カンパ12速化から予想する、シマノの今後の方向性。シマノも12速化追従?

先日ですが、カンパニョーロのスーパーレコードとレコードが12速化という記事を書きました。

カンパニョーロが12速コンポのスーレコとレコードを発表!今までのホイールは対応する?さて、シマノはどうする?

この12速化では結構重要なことがあったと個人的には思っていまして、ここから見えてくるシマノの方向性も予想していきましょう。



カンパ12速化の重要ポイント

多くのサイクリストはコンポ=シマノだと思うので、正直なところカンパの12速化といってもピンとこない人も多いのではないでしょうか?
現実問題として、スーレコやレコードを買える人って少ないですからね。

ただ、カンパの12速化では結構重要なポイントがありました。

エンド幅、フリーボディはそのまんま

カンパの12速化では、フレームのリアエンド幅は従来と同じ130mm(リムブレーキの場合)で、なおかつ11速スプロケと12速スプロケは同じ幅というアナウンスがありました。

これが結構重要なポイントでして、今までの12速化されるときの常識とは違った形だったわけです。

今までの12速化される場合の常識としては、

・チェーンをこれ以上細くするのは耐久性に無理があるっしょ。

・だから、スプロケを広げるしかないよね。

・スプロケが大きくなると、今までのフリーボディじゃ無理だよね。
フリーボディ大きくするか。

・フリーボディが大きくなったら、フリーボディがホイールの中心に入り過ぎちゃうよね。
リアホイールの左右のバランスがヤバくね?

・フレームのエンド幅を拡大するしかないよね。

こういう流れでした。
ところがカンパ12速化では、何とチェーンをさらに細くし、11速スプロケと同じ幅で12速スプロケを作ってしまったわけです。

これが大きなポイントでして、フレームやホイールの買い替えをせずに12速化できるようにしたのがカンパのスーレコとレコードと言えます。

シマノの方向性を予想

こうなった場合に、シマノも12速化に踏み切ってくる日が来るだろうというのは容易に予想できます。
また12速化してきた日には、このカンパが作り上げた【エンド幅変更なし、フリーボディ変更なし】の路線を追従するだろうとも予想できます。

ここでシマノが12速コンポを出してきたとして、例えばリアエンド幅135mm用に設計した12速コンポを出してきたとします。
これで一番困るのはフレームメーカーやホイールメーカーでしょう。
フレームメーカーは、シマノに追従してリアエンド幅135mmのフレームを作ったとしても、ホイールメーカーの意向も含めてコンセンサスを得ないとなかなか厳しいところです。
シマノにとって最大のお客さんはフレームメーカーでしょうから、お客さんの意向を無視した商品造りはしないかと思います。

シマノがエンド幅135mm用にコンポやホイールを作っても、フレームメーカーがエンド幅135mmのフレームを作ってくれないと意味がありません。
なのでシマノが12速化する日には、カンパの作った【エンド幅変更なし、フリーボディも共通】という規格で合わせてくるだろうというのは予想が付くわけです。

これを踏まえて、いくつかのパターンを勝手に妄想してみます。

カンパ基準を元に12速化

これは上でも書いた通りですが、カンパ12速と同様に、
・チェーンを細くする
・フレームのエンド幅は同じく130mm
・フリーボディも11速用と共通

こういう形でシマノが12速化してくる可能性です。
恐らくはこれが最有力なのではないでしょうか?

12速化しない

カンパ12速化で懸念事項があるとしたら、チェーンが細くなって耐久性はどうなんだ??という問題です。
11速チェーンの寿命が4000キロとか5000キロとか言われますが、ぶっちゃけ8速チェーンなんて8000キロくらい使えますよ。
11速チェーンでも耐久性が低いのに、12速チェーンは大丈夫なのかという懸念はあります。

そこを逆手にとって、例えばシマノは12速化を断念するという可能性もなくはないでしょう。
その際は【12速?あれチェーンが持たんぜ??シマノはユーザーのために耐久性を考えた結果12速化はしません(`・ω・´)キリッ】みたいな流れですね。

可能性としては低そうな気もしますが、こういう流れもゼロとは言い切れません。

フレームメーカー巻き込んでカオス状態に

業界をリードするシマノとして、12速化に伴いリアエンド幅が拡張した設計に変え、フレームメーカーにも同調を促す方向性ですね。
これが起こると、ホイールメーカーも巻き込んでエンド幅130mm用フレーム&ホイール、エンド幅135mm用フレーム&ホイールが乱立するカオスに突入します。

ただ、フレームメーカーもこの動きに追従しないところも出てくるでしょうし、これは正直考えにくいですね。

シマノの12速化は早くても2020年モデル??


Shimano – Dura-Ace (デュラエース) R9100 11スピードグループセット

105のR7000が2018年(今年)、2019年には恐らくはティアグラのモデルチェンジでしょう。
ティアグラとかどこか変える必要があるのかは謎なんですが、ティアグラでも油圧ディスクとか出してくる気でしょうか?

デュラエースの次のモデルチェンジは、順当に行けば2020年です。
東京オリンピックイヤーです。
このタイミングで12速化してくるのではないでしょうか?

ただシマノもいろいろ開発しているという噂があり、例えば無線コンポですよね。
シマノも本格的に無線コンポに行こうとしているフシはあります。

あと、シマノは積極的にディスクブレーキモデルを推していますよね。
北米での新車販売の7割はディスクブレーキ車という話もありましたし、当サイトで取ったアンケートでも次回はディスクブレーキ車を買いたいと思っている層が5割強いましたし、ディスク化への流れも見逃せないところではあります。

ディスクブレーキについてのアンケート結果。世界でのディスクロードの普及はどうなっている?


個人的には、シマノが11速化したとき、【10速で十分じゃね?】と思いました。
12速も必要になるのかと聞かれると、なかなか難しいところではあります。
よりクロスレシオになったスプロケになるという面では歓迎すべきことですが、チェーンなどの耐久性がどうなるのかはまだ未知数ですしね。

さて今年はシマノ105がモデルチェンジし、R7000となります。
これについては6月頃よりデリバリ開始という噂を聞きますが、結構質問を受けることとして【5800とR7000では性能差はあるのか?】ということがあります。
R7000を試した人はまだいませんのであくまでも想像なのですが、デュラエースが9000⇒R9100になった時のこと、アルテグラが6800⇒R8000になったときのことを考えた場合、正直なところそこまでR7000に期待しないほうがいいような気がしています。

間違っても5800⇒R7000への組み換えは、特殊な事情がない限りはあまりオススメしません。

R7000でいいなと思う点もいくつかありまして、一つはスプロケの歯数選択が増えたことです。
11-34Tも出るようですし、これについては期待できます。

あと、STIが小ぶりになったという話もあります。
こういうところは手が小さい女性などにはうれしいポイントかもしれません。

5800の105がかなり安くなっていますし、どうしても105に組み換えしたい人はむしろ安い5800にしたほうがいいかなと思いますけどね。

Shimano – 105 5800 グループセット




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