クラリスやソラでもきちんと調整すれば変速性能は上がる。

ここ最近、変速調整についてのメールがたくさん来ています。
クラリスやソラを使っている人で、変速が悪いと感じている人は多い気がしますが、クラリスやソラでも時間をかけてきちんと調整すれば、かなり良くなります。




というより、下手な調整の105よりも、きちんと調整されたクラリスのほうがマシだったりもします。

コンポ交換に走る前に、まずは変速調整をしっかりやるべきです。

この話を書くと・・・

まずは前置きからです。
私のところに来るメールで結構多いパターンですが、【自転車屋で調整してもらったけど変速が改善しない。105に変えようと思っている】みたいな内容です。
105に変えるだけの資金があるなら、そのほうがベストです。
これは間違いありません。

ただし、クラリス搭載の完成車の場合、ほぼ100%近い確率でリアホイールが11速に対応していませんので、105フルセット+リアホイールを買う必要があります。
また工具なども揃えないといけませんし、なんだかんだ最低ラインでも6万程度は見ておく必要があります。

この価格は、105グループセットを海外通販などで買い、リアホイールも買い、自力で組みつける場合の価格です。
サイクリングエクスプレスだとクーポン利用(クーポンコード:VIPROMOJP)で今月いっぱいは105がかなり安い(3万円台)なので、リアホイール買ったり工具を買っても5万円台で収まる可能性もあります。

Shimano【シマノ】105 5800 11 Speed Groupset

VIP価格 44,443円
クーポン利用後 39,999円
送料 0円
合計 39,999

※価格が変わっている可能性もあるので、購入前に必ず確認してください。

通販で買ったパーツを自転車屋に持ち込む場合ですが、三つのパターンがあります。
1、通販購入品はお断り

これはパーツの保証問題から断ることが多いです。
要は組みつけようと思って自転車屋が作業開始後にパーツの初期不良が見つかった場合、自転車屋が壊したのか初期不良なのかの判断が付きにくくなることや、途中まで組み立てて初期不良が見つかった場合はもう一度バラして返品(もちろん購入者が)するので、自転車屋としても工賃を請求しなければならないけど請求しづらくなるわけです。

2、通販購入品は工賃が倍

他店で購入したパーツの組みつけに、工賃を割高にする店もあります。
これは当たり前のことで、通販で買ったものくらい自分で組み立てろというわけですね。
それができない人は最初から自転車屋に行けという話。

3、通常の工賃で引き受ける店

これは最近増えてきた【完成車販売をしない、メンテナンス専門の自転車屋】によくあるパターンです。
またあ〇ひなどでも引き受けてくれますが、あ〇ひだとあまり技術が高くないので、個人的には全くお勧めしません。

とりあえずクラリスやソラでも、時間をかけて調整すればかなり良くできます。



変速調整

変速調整ですが、基本的にはワイヤーの調整のみで行います。
シマノのマニュアル通りでやるのが一番ですが、きちんと調整するにはちょっといじって試しての繰り返しです。
根気が必要。



一応、最初にリアディレーラーの位置を調整することにマニュアルではなっているのですが、ここの調整が必要になることはマレです。
なのでとりあえずトップとローでのリアディレーラーの位置を確認し、問題なさそうならスルーしていいです。

ここからがワイヤー調整です。
ワイヤー調整はここのアジャストボルトで行います。

拡大するとここ。

マニュアルではこうなっています。

ほかのサイトでもアジャストボルトを締めたり緩めたりしてワイヤーを調整と書いていますが、初心者にはわかりづらいポイントです。

シマノのマニュアル通りにトップから二枚目にして・・・でもいいのですが、まずは現状を確認します。

変速の悪さがどこでどのように起こっているかの確認です。
・ロー側からシフトアップ(重く)するときが鈍い

・トップ側からシフトダウン(軽く)するときが鈍い

だいたいはこれです。

例えばギアを軽くしていくときは快調だけど、重くしていく動作が鈍い場合です。

この状態を見ていくと、バイクを後ろ側から見て、リアディレーラーが右側に動く方向(重くなる方向)が鈍いわけです。
この場合、アジャストボルトを右に回します。
8分の1程度回してみて、もう一回変速確認します。

ギアを重くしていくときは快調だけど、軽くしていくのが鈍い場合です。

この状態を見ていくと、リアディレーラーが左側に動く方向が鈍いわけです。
この場合はアジャストボルトを左に回します。

ワイヤーを張ってとか緩めてとか考えるよりも、リアディレーラーが行きにくい方向と同じ方向にアジャストボルトを回すと覚えておけばいいだけです。

これだけです。
これをひたすら極めていく作業です。

自転車屋さんでも神業的にこの作業を瞬時に完璧レベルでやってくれる人もいますが、下手な店員さんとかだとちょこっと輪触って80点くらいのところで終わりにします。
なので最適な変速を求めていくには、自力で時間をかけてトライ&エラーの繰り返しでやったほうがよくなります。

当たり前ですが、最初に確認すべきこととして
・ディレーラーハンガーが曲がっていないかのチェック
・リアホイールがまっすぐ入っていることのチェック
・スプロケやクイックリリースが緩んでいないかのチェック

これらが必要です。
ただし、スプロケは外したことがないなら緩んでいる可能性はほぼありません。

フロントディレーラーについても同じ要領ですが、フロントディレーラーはアジャストボルトを右に回すと、FD自体は左に動くイメージです。
なのでリアとは逆と覚えておけばいいでしょう。

フロントの調整はワイヤーがフレーム内蔵ならハンドル付近にあります。

フレーム内蔵ではない場合は、ダウンチューブ裏にあります。

クラリスやソラが、105に勝てない点

まず、上位コンポのほうが調整自体がしやすいというか、ベストなセッティングに持っていくのが簡単ということがあります。
逆にいえば、クラリスやソラでは、調整技術が低いとうまくいきません。

また上位コンポのほうが使っていて変速がズレにくい感じがします。
なのでクラリスやソラでは、それなりに調整頻度が高くなるイメージです。

ただ、クラリスでもソラでも、きちんと調整するとサクサク動きます。
シマノコンポは、ターニーでもきちんと調整すればうまく動いてくれるという品質の高さがあります。

私が見ている限りですが、クラリスやソラでうまく変速してくれないからと調整を諦めている人も多いような印象です。
クラリスR2000でもソラR3000でも、きちんと調整すればサクサク動きます。
私はいろんな車種に試乗することが多いですが、多くの場合、自転車屋で試乗車を借りた後、店を出てから一旦バイクをひっくり返して変速調整してから乗ります。
試乗自体の時間が限られているので、変速調整に多くの時間を割くわけにもいかないのですが、大体の場合試乗車の変速調整は甘いです。

最近のクラリスやソラは、以前みたいなフロント変速の悪さが無くなってきているので、変速が悪いのはメンテナンス不足です。

ただし、クラリスやソラが105に勝てない点はあります。
これはトルクがかかったときの変速のスムーズさです。

本来、変速時にトルクを掛けること自体が良くないのですが、105では多少トルクがかかっている場合でもきちんとスムーズに入ります。
クラリスやソラの場合、トルクがかかるともたつき感がハッキリします。

また勝てないという点ではフロント変速の性能です。
クラリスやソラの場合、クランク自体の剛性も低いのでスパッとアウターに入るというよりは、ややもっさり感があります。
STIレバーの引きも、どうしても上位コンポのほうがよいです。

私はフロント変速ではクランクの剛性が大切と考えているのですが、どうしてもクラリスやソラはクランクが弱いです。
しかしながら、クラリスやソラの場合、上位クランクとは互換性がないので、クランク交換はやりようがありません。
(ソラを使っていて、自己責任でクランクだけ105にしている人は知っていますが・・・)

RS500、105、アルテグラのクランクの違い。剛性はどれだけ違うのか?【質問いただきました】

変速調整は自分でやってみて覚えるしかありませんし、近道はありません。
自分の感覚で習得するしかありません。

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ですがクラリスやソラでも、サクサク動くようにすることは可能です。
是非挑戦してみてください。




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