ロードバイクにおける抵抗は、様々な回転抵抗の積み重ねであること。

ロードバイクは様々な抵抗を受けて進むものです。
その中で最も大きな抵抗は、恐らくは空気抵抗です。

空気抵抗はメンテナンスでどうにかなるものではありませんが、メンテナンスで減らすことができる抵抗は、様々なパーツの回転抵抗です。



皆さん、ちぇんとメンテナンスしていますか??

ロードバイクにおける回転抵抗

ロードバイクが進む仕組みは単純で、ペダルを回せばチェーンが回り、それにより後輪が回ることで進みます。

この一連の動きを細かく見ていくと、回転するもの(=抵抗を受けるもの)は以下の通りです。
・BB
・ペダル
・チェーン
・プーリー
・ハブ

これらのうち、私のバイクはPF30なのでここをメンテナンスすることは原則として無理です。
またTIMEのペダルはベアリングを弄ることができない(⇒メーカー送り)となるため、不可能。
TIMEのペダルは、玉当たりなども専用工具じゃないとできませんが、専用工具はメーカー(代理店)しか持っていません。

チェーンやプーリー、ハブはメンテ可能です。
ここを洗浄して、オイルアップすることで回転性を上げることができます。

冬場は乾燥しているため、砂埃が立ちやすいです。
夏場と比べてどれくらい汚れ具合に違いが出るのかはあまり気にしたことがありませんが、チェーンやプーリー、ハブをメンテすることで回転を上げることは可能です。

チェーン洗浄

チェーンは洗浄機を使うのが簡単です。

一応シマノのチェーンについては、ディグリーザーを使わずに中性洗剤を使うようにとアナウンスされています。
これについていろいろと誤解があるようですが、SIL-TEC加工されているから、ディグリーザーだと表面のコーティングに悪影響と思っている人がいるようです。

これは実は違います。

SIL-TEC加工自体は酸やアルカリに強いそうで、ディグリーザーを使ったからチェーン表面のコーティングに影響するわけではありません。
ディグリーザーを使った場合に、チェーン内部まで脱脂されてしまい、その後表面からオイルを垂らしてもチェーン内部まで届きにくく、それにより潤滑が悪くなるからというのが真相のようです。

なので本来は、チェーンをオイルに漬け置きするようにしないと、内部までは浸透しないそうです。
新品のチェーンの表面がベタベタするのは、そういった理由です。
(防錆目的もあるとは思いますが)

さて私はというと、ディグリーザーを使っています。
ディグリーザーを使った後は水洗いして、キッチリ乾かします。
チェーンオイルは一度表面から付けて、一晩放置し、一度拭きます。
それをもう一回やります。
こうすれば内部まできちんと潤滑しているような感じがするので、こうして二度付けしています。

さて話は逸れましたが、チェーンを洗ってもスプロケやチェーンリングが汚れていれば意味がありません。
なのでスプロケは外してディグリーザーに漬け置きします。
チェーンリングはディグリーザーを含ませたボロキレで拭きます。

洗浄後はスプロケもチェーンも綺麗です。

こういうセット品を買うと便利かも。

プーリー

プーリーには上下ありますが、上にあるのがガイドプーリー、下にあるのがテンションプーリーです。
ここはアーレンキーで外すことができます。

実際には、インナー×トップに入れてホイールを外して作業したほうがやりやすいです。
チェーンのテンションがかかっていると、取り付けするときに面倒なので。

また、両方同時に外すと意味がわからなくなるので、片方外して洗浄&オイルアップを繰り返します。

105以下のプーリーはこういうブッシュベアリングという構造なので、外して洗浄することができます。
アルテグラ以上だとシールドベアリングになるので、回転部分はメンテ不要です。
せいぜい表面を拭くくらい。

ここで残念な事実なのですが、前によく見られた小さいグレードアップ術で、プーリーだけデュラエースというのがありました。
これなんですが、一度シマノに聞いてみたところ、最近のは各コンポのグレードごとにプーリーのサイズを変えているそうで、互換性がなくなっているそうです。

プーリーの互換性まとめ。デュラプーリーは105に使える?R9100と9000のプーリーは違う??

105でも、SSとGSではプーリーの大きさが違います。
GSだとテンションプーリーが大きくなっています。

デュラエースでも9000系とR9100ではプーリーの大きさが違います。

(SHIMANO)シマノ プーリーセット (プレミアム – Road) for RD-9000 9070 (Y5Y898060)(4524667320425)


シマノ(SHIMANO) RD−R9100 T/Gプーリーセット

なのでプーリーだけ変えたい場合、ちょっとややこしいので注意が必要です。
シマノ的にはデュラのプーリーはデュラだけにしか使えないと言っていましたが、これについてはほかのグレードでも使えるものもなくはないです。

ちなみにプーリーですが、結構砂汚れが溜まっていました。

ハブ

私はマヴィックのキシリウムエリートを使っていますが、ハブのメンテ(というよりもフリーボディのメンテ)はホイールメーカーによりやり方は違います。

キシリウムエリートの方法はこんな感じです。

MAVICのキシリウムエリートのハブのメンテナンスをしよう!フリーボディのオイルについて

キシリウムプロUST以上ではフリーボディの方式が変わったので、メンテナンスの方法も変わりました。

私はマヴィック純正オイルではなく、RESPOのチタンスプレーを使っています。
これの理由はこちら。

走行中にチェーン落ちした、驚きの理由。

メンテ後は回転が上がる

チェーン、スプロケ、プーリー、ハブのメンテナンスをすると、明確に回転が上がります。
これについてですが、一か所だけのメンテではそこまで大きな差は感じません。
プーリーだけ洗ってメンテナンスしても、体感できるかというとノーです。

チェーン、プーリー、ハブと汚れなどによって、それぞれに微々たる回転抵抗が生じています。
一つだけでは体感できなくても、全部メンテナンスすると明確に回転が上がります。

さすがに【ギア一枚分軽くなる】とまでは言いませんが、体感的には【ギア半枚分くらい】は回転が良くなる気がします。
具体的な変化というと、同じ力で回してもケイデンスが高くなる感じですかね。

1つでは微々たるものでも、それの複合で全体としての抵抗が大きくなります。
メンテすることでパーツの寿命も良くなりますし、回転性も良くなるのでこまめにやりましょう。




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