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完成車スプロケ歯数はどこまでワイドになっていくのだろうか?

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最近の完成車を見ていて思うのですが、やたらとワイドなスプロケが標準装備されている車種が増えている気がします。
私がロードに乗り始めたのは5年ほど前ですが、その頃ではありえないほどワイドになってきた印象です。



そんなスプロケ歯数の話を。

私が最初にロードバイクを買った時の歯数


私が最初に買ったロードバイクはビアンキのIMPULSO105でした。
当時は為替の影響で今よりもだいぶ安かったのですが、確か定価で16万弱、実売で14万くらいでした。
当時、9000デュラエースが出たばかりの時期で、まだ時代的には10速全盛という感じでした。
実売14万ながら、コンポはフル105でしたし、ホイールはマヴィックのアクシウム(現行モデルだとアクシウムエリート)がついてきて、さらにペダルはLOOKのKEO EASYまでついてくるというコスパの良さがウリでした。
また、2011年ころからヴァカンソレイユDCMというプロチームが、プロのレースであるパリルーベでIMPULSOを使っていたこともアリ、IMPULSOは軽量アルミフレームでプロチームの使用にも耐えうる性能ということで話題性もありました。

さて、実売14万程度なので、グレード的にはエントリーグレードでした。
標準装備されてきたスプロケの歯数は、12-25Tでした。

 

当時を思い出すと、トップグレードの完成車では11-23Tという男前のギアがついていることも多く、エントリーグレードではせいぜい11-28Tとかでした。
12-25Tはその当時では一般的だった気がします。

 

さて、2018年モデルのIMPULSO105を見ていきましょう。

Bianchi(ビアンキ) 2018年モデル IMPULSO105 (インプルーソ105)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

ついているスプロケは11-32Tです。
だいぶワイドなスプロケがついてきます。

 

もちろん、10速の105と11速の105ではスプロケの枚数が一枚違うわけなのですが、それでも11-32Tはだいぶワイドだなと感じます。

 

今、11-25Tを使っていると男前のギアとか言われそうですが、当時はロー25Tくらいは普通だったわけです。

2017年モデルのLOOK765の場合


今年の夏に買ったLOOK765ですが、標準装備されてきたスプロケは105の11-32Tでした。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2067

 

個人的にはワイドすぎるスプロケは好きではないので、購入する際に【スプロケを11-28Tに変えて欲しい】とお願いして変えてもらっています。
厳密には、変えたパーツはスプロケだけではなく、クランクやブレーキもですが。

完成車スペック 変更後
ブレーキ BR-R451 BR-5800

(105)

クランク FC-RS500 FC-6800

(アルテグラ)

カセット 105

11-32

105

11-28

ホイール RS010 キシリウムエリート

ホイールは元々持っていたキシリウムエリートに。

ワイドギアは登りでは有利なのですが、私の考えでは軽すぎるギアはむしろ疲れると思っているので、スプロケは11-28Tに変更。
ちなみにショップには【105の11-28Tで】と伝えていたはずですが、気が付いたらアルテグラの11-28Tがついてきたのはご愛敬です、笑。

ワイドギアのメリット、デメリット

ワイドギアのメリットですが、よく言われるのは【脚力がない人でも坂を楽に登れる】ということが挙げられます。

 

これについては異論はない、と言いたいのですが、私は軽すぎるギアにはデメリットも多いと考えています。

 

というのも、私も12-25Tのスプロケでは激坂は途中で足をついてしまうくらいつらかったです。
なのでスプロケの変更も視野に入れていましたが、私の105のリアディレーラーのキャパシティがロー27Tまでだったため、そもそも11-28Tが使えないという問題がありました。

 

スプロケ買ってリアディレーラーとチェーンも買えば良かったのでしょうけど、当時はケチケチしていたので、1万円程度のパーツ代が惜しかったわけです。

 

そんなときにたまたまネットで検索していてわかったのは、激坂を登る際に、頭を使えば登り切れるかもという発想です。
脚力で頑張るのではなく、フォームとか重心移動とかうまく使えば登れるようになるのではないかというヒントを動画から学んだわけです。

これを見て、シッティングの時の体勢と呼吸、そして休むダンシングをうまく取り入れていけば登れるかも・・・とヒントをもらいました。
そこで早速、すぐに足をついてしまっていたあの激坂に行き、シッティング時の姿勢、休むダンシングを考えながら実践してみたわけです。

 

その結果、以前は序盤で足をついていた激坂を、スプロケを変えていないにも関わらず余裕で登り切れました。

 

そこから考え方が変わったというか、脚力でゴリゴリ登っていくのも一つの方法でしょうけど、頭を使って脚力を温存しながら登ったほうがはるかに楽に登れたという事実です。

 

要はワイドギアにすることで軽いギアが出来れば、頭を使うという発想すらなかったでしょう。
頭を使えばいいということを覚えたら、以前よりも速くなりましたし、以前よりも楽になったということです。

 

もう一つ軽すぎるギアのデメリットですが、軽すぎるギアは頑張って回しても全然進みません。
進まないということは、つらい時間が増えるだけです。
頑張っている時間が長い【ワイドギア】よりも、大して頑張らずに頭を使って登ったほうが速いのですから、どっちがいいかは明白だったわけです。

初心者ほどワイドギアは変えたほうがいい

最近はプロでもロー34Tなどを使っていたりしますので、時代的にはワイドギアの時代と見ていいでしょう。
プロは激坂でもハイケイデンスで登って行ったりしますからワイドギアの恩恵もあるのだと思いますが、個人的には初心者ほどワイドすぎるギアはやめて、頭を使うことも必要かなと思っています。

 

どんな競技でもそうですが、ただ単に練習量を増やせば成績が向上するというものでもありません。
頭を使って練習してこそ成績は向上します。

 

軽いギアがあれば困ったときには頼ってしまいますが、それをあえて無くす。
そうやって追い込むと、そのギアでどうしたら登り切れるかを考えると思っています。

 

もちろん、極端に脚力がない人にはロー34Tというのは需要があるかもしれません。
ダンシングするとすぐに足にきて終了してしまうという人もいるでしょう。
私もそうでした。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1318

 

登りでの休むダンシングは、脚力を使っているという感じではなく、あくまでも荷重移動だけで進んでいるようなイメージで私はやっています。
なので激坂でも10分以上ダンシングを続けられますし、足が売り切れになるという感覚は全くありません。

 

ダンシングとシッティングでは使っている筋肉が違いますが、疲労を一つの筋肉に集中しすぎず分散させる効果もあります。

 

なので完成車でいきなり11-32Tのスプロケがついてきても、あえて11-28Tに変えてみるとより上達するのでは?と考えています。

あと、ロー28Tで足りる人は、意外とジュニアカセットが面白かったりします。
ジュニアカセットはトップギアが14Tになっていますが、13Tより重たいギアは下り坂くらいでしか使わないという人も多いでしょう。
14-28Tはクロスレシオになっているので、よりギアのつながりがよく面白い存在です。




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