リム幅とタイヤ幅の本当の関係性。

先日ですが、ROVAL CLX50のリム幅(リム内幅)が20.7mmあるのに対し、推奨タイヤ幅ってどうなのという質問があったという記事を書きました。

ワイドリムにまつわる疑問。ROVAL CLX50はリム内幅だけど20.7mmなら推奨タイヤ幅は??メーカーに問い合わせた結果【追記あり】

最終的には私もわからなかったのでメーカーに問い合わせして解決しましたが、ちょっとこれについて思うところがありまして。



リム内幅と推奨タイヤ幅

私が自転車を始めたころ、当初はクロスバイクに乗っていました。
32cがついているクロスバイクでした。

もうちょっと細いタイヤを使ってみたいなぁと思い、自転車屋に聞いたんです。
その時、【このホイールは28cまでしか対応していない】という話や、リム内幅とタイヤ幅には関係性があるという話を教わったわけです。

それが前回も書いた計算式で、

推奨タイヤ幅 = リム内幅 × 1.4~2.4

こうなっているわけです。
リム内幅がC15(15mm)であれば、推奨タイヤ幅は21c~36cという計算になりますね。
ただ、実用上としてメーカーが出している数字はもうちょっと狭いことが多い気がします。
例えばシマノのデュラエースC24ですが、メーカーサイトを見ると推奨タイヤ幅は23c~28cとなっていますね。

で何が言いたいかというと、今までこの計算式自体はそういうもんだと思っていましたし、特に疑いもありませんでした。
ところが昨日、ROVAL CLX50の推奨タイヤ幅をスペシャライズドに問い合わせて回答を頂いたのですが、ビックリしたわけです。

リム内幅が20.7mmなのに対し、推奨タイヤ幅は22c~という話でした。

この質問をスペシャライズドに投げかけるときに、聞いた項目は主に二つです。
・ROVAL CLX50の推奨タイヤ幅
・計算上は29c以上となると思うけど、実用では25cを使っているように見える。なにか特殊な仕掛けが合って可能なのか?

これに対するスペシャライズドの回答が、

リム内幅については誤りはございません。
弊社製品についてはJIS規格ではないため、その限りではございません。

お、おう・・・

そもそも最初に書いた計算式ですが、JIS規格に基づくものとされています。
<追記>
※JISではなくERTROだという指摘がありました。
ERTROでもJISでも構わないので、どこに記載があるか知っている方は教えてください。

JISの【J】はジャパンのJですので、これは日本工業規格を意味しています。

そこでJISではリムとタイヤ幅についてどう定めているのか調べてみましたが、私が調べた限りでは1.4~2.4という数字は見当たりませんでした(汗)
どこに書いてあるのか知っている方がいましたら教えてください。

もう一点、スペシャの回答で【弊社の製品はJIS規格ではない】と書いているわけですが、そもそも海外ではリム内幅とタイヤ幅についてどのような規格を設けているのでしょうか?
これについても調べてみたのですが、ちょっとわかりませんでした。

JIS規格だから、日本以外は関係ない??

海外でどのような規格が用いられているのか、調べてもよくわかりませんでした。
ですが例えばカンパニョーロのゾンダがワイドリム化したとき、ナローリム(C15)時代は推奨タイヤ幅が23c以上となっていたと記憶していますが、ワイドリム(C17)については25c以上となっています。

カンパニョーロはイタリアのメーカーですが、このように何らかの規格は存在するはずです。

スペシャライズドに【JIS規格に基づく商品ではない】と言われてしまうと、確かにその通りです。
前の記事でも書きましたが、私個人としては例えばワイドリム(C17)のリムに23cタイヤを使ったとしても、走行中にタイヤが外れる可能性はないと思っています。
理由は単純で、空気圧によりビートフックがリムフックに固定されていますので、走行中に脱輪するというのはひたすら考えにくいはず。

いろいろ自分なりに調べてはみたのですが、国外ではどういう規格が採用されているのかはよくわかりませんでした。
たぶん私の調べ方が悪いのだと思うので、もう一度調べてみますが・・・

あと、JISについても調べてみたのですが、そもそも【1.4~2.4】という記載を見つけることができませんでした。
この辺りについても知っている方がいましたら教えてください。

ただ、クロスバイク時代にタイヤを細くしようとしたときにいくつかの自転車屋を回りましたが、どこの自転車屋でも【そのホイールは28c以上じゃないとダメ】みたいに細いタイヤを付けることは無理と言われました。
何らかの基準があるんじゃないのかなぁと思うのですが・・・

最終的にはホイールメーカーの指示に従うべき

カンパニョーロのゾンダなら25c以上とか、今回のROVALのCLX50なら22c以上とか、ホイールメーカーが推奨タイヤ幅を出しています。
とりあえずはメーカーがお墨付きを与えている範囲にしておくのが無難なのは間違いありません。

ROVALのリム内幅20.7mmに対し、推奨タイヤ幅が22cからというのは個人的には驚きでした。
これについては何人かの方からメールを頂いてますが、その多くは【そんなに細くて大丈夫なの??】という驚きのほうです。

ただ、メーカーが22c以上と言っている以上は、安全性を確保している前提で決めているのでしょう。
リム内幅とタイヤ幅って厳格な基準があるのだと思っていましたが、どうやら違うのかもしれません。
(単に私が、その基準が書いてある文書を発見できてないだけかもしれませんが)

一つ注意ですが、TUFOにチューブラークリンチャーというゲテモノ的タイヤがあります。

このタイヤ、クリンチャー用のリムにしか使えないチューブラータイヤです。
チューブラータイヤというのは、タイヤ内にチューブが縫い込まれているのですが、TUFOのチューブラークリンチャーはクリンチャーリムにタイヤを嵌める形になります。
そのため、TUFOが指定しているリム幅以外に入れると、たぶん脱輪します。

このタイヤは空気圧でリムに引っかけているわけではないので、ワイドリムに使うのは無理でしょう。

話は逸れましたが、リム内幅とタイヤ幅について基準が記載されているところをご存知の方がいましたら、ぜひ教えてくださいませ。




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コメント

  1. K太 より:

    タイヤとリムの関係を決めているのはETRTOでは?
    と思ったのですが欧州規格(European Tyre a Rim Technical Organization)なのでスペシャはまた別なんでしょうか
    ISO 5775というのもあるようですが

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      ETRTOを調べたかったのですが、原文がどこにあるのか見つからなくて、そっちは未検証なんです。
      原文もしくは日本語訳がどこにあるか知りませんか??