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落車時のケガ対策として、プロテクターは必要??そもそも落車したことありますか?【アンケート付き】

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ロードバイクでの落車時のケガについて、質問をいただきました。

落車時の転び方やヘルメットやグローブなどについてはネットで注意喚起を
見かけはしますが、プロテクターについて記載しているものは僅かです。
怪我された方のブログで鎖骨骨折から回復したけど後遺症としてつっぱる
感じがするなどを読むと、理想的な骨折である鎖骨骨折でも場合によっては
後遺症が残る事からそれすら防げないかなと思うようになった次第です。
また働いている人にとって長期休養は人生において問題となりますし、
10代の若者のようにきれいに治りません。

 

骨折の箇所として考えられるのは鎖骨、肘、膝、悪いと手といった所でしょうか。
また打撲などで腰や脊椎などでは重篤な損傷も考えられます。
ロードバイクのスピードでは25km – 40kmぐらいが現実的だと思います。
このぐらいだと大きな怪我にはならないというブログもありましたが、
実際に骨折し、後遺症が残る人、自民党の谷垣幹事長や弱虫ペダル撮影中の
重篤な怪我を知るとプロテクターの必要性を考えてしまいます。

 

ロードバイクという観点で探しますとプロテクターは僅かで本当のバイクや
MTB系の本格的なものは多々あります。ロードバイクという性質や快適性を
考慮しながらいかに防御できるか/するのかどの様にお考えでしょうか。

 

今は擦過傷や日焼け対策として長袖、くるぶしまでのパンツを常用してます。
これに置き換えるのか追加でプロテクターが現実的か考えています。
下記Webサイトでは膝と肘のプロテクターが紹介されてますが購入を思案しています。
(他社でも似たようなものがありました)

 

アームカバーのようなシンプルデザインのプロテクター POiデザインズ コンフォートサポーター - 新製品情報2017
自転車、オートバイ、ウィンタースポーツ用のプロテクターを手がけるジャパニーズブランド「POi DESIGNS(ピーオーアイ・デザインズ)」より、アームカバーのようなプロテクター「コンフォートサポーター」がリリースされた。自転車パーツなどの企...

 

これに上半身用のロードバイクに合うプロテクターがないのか探している状況です。
どんなにルール順守や注意をしても転倒する可能性は残ります。多くの人は社会人で
怪我での長期休養はリスクとなるのでバイクのようにもう少しプロテクターの
商品が増えてもいいのかなと期待しています。確かに命に直結する事は少ないですし、
快適性が損なわれるのはロードバイクの否定にも繋がる部分だとは理解してます。

 

ここからは補足です。
転倒時に手をつくと複雑骨折、後遺症のリスクが高いからハンドルを
握ったまま肩で着地、鎖骨骨折が理想というブログが多数です。
肘をついて複雑骨折、回復後も違和感という後遺症も見かけました。
幸い、私は人生で骨折をしたことがなく、自転車でも転倒した事がなく
怪我に対する恐怖心が大きいのかもしれません。




これは非常に難しい問題もあるのですが、回答いたします。

落車と怪我

昨年私も落車&骨折しているのであまり偉そうに言える立場ではないのですが、ロードバイクという乗り物の本質というか、重心が高くてタイヤも細く不安定で、なおかつスピードも出る乗り物を薄着で走るという側面があります。
ロードバイクというと軽量化が命みたいな風潮はありますので、余計な装備は持たないとでもいいましょうか。

 

ご存知だと思いますが、その昔(1990年代前半まで)は、プロレースでもヘルメット装着は義務ではありませんでした。
1995年のツールドフランス、第15ステージにてチーム・モトローラに所属するファビオ・カサルテッリ選手が下りでの落車。
その際に頭を強く打ち付けてお亡くなりになってしまいました。

 

これがきっかけでプロレースでのヘルメット装着が義務化されたと言われています。

 

ツールドフランス第16ステージは、追悼ステージとなりました。
亡くなったカサルテッリ選手への追悼を込め、誰が言い出したわけでもなく、モトローラの選手が横一線に並び、アタックがかかることもなく追悼ランとなりました。

 

私の昨年の骨折は後続車両を先に行かせようとして、路側帯のところに退避しようとしたところ、わずかな段差に前輪が引っかかり落車しました。
停車しようとしていたのでスピードは減速中でしたが、まさかの骨折&手術でひどい目にあったわけです。

 

輪行⇒大落車⇒手を骨折・・・
昨日ですが、輪行して富士五湖に行ってきた話を書きました。 実は帰り道に、お恥ずかしながら大落車してしまいました。 そんな話を。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 大落車の顛...

 

ケガを防ぐためのプロテクター

マウンテンバイクのダウンヒル用なら、プロテクターはいろいろあると思うのですが、ロードバイク用のプロテクターというものはそもそもほとんどないと思います。
少なくとも、プロショップなどに行っても置いてないはずです。

 

質問者さんが挙げている怪我のうち、まずは重症なものと軽症なもので分けて考えたいと思います。

重症

何を持って重傷と定義するかは難しいところですが、脊髄損傷はかなりの重傷です。
脊髄損傷は、基本的に治ることがありません。
脊髄というのは中枢神経なのですが、痛めると不可逆的な変化、つまりは治るということはありません。

 

どのようなことで脊髄損傷が起こるかですが、一番多いとしたら頚髄(精髄のうち首の部分)の損傷です。
これは首を過伸展、過屈曲などで起こり得ます。

 

例えばですが、前輪ロックがかかるようなことから前方に投げ出され、顔面から着地したとします。
着地時の衝撃で首には過伸展がかかるので、頚髄損傷が起こる危険性があります。

 

頚髄損傷は首から下の完全麻痺となる可能性があります。
ちなみにですが、昔あったビアンキのクロスバイクでのサスペンションすっぽ抜け事故では、走行中にサスペンションフォークが分離し、乗り手が顔面から着地したことで起こっています。

 

脊髄損傷の中では圧倒的に頚髄での損傷が大きいのですが、これには理由があり、背骨の中で最も自由に動くのが首だからです。
胸椎(背中)は肋骨といるので動きは少ないですし、腰も首に比べると動きは少ないわけです。
首は可動域が大きい部分なので、その可動域の大きさが逆に痛めやすさにつながるとも言えます。

 

脊髄損傷をプロテクターで防げるのかについてですが、これは正直ほぼ効果はないのではないでしょうか?
脊髄損傷の中でも、例えば腰椎の骨折に伴う腰髄損傷であれば、腰のプロテクターをつけていることで骨折自体を防ぐ、もしくは和らげる効果はあるかもしれません。
ただし脊髄損傷で最も多いのは首で、首の可動域を制限するようなプロテクターとなるといわゆる【頸椎カラー】みたいなのになりますし、そんなもん付けてロードに乗る人はいないでしょう。

軽症

軽症の部類としては、擦過傷、打撲、骨折です。
骨折が軽症なのかについては微妙なところではありますが。

 

いわゆるプロテクター類は、こういったものについては緩和したり防ぐ効果はあると思います。
昨年私の落車ですが、サイクルジャージの肩が破れ、膝回りも破れ、グローブもボロボロでした。

長袖ジャージ(やや厚め)&ロングパンツだったので衣類が破れることで擦過傷はほぼありませんでした。
これが半袖ジャージで短いパンツだった場合、恐らくは膝回りはボロボロに皮膚がなっていたでしょう。

 

ただ、多くのロード乗りはプロテクターなど付けていないでしょうし、そもそも商品としてもほとんど見たことがありません。
試しにアマゾンで【ロードバイク プロテクター】と入れて検索すると、出てくるのはフレームプロテクターのシールなどが多いです。
こんなやつ。

これはチェーン跳ね時の傷などを防止するもので、これはこれでいいものなのですが、今回の件とは何ら関係ありません。

プロテクター

プロテクターとなると、後付けでつけるものばかりだと思いますが、例えばこんなものだとペダリングの邪魔になってしまうと思います。


一応ソフトタイプのようなので、ハードタイプのプロテクターに比べるとペダリングの邪魔にはなりづらいでしょうけど・・・

 

質問者さんが書いてくれたリンク先の商品はこちらのようです。



こちらの商品はPOi DESIGNSというメーカーのモノですが、自転車パーツを手掛ける東京サンエスとのタッグで開発されたとあるので、ペダリングの邪魔になりづらいように設計されていると思われます。

 

多くのサイクリストは、こういったものを使っていないだろうと思います。
これはペダリングの邪魔になるとか、暑いとか、そもそも必要性を感じていないとか理由は様々だと思います。

私の考えとしては、まずは乗り方である程度落車は防げると思っています。
乗り方についてはここ最近、交通法規などでも書いていますが、一番はムチャしないことです

 

弱虫ペダルの演者さんが脊髄損傷になったケースは、確か下りの右カーブで、曲がり切れず縁石にぶつかって落車だったと思いますが、下りでのオーバースピードは一番危ない状態です。
スピードのコントロールや乗り方などである程度は落車は回避できると思っています。

 

あと、些細なことですが、携帯ポンプをサイクルジャージのバックポケットに入れるのはやめたほうがいいです。
というのも、落車して背中を打ち付けた場合、携帯ポンプによって背骨の骨折が起こる可能性があるからです。
硬い突起物は、背中に入れないことが基本です。

 

上半身用のプロテクターとなると、こういったものでしょうか?


これを付けてロードバイクに乗る人がいるとはさすがに思えません。
あとこれを付けたとして、何を防いだのかは微妙です。

 

アンケート

さて話は長くなりましたが、アンケートです。

 

今回、3つのアンケートがあります。
過去の経験上、一つの記事に複数のアンケートを設置するとエラーが出やすいのですが、正しいアンケートが表示されていないときはページを更新してくださると助かります。

 

アンケート1

落車などに伴う怪我の経験はありますか?

 

選択肢は以下の5つです。

・なし
・ある(擦過傷)
・ある(打撲、骨折) 後遺症なし
・ある(打撲、骨折) 後遺症あり
・ある(擦過傷、打撲、骨折以外で重篤なもの)

 

[poll id=”24″]

 

※このアンケートは複数回答可能です。
例えば過去に2度落車しており、一回目は擦過傷、二回目は骨折の場合はそれぞれ選択してください。

 

※違うアンケートが表示されているときは、F5でページを更新してください。
ご迷惑おかけいたします。

アンケート2

落車などでケガをしたとき、ケガの場所はどこですか?

 

選択肢は以下の9つです。

・手(手首や指など)
・肘
・肩
・膝
・足(足首付近)
・腰
・首
・頭部
・その他

 

[poll id=”25″]

 

※このアンケートは複数回答可能です。

 

※違うアンケートが表示されているときは、F5でページを更新してください。
ご迷惑おかけいたします。

アンケート3

プロテクターは使っていますか?

(ヘルメットとグローブ以外の話でお願いします)

 

選択肢は以下の3つです。

・使っている
・使っていない(使う予定もない)
・使っていない(検討している)

 

[poll id=”26″]

 

※違うアンケートが表示されているときは、F5でページを更新してください。
ご迷惑おかけいたします。

 

なお、使っている人がいましたら、具体的な商品をコメント欄もしくはメールにて教えていただけると助かります。
注意事項としては、ヘルメットとグローブ以外のプロテクターの話でお願いします。
時々ノーヘルのロード乗りを見かけますが、怖くないんですかね??
私の勝手な印象ですが、なぜかノーヘル族は中年男性に多い気がします。

 

コメント欄は相変わらずキャプチャが不調ですが、キャプチャが表示されていないときはF5などでページを更新してください。

 

お暇なときにアンケートへのご協力、お願いいたします。




コメント

  1. からから! より:

    日焼け対策込でオールシーズン長袖です。
    でも、下りで速度を出さないのが一番です。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      私も同様で長袖着用に昨年からしています。

  2. MO より:

    初コメです。オートバイにも乗る者として…
    プロテクターは飛来物やもらい事故に効果が出る可能性があります。
    オートバイ用のプロテクタが普及し始めたのはまだ十数年前です。
    自転車はこれから開発・普及があるかもしれません。
    あと「すり抜け」で最後尾を避けると追突事故を免れる場合があります。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      自転車用プロテクターが今後もし普及するとしたら、動きやすさも考えたソフトタイプみたいなものになるのではないかと思います。
      しかし需要が少ないので、頑張って開発するメーカーが出てくるかはやや疑問です。

      >あと「すり抜け」で最後尾を避けると追突事故を免れる場合があります。

      これについてですが、確かに追突事故は避けられるのかもしれませんが、オートバイと違いすり抜けて前に出ても結局は速度差の問題で追い越しされるわけで、むしろ危険だと思います。

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