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ペダルからシューズ(クリート)をリリースするとき、どの角度でするのがいい?どの角度がやりやすい?

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ビンディングペダルを使っている人は、当たり前ですがペダルからシューズ(クリート)をリリースするときが来ます。
リリースとかステップアウトとかいろんな言い方がありますが、それは本題ではないので省略します。

 

そのペダルからのリリースについて質問を受けました。

ビンディングペダルからリリースするとき、ペダルは何時の位置がいいとかありますか?
やりやすい位置とかオススメの位置を教えてください。





回答いたします。

ペダルからのリリース

ビンディングペダルからリリースする動作は、SPDでもSPD-SLでも何でも同じで、踵を外に捻るような動作になります。
この位置が嵌まっている状態(ステップインしている状態)だとすると、

踵が外を向くように捻ればリリース(ステップアウト)になります。

一応、踵が内側になるようにしてもリリースは可能です。

ですがフレームにシューズが当たってうまくリリースできなかったり、位置によってはスポークに巻き込まれるという危険すぎる結果が待っているので、外にひねるのが正解です。

 

さてこのリリースをするとき、ペダルは何時の位置にあるのがいいのでしょうか?

ぶっちゃけ・・・

これについてですが、自分がやりやすい位置ならそれで正解です。
この位置なら正解ということも特にありません。

 

ただ、何となくの印象ですが、下死点付近でリリースしている人が多いような印象があります。

何時の位置だろうと、要は外したいときに確実に外せるかどうかが問題なわけです。
外したいときというのは停止時ですね。
これは信号が赤で停止するときもそうですし、歩行者がいきなり飛び出してきたなどで緊急停止する場合など様々ですが、外れてくれないと困るタイミングで外せなかったというのは致命的ですし落車しますので、どの位置であっても外せるようにしておくことが大切です。

私なりのこだわり

私の場合ですが、これについてはちょっとだけ無駄なこだわりがあります。

 

まず、踵を外に捻るという動作を考えてみましょう。
これは相対的に爪先が内側に捻る動きとも言えますが、この動作を運動力学的に見ていくと、膝関節の内旋という動作になります。

 

膝関節は関節の中でも大きな関節ですが、主な動作は屈曲(曲げる)、伸展(伸ばす)の二つです。
それに付随して、僅かな動作ですが内旋(内捻り)、外旋(外捻り)という動作もあります。

ただ膝関節は構造上、ほぼ内旋と外旋は起こりません。
足を伸ばしてやってみるとわかりますが、膝を内旋、外旋といっても、動いているのはほとんど股関節のほうです。
太ももの大腿骨を固定して、下腿だけ動かすことはほぼ無理です。

 

で結構専門的な話になってしまいますが、関節の動作にはカップリングモーションというものがあります。
これはある特定方向の動きをしたときに、自然と行われる動作とでもいいましょうか。

 

実は膝関節の屈曲時には、わずかながら内旋の動作を伴います。
これをカップリングモーションと言います。
逆に膝関節の伸展時にはわずかですが外旋の動作を伴います。

 

ここでまたペダルのリリースの話になりますが、リリースするのに必要なのは、股関節と膝関節の内旋方向への動きです。
膝関節の屈曲にはわずかな内旋動作が入るので、この屈曲位でリリースしたほうが膝関節への負担が少ないのではないかと考えています。



ただ、ペダルからリリースするときの内旋動作は、ほとんどが股関節です。
膝関節はほぼ内旋も外旋もしない関節です。
なので私のこだわりがどれだけ意味を持つのかは検証したこともないですが、膝の伸展位で内旋を加えるという動作だと、カップリングモーションに反するので膝に負担がかかるのではないかと勝手に推測しているためです。
(根拠はあるようでないかもしれませんが)

 

ただ何度も書いている通り、膝の旋回動作ではなくほとんどが股関節の動きです。
股関節を考えて行った場合、軽度屈曲位が最も関節に負担が少なく動かしやすいので、膝の話と股関節の話を総合すると、これくらいの位置が股関節にも膝関節にも優しいのではないかと思っています。

フレームのダウンチューブと平行になるくらいの角度です。
10時くらいの位置でしょうか。

 

ただ私の場合、だいたいはこれくらいの位置から12時くらいでリリースしていることが多い気がします。

関節の力学を見ていくと、関節に負担なくリリースできるのは9時~10時くらいじゃないかと思っているのですが、そもそも大きな力でリリースするわけでもないですし、恐らくは私の考えすぎです。

1つだけやめたほうがいいかなと思う位置ですが、12時~6時くらい、つまり足がバイクの後方に行っている状態でリリースするのはあまりオススメしません。
この位置はやってみるとわかりますが、ちょっとだけ窮屈な動作になります。
ペダルに対してシューズは平行に捻ることでリリースされますが、うまく外せない人は無駄に上方とかに力を入れていたりして平行に捻っていません。
後方に足がある状態はいわゆる【引き足】なんで、変に上方向とかに力を入れてしまって外せない可能性も出てきます。

初めてのビンディングの人は練習してね

私がビンディングペダルを手にしたのは、クロスバイクのときです。
クロスバイクにシマノSPDのPD-A600を着けていました。

初めてこれを付けた時、最初はかなり怖かったです。
なので平日のほぼ人がいないサイクリングロードで、無駄に脱着を繰り返しながら走る練習をしたことを覚えています。

 

初心者のうちは、信号待ちのときもリリースを早めにしておくほうが正解です。
完全停止してから外すのではなく、完全停止する前に左だけ外して停止に備えるイメージでしょうか。

 

ベテランの人の中には、信号待ちでもビンディングを外さないという人もいます。
これの理由ですが、たぶんクリートが擦り減るのがイヤなんじゃないでしょうか?
あとは即座に加速したいとかそういう願望があるのかもしれませんが、だいたいは柵などを手で持って支えています。

 

私はこれについては超否定的な立場なんですが、こうやってビンディングを外さずに信号待ちしている人って、後ろから見ていると発進時にふらついているんですね。
後続の自動車から見たら恐怖ですし迷惑でもあるので、こういうプレイはオススメしません。

 

結論としてですが、慣れ親しんだリリース位置があるなら、そこがベストでしょう。
これから始めるという人は私の考えも試してみた上で、外しやすい角度を自分で見つけてください。


 




コメント

  1. 野村竜司 より:

    完成車に付いていたホイールの交換で、DT SwissのPR1400を検討しています。
    セットで1417gでとても軽いのですが、柔らかすぎるなどの欠点はないのでしょうか。
    教えてください。

    • roadbikenavi より:

      申し訳ありませんが、記事と関係ない質問は問い合わせフォームよりお願いします。

      また、もう少し質問の要点を明確にして、何と比較しているのかをハッキリさせてください。

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