コーダブルームのアルミ、【FARNA 700】と【FARNA SL】の違い。似たような価格ですがまるで違うロードバイクです。

先日コーダブルームの【FARNA SL 105】がこの価格帯では最強だと思っているという話を書きましたが、

安くてハイスペックなロードバイクが欲しいなら、コーダブルームのFARNA SLが最強だと思う件。

これについて結構な数の共感のメールを頂きました。
コーダブルームはほかのメーカーに比べると地味な存在ですが、モノ自体はいいと思っています。

さて、コーダブルームのアルミバイクには【FARNA 700】と【FARNA SL】があります。
自転車界で【SL】と付くと、一般的にはスーパーライトを意味するので、SLのほうが上位です。

ただFARNA700とFARNA SLでは単に重量面の違いがあるだけではなく、基本的に違う性質のバイクです。
ここを理解しないと、単に重量面と価格だけで選択してしまいがちになるので、要注意です。



FARNA700とSLの違い

パーツスペックの違いは置いといて、この二つで大きな違いになっているのはフレームです。

こっちがFARNA700で、

こっちがFARNA SLです。

見てわかりますかね??
わかんないですよね。

FARNA700ではチェーンステイ長が420mmとかなり長めになっているのに対し、SLでは405mmと短めになっています。
ロードバイクのほとんどは410mm以下なのですが、チェーンステイ長が長くなると直進安定性が増すという特徴があります。
その代わり加速性が落ちるということもあります。

なのでSLはレーシングバイク、700はエンデュランス寄りのバイクと言えます。

フレーム自体の素材はどちらも同じ【6011アルミ】ですが、フレーム重量もだいぶ違うと思います。
SLのほうはフレーム重量1100gとなっていてまさに軽量アルミです。
パイプの肉厚もだいぶ薄い印象です。

700のほうは実車を見たことがありますが、フレームがかなり重そうに見えます。
実際、700のほうだとフレームがそれほど軽くない、エントリーグレードのフレームと言えます。

105完成車同士を比較すると

FARNA700にもSLにも、105完成車があります。
二つのパーツスペックを比較しましょう。


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700 105 SL 105
フレーム 6011アルミ 6011アルミ
フォーク カーボン フルカーボン
STI 105 105
クランク 105 50-34T 105 52-36T
FD,RD 105 105
スプロケ 105 11-28 105 11-28
ブレーキ 105 105
ホイール シマノ WH-6800
シマノ WH-RS61
タイヤ MAXXIS 700×25C MAXXIS COLUMBIERE 700×23C
重量 8.8キロ(サイズ500) 7.8キロ(サイズ500)
定価(税別) 150,000 165,000円

コンポは105で統一している点は同じですが、フレームの違いはさきほど書きました。
フォークについても違うようで、SLではフルカーボンと表記がありますが、700ではカーボンとしか表記がありません。
重量から見ても、700のほうはアルミコラムのカーボンフォークだと思われます。

コラムまでカーボンなのかアルミなのかで何の違いがあるかというと、乗り味的にはほぼ変わりません。
ただアルミコラムのカーボンフォークの場合、フルカーボンフォークに比べると200g程度は重くなる傾向にあります。
フルカーボンフォークのほうがハンドリングが軽いか・・・と聞かれると、どうですかね?
私にはイマイチ違いはわかりませんが、軽いほうがいいというのは自転車界の掟のようなもんです。

700のほうがホイールはちょっとだけスペックが高く、メーカーサイトでは【WH-6800】と書いてあります。
ただ6800ホイールは既に廃盤なので、後継モデルのWH-RS500だと思います。
6800とRS500は全く同じものですが、公表されている重量は9gの差があります。
これは単に計測誤差だそうです。

シマノWH-RS500は果たして『買い』なのか?旧アルテグラグレードのホイールだが。

タイヤはSLのほうがいいものが付いています。

さてこの二つ、おなじ105完成車で価格差は15000円あります。
走りの性格はだいぶ違うので、注意が必要です。

メーカーサイトでは、700のほうについて【巡航速度25km/hでの安定性を追求したオリジナルジオメトリー】と書いてあります。
一方、SLのほうは【完成車アルミロードバイク”世界最軽量”モデル。カーボンフレームに劣らない走行性能を持ったバイク】とあります。

700のほうはチェーンステイ長がかなり長く、420mmあると先ほど書きました。
これのおかげで直進安定性、低速安定性がよく、初心者でもフラフラしづらいというメリットはあります。

私が乗っているLOOK765もエンデュランスロードですが、それでもチェーンステイ長は410mmです。
個人的にはチェーンステイ長が長くなりすぎると【まったりしすぎる走り】になるので、あまり好きではありません。

ロングライド志向でレースに出る予定がない人でも、ロードバイクらしさを求めるなら【SL】を選んだほうが楽しめると思います。

ただ、最初からいいホイールが付くてくるという面では、700-105という選択肢もいいかなと。

FARNA SL2について

昨年このサイトでも記事にしたのですが、FARNA SL2というアルミバイクもあります。

Khodaa Bloomの軽量アルミフレームがFARNA SL2にモデルチェンジ!なんとコンポはカンパニョーロも!

昨年夏には発表されていて、試乗会でもその存在は知られていたバイクなのですが、なぜかコーダブルームのサイトにはその存在がありませんでした。
いろいろ調べた結果ですが、どうも生産体制が追い付いていない??のか発売時期が遅れているようです。

http://khodaa-bloom.com/news/release/17753/

注:昨日この件でメールいただいた方、この内容をスマホで見るとSL2の【2】がなぜか表示されてなかったのですが、PCでみたら【SL2】と書いてあることが確認できました。
失礼いたしました。


Khodaa Bloom(コーダブルーム) 2018年モデル FARNA SL2-CAMPAGNOLO CHORUS (ファーナSL2ンパニョーロコーラス)【自転車保険プレゼント中】

SL2ではフレーム形状が明確に異なっており、シートステーが低くなっていますね。
乗り味はSLよりもロングライド向きに味付けが変わっているそうですが、フレーム重量は同じく1100gと軽量のようです。

FARNA SLが最強だと思う、と書いた件ですが、正直この価格帯ではライバル不在と言っていいほどのスペックです。
レーシングバイクとしてのフレーム性能の評価も高いですが、パーツスペックもいいのでそのままどこもパーツ変更しなくても楽しめる一台なんですよね。

SL2のほうではカンパニョーロのコンポのモデルも出ますが、アルミバイクとは思えぬほどの値段になっています。
その代わり最初から高額なホイールがついていたりするので、どこも弄る必要がなくそのままレースへどうぞというスペックになっているのも凄いですね。

FARNA700のコスパも見逃せませんが、ロードバイクらしさを見たらSLもしくはSL2をオススメします。




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