接触するわけではないのですが、チェーンオイルがスプロケに移り、スプロケから多少はフリーボディにオイルが回ります。
その程度で十分だというのが私の考えです。

 

ただし、ベテランの方にはフリーボディにグリスを塗る人もいますし、それ自体は否定しません。
私はしませんが。

 

ロックリングのネジ山に薄くグリスを塗るのは、固着防止などでは有効だと思いますが、正直なところこれもやっていません。
私の場合、月に一回はスプロケを外していますし、そこまで固着うんぬんは考えていません。

 

フリーボディに薄くグリスを付けたい人はつければいいと思いますし、面倒だと思う人はそのままでも大丈夫です。
スプロケにオイルは、無意味なうえに汚れやすくなるだけだと思うので、推奨しません。




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