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ロードバイクで重量差500gの違いって体感できますか?【質問いただきました】

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ロードバイクの完成車重量について質問をいただきましたので回答いたします。
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初めてロードバイクを買おうと思っています。
迷っているのが一つは8.5キロ、もう一つは9.0キロとなっていますが、500gの差は乗ってみると結構な違いとして感じ取れますか?
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回答いたします。

フレームサイズと重量表記

メーカーにもよりますが、完成車重量を公表しているメーカーは多いです。
一部のメーカーは完成車重量を公表していません。
なぜか2018年モデルのビアンキは、重量が全て書かれていないですよね。
昨年モデルまでは書いてありましたが。

 

ここで重要なことですが、フレームサイズが変わると重量も変わります。
各社統一された基準で重量を公表しているわけではありません。

 

例えばですが、メリダはサイズ50での重量表記となっています。
スクルトゥーラ400を見ると、サイズ50ではトップチューブ長が530mmです。


メリダ 2018年モデル SCULTURA 400 / スクルトゥーラ 400 【ロードバイク/ROAD】【MERIDA】【送料無料/沖縄離島除く】【smtb−k】【kb】

ビアンキなんかは、昨年モデルまでサイズ55での重量表記をしていました。
IMPULSOだとサイズ55のトップチューブ長は550mmです。

Bianchi(ビアンキ) 2018年モデル IMPULSO105 (インプルーソ105)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

 

ジャイアントはTCR SLRなんかはサイズMでの重量表記ですが、下位モデルのコンテンドになるとなぜかサイズSでの重量表記に変わります。
フレームサイズが大きいほど重くなるのは当たり前ですが、TCR SLRのサイズMのトップチューブ長は550mmです。

 

要はフレームサイズが違うもの同士を比較しても、それが正しい重量差とはなりません。

 

なので違うメーカーの車種同士を比べるときは、要注意です。
例えばですが、
・A社 トップチューブ長550mm 重量8.5キロ
・B社 トップチューブ長530mm 重量8.4キロ

 

カタログスペックだけ見るとB社のほうが軽いな、となってしまいますが、あなたにとって適正サイズ同士で比べた場合にはどっちが軽くなるかは微妙です。
A社のほうが軽くなる場合もあります。
製品誤差もあります。
100gの差なら、フレームサイズの違いでひっくり返る可能性もあるということです。

500gの違いは感じ取れるのか?

まず、500gの重量というとミネラルウォーターのペットボトル一本分と考えればいいですが、持つとそこそこの重量差として感じるでしょう。
ロードバイクでも同じで、持った感じでは8.5キロと9.0キロでは差がわかると思います。

 

乗ってみてどうなのかですが、平地巡行では正直なところわかんないレベルの差です。
登りで差を感じるかな?という程度の差です。

加速時にもわずかな差を感じるかもしれません。

 

あくまでも完成車重量としての比較なので、恐らくは似たような価格帯のロードバイクの比較だと思います。
もしこれがホイール&タイヤ、つまり車輪の重量差が500gならば、多くの人が違いをわかると思います。

Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

 

同じような価格帯の完成車同士の比較なら、そもそも完成車でいいホイールがついてくることはほとんどないので、どっちの完成車の車輪もほぼ同じくらいの重量と考えていいでしょう。
なので完成車重量500gの差は、持つとわかるが乗るとわかりづらいと言えます。

ホイール&タイヤの500gの差なら話は別

ロードバイクはペダルに入力されたパワーを、チェーンを介してホイールを動かすことで前に進みます。
動くのは車輪なので、ホイール&タイヤの500gの軽量化はほとんどの人が体感できるはずです。

 

ただし、同じ速度で巡行中は正直なところそれほど差が出るわけではありません。
漕ぎ出し(ゼロスタート)、加速時、登りのときにはホイール&タイヤの重量差が500gもあれば、明らかに軽いとわかるでしょう。

 

ただしホイールはやや難しく、重量差が走りに効いてくるのは主にリムの重量です。
リムが軽くなるとゼロスタート時の軽さ、加速時の軽さは際立ちます。
なのでホイールを比較するときはリム重量が大きなヒントになりますが、ほとんどのホイールではリム重量は非公開で、ホイールの総重量しか公表されていません。

 

完成車付属のホイールについては、正直どれも似たようなものです。
メリダあたりはオリジナルホイールを付けていることが多く、前後で2キロ超えとかあります。
完成車で時々見られるシマノRS010は1900g以下ですが、このホイールはリムが結構重たいです。
総重量がメリダオリジナルホイールよりも軽くなるのは、スポーク本数の違いくらいだったりするので、メーカーオリジナルホイールでもシマノ最下層のRS010でも乗ってみて大きな違いを感じるほどでもないのが実情です。

総重量は軽いほうがいい

軽量化による恩恵は、特に登りの時に感じます。
8.5キロと9.0キロの完成車ではたった500gの違いなので、正直なところ乗ってみての違いはわからない人もいると思います。

 

ただ今後パーツを変えて軽量化していくときに、スタート時点の重量がどうなのかによってどこまで軽量化できるかは変わりますから、少しでも軽いものを選んでおいたほうが有利なのは間違いありません。
ですが最初にも書いた通り、メーカーが公表している重量というのは各メーカー計測サイズがバラバラです。
なので単純に重量だけを見て比較すると間違いを起こします。

 

なので完成車重量で100g、200gくらいの差は誤差と考えたほうがいいかもしれません。
軽いとうれしいのは間違いありませんが。




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