WH-R9100-C24(デュラエース)って、結局は9000系と同じものらしい。

軽量アルミクリンチャーでお馴染みのものと言えば、真っ先に名前が挙がるのはデュラエースC24ではないでしょうか?
現行モデルだとWH-R9100-C24-CLというのが正式な名前ですね。

さてこのC24ですが、9000系のときはWH-9000-C24-CLという名前でした。
ご存知の方もいるかと思いますが、9000⇒R9100に変わった際に、重量が増加しています。
なので9000⇒R9100では何かしらのモデルチェンジがあったと思っている人もいるようですが、いろんな方から話を聞いた結果どうやら間違いのようでして。



9000とR9100の違い

shimano-dura-ace-9100-c24-carbon-clincher-wheelset
R9100-C24

まず、基本的なところは同じです。
基本的なところというと、

・リムはアルミリムにカーボンラミネートを施している

・リムハイトはF21mm,R24mm

・ハブはデュラエースグレードでデジタルアジャストシステムを採用

・スポーク数はF16本、R20本

・フリーボディはチタン製

こんなところでしょうか。

見た目も同じ感じの9000とR9100なんですが、なぜか公称重量は違います。

9000-C24 R9100-C24
1364g 1389g

このように、重量がなぜか増加しているんですね。

9000-C24の弱点として、ホイールの剛性が低いということが挙げられます。
これについては前にも書きましたが、言い方を変えると乗り心地がいいホイールとなります。
私はデュラエースC24については、体重が軽め(70キロ以下)、かつシッティングで淡々と登る人にはいいホイールだと書いてきました。

それと同時に、R9100になりどうやらリム重量が増加したらしく、ホイールの剛性が上がっている可能性もあると何度か書きました。

ですが、どうやら真相は別にあるようです。

聞いた話によると

これについてですが、実際のところでいうと9000-C24もR9100-C24も全く同じものであるようです。
全く同じなのに重量が違うの??と言われてしまいそうですが、そもそも販売されている9000-C24が全て1364gピッタリではないということは皆さんもご存知でしょう。
工業製品ですので、多少のばらつきはあります。

仮に5%のバラツキがあるとしたと仮定したら、1295~1432gとなりますね。

シマノの公称重量の決定の仕方は開示されていませんので、どうやって公称重量を決定しているのかはわかりません。
予想ではいくつかの実測値から平均値を出しているんだと思いますが、R9100で公称重量が増えたというのは、単にそういう事情、つまりは製品ごとのバラツキの範囲だったという話が真相のようです。

仮にですが、公称重量の決定方式が【10本のホイールをランダムに選び、平均重量を出す】だったとしましょう。
そのとき選ばれたホイールが誤差の範囲で軽めのものばかりなら公称重量も軽くなりますし、誤差の範囲で重めのものが集まれば公称重量も重くなる。

ただそれだけというのが真相らしいです。

ちなみに伝聞形で聞いた話なので、もしかしたら多少のマイナーチェンジが入っている可能性もあるのですが、これについてはわかりません。

C40のシマノの見解

これについてもいまだに誤解している人もいるようですが、デュラエースC40クリンチャー(WH-R9100-C40-CL)のリムハイトは35mmです。
9000系ではC35クリンチャーというホイールがありましたよね。

これについてシマノに直接問い合わせして聞いたことがあります。

R9100-C40(クリンチャー)のリム幅について。C17?ワイドリム?

このときのシマノとのやり取りですが、こんな感じでした。

C40クリンチャーはリムハイトが35mmとなっていますが、9000-c35のリムとの違いは何なのでしょうか?

ほぼ同じものですが、製造工程が違います。

製造工程が変わったから違うもの、という見方もできますが、シマノ自身がほぼ同じと言っているので、使ってみて違いを感じるようなものでもないでしょう。
なので9000-C35とR9100-C40も同じものと見ていいと思うのですが、公称重量は違います。

9000-C35 R9100-C40
1488g 1508g

製造工程が変わったとシマノが言っているので、それによる重量増加の可能性もありますが、ほぼ同じものとも言っているのでc24と同じく誤差の範囲ということでしょう。

名前が変わった=中身が変わったというわけではない

シマノホイールは、コンポの名称と合わせた名前になっているのが特徴です。
デュラエースが7900時代にはWH-7900でしたし、9000系の時代にはWH-9000となります。

こういう経緯から9000⇒R9100でホイールの名前が変わるのは仕方ないことなのかもしれませんが、実質的に中身が変わっていないホイールについては名前をそのままにしておいてもらったほうがわかりやすかった気がします。
特に9000-C35とR9100-C40では、何も知らない人が見たら【リムハイトが5mm上がってモデルチェンジしたし、買っておくか!】と誤解を生みそうな気がします。

7900⇒9000のときは、11速対応にしたという出来事がありましたので、名前が変わったのは当然です。

こういうことって、他社だとあまりないように思うのです。
シャマルウルトラのリムがマイナーチェンジしてもシャマルウルトラという名前は捨てませんし、ゾンダがワイドリム化してもゾンダという名前は変わりません。

まあ、【シャマルウルトラ】というだけでは年式がわかりませんので、イチイチ名前を変えてくるシマノホイールのほうが年式がわかりやすいというメリットもありますけどね。

個人的な感想ですが、シマノデュラエースのホイールは、c24だと登り限定みたいな性能になってしまうので、c40のほうがオールラウンドに使えてメリットが大きいように感じます。
C24は淡々とシッティングで登る人にはいい選択肢に感じますが、平坦で使うと失速も大きいので足を使わされる印象です。


Shimano – Dura Ace (デュラエース) R9100 C40 カーボンクリンチャーホイールセット

話が逸れましたが、結局のところ【9000-C24】と【R9100-C24】は同じものという話でした。
シマノのリムはアルミ&カーボンのハイブリッドリムにこだわっている気がしますが、他社が追従しないのはなにか意味があるんでしょうかね?
特許の問題?
カンパニョーロのバレッドとかマヴィックのコスミックカーボンみたいにアルミリムにカーボンフードを被せた構造はありますが、アルミリムにカーボンラミネートをしているのはシマノしかありませんよね。




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