2017年はフロントフォークのリコールがなぜか多かった年。

2017年もあとわずかとなりました。
今年を振り返った時に、なぜかフロントフォークのリコールが3社もあったのが私の中で最も驚きです。

なんでだったのでしょうか?



2017年のフロントフォークのリコール

2017年にフロントフォークのリコールがあったのは、ビアンキメリダスペシャライズドの3社です。

そのうちビアンキとメリダはフォークコラムについての問題、スペシャライズドはフォーククラウンの問題とアナウンスされています。
不思議なことに、3社すべてに共通する事項としては【全世界でこの問題における事故は報告されていない】とアナウンスされていることでしょうか。

ちなみにですが、ビビらせるために走行中にフォークのコラムが折れた事例を紹介いたします。

コラムが折れると、ハンドル部とフレームが離れてしまいますので、操作不能になって落車するしかない状態になります。
この動画では【カーボンコラムは使ってない】みたいな解説が入っていますが、アルミコラムでも折れるときは折れるということでしょうか??

ビビらせるために、と書きましたが、これにはちょっと理由があります。
数日前にスペシャライズドのアレーについてのリコール情報を書きました。

【リコール情報】スペシャライズドのALLEZ ELITEとALLEZ SPORTのフロントフォークに不具合が!

これについてメールを貰ったのですが、内容を簡潔に書くと【事故が起こっていないなら、別に無視して乗っていてもいいんでしょ?】みたいな内容です。
そのまま乗り続けることを法的に妨げることはできないと思うので、あくまでもアレーの持ち主がケガとか死ぬこと前提で乗ることは仕方ありません。
ただ、スピード出ている状態でフォークが割れた場合には、最悪死にます。

なのでメーカー的には【乗らないで、お願い!】としか言えませんが、ロードバイクで命を落としたいのでしょうか?
ちなみにビアンキやメリダはフォークコラムですが、スペシャライズドのアレーについてはフォーククラウンとのことです。
フォーククラウンというのはフォークが二股に分かれている部分のことですが、走行中にここが割れたらコラムよりも悲惨な事故になりそうな気がしますが・・・

完璧な製品などない

自転車のリコール情報は、過去の分を含めてこちらに掲載されています。
スペシャライズドはまだ正式にはリコールとなっていないのか、自主回収止まりなのでしょうか?

http://www.meti.go.jp/product_safety/recall/norimono.html

今回の3社のリコールについて、世界全体で事故が起こっていないにも関わらずリコールに踏み切ったのは英断だと思っています。
クソメーカーなら再生産のコストを考えて無視しそうな事案ですので。

ただ一つ残念なのは、このリコールを大要素と考えるメーカーと、小要素と考えるメーカーの姿勢が見え隠れすることです。
スペシャライズドは、メーカーの公式HPを見てもどこにリコール情報が書いてあるのかサッパリわかりません。
スペシャライズドのHPを見ても、リコールに気が付かない人も多いのではないでしょうか?
https://www.specialized.com/jp/ja

メリダはメーカー公式HPのトップページに、フロントホーク自主回収についてのお知らせがあります。
http://www.merida.jp/

ビアンキも公式HPのトップページに、フロントフォーク自主回収のお知らせがあります。
http://www.merida.jp/

こういう大事な情報はきちんとトップページで表記すべき問題だと思うのですが・・・

ちなみにですが、ビアンキのリコール情報についての記事を書いたのは8月1日になっています。
最近やっと代替フォークが入荷してきているという話を聞きました。
要は数ヶ月間は乗れない状態になるわけです。

もちろんですが、リコール対象品だから即座に壊れるというほど脆弱だとは思いませんが、せっかく買ったバイクにしばらく乗れないというのはつらいですよね。
ただ、こういうメーカーからの情報を無視して乗り続けて爆死するよりは、乗らないほうがマシなのは言うまでもありません。

マヴィックでもR-SYS問題が

結構昔の話ですが、マヴィックのホイールのR-SYSでもリコール問題がありました。
このホイールは中空構造のカーボンスポークが前輪に使われていたのですが、これが折れる可能性があるということでのリコールでした。

この時のマヴィックの対応はなかなかでして、リコール対策済みのR-SYSが届くまでの間、マヴィックのエントリーグレードのアクシウムが配られたということです。
R-SYSとアクシウムでは性能差が大きいのですが、なんとこのアクシウムは返品する必要がなく、貰ってくれという扱い。

なのでこの時にリコール対象になった方々は、練習用ホイールとしてアクシウムをタダで手にしたわけです。
これって何気に凄い話です。

タダでローラー台用ホイールが手に入ったり、要らなかったらヤ〇オクで転売してしまえばいい話だったわけですから。

まあ、ホイールとフロントフォークではワケが違うので、【代替フォークが届くまで違う完成車渡すから勘弁して。しかも返品不要ね】なんて扱いにはできないのでしょうけど、スペシャライズドのアレーみたいなエントリーグレードのアルミフレームなら通勤通学で使っていた人もいるでしょうし、そういう人たちは足を失って困っているかもしれませんし。

とりあえずクロスバイクでも貸すから、しばらく勘弁して!くらいがあったらユーザー的には助かるのかもしれません。

自転車業界の方とビアンキのコラムリコール問題について話をしたのですが、これについては結構疑問視していました。
その方は自転車屋のメカニックなのですが、オーバートルクで締めれば割れるかもしれないけど、そこまで脆弱だとも思えないし、ビアンキは過去の事故以来ビビりすぎでは?というものです。
過去の事故というと、ビアンキのサスペンションフォークがついたクロスバイクで、走行中にサスペンションが分離して頭から突っ込んだ結果、頚髄損傷で首から下が麻痺してしまったという事故です。
この時は明確な製品についての欠陥があり、サスペンションフォークのバネが破断してもアンカーボルトが入っていれば分離はしなかったと言われています。
なので製品の欠陥と言っていいのだと思いますが。

まあ、どちらにせよ、メーカー側が【リコール!乗らないで!】と言っているものを無理して乗る必要性もないので、今回のリコールに該当する車種をお持ちの方は代替フォークに交換するまでは乗らないでおきましょう。

確か、スペシャライズドの製造ってメリダでしたよね??
ビアンキの製造がどこなのかはイマイチわかりませんが、2017年はある種のハズレ年だったのかもしれません。

Mavic【マビック】R-Sys SLR Clincher Road Wheelset




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