カーボンクリンチャーホイールにラテックスチューブはアリ??【質問いただきました】

カーボンクリンチャーホイールについて質問を頂きました。

このホイールはラテックスチューブは大丈夫でしょうか?
〇〇〇〇〇〇〇〇のブログでラテックスチューブを使っていたのでコメントして質問したら、無視されてるのかコメントが削除?みたいにされちゃいまして。

※具体的なサイト名が記載されていたので、伏せ時にさせていただきました。




このコメントはSACRAのKYLEについての記事についてコメントいただいたものです。

SACRAがニューホイール、KYLE3とKYLE5を開発!今回はどうなのか??

回答いたします。

カーボンリムとラテックスチューブ

まず一般論としてですが、カーボンクリンチャーにラテックスチューブは絶対NGです。

これの理由ですが、カーボンクリンチャーリムは構造上、素材の特性上、ブレーキングの熱がリムに籠る傾向があります。
アルミリムの場合でも、ブレーキングによってリムに熱が発生するのは同じです。
ただアルミという素材の特性上、ブレーキングで発生した熱が一か所に籠らず、リム全体に放熱されるようなイメージになります。
そのためリムの一か所だけ高熱になることは、アルミリムの場合はありません。

要は熱伝導性の違いです。
アルミは熱伝導がいいため、一か所だけ高熱になっても即座にリム全体に広がるように放熱されます。
カーボンリムは熱伝導性が悪いため特定部分だけが高熱になり、それが籠ってしまい放熱されにくいという弱点があります。

ラテックスチューブはラテックスという素材の特性上、どうしても熱に弱いのです。
熱が加わると溶けます。
ちなみに画像は熱とは関係ないのですが、全く同じサイズのラテックスチューブです。
円周が大きいほうは、半年以上使い続けたラテックスチューブ。
これだけ伸びます。

なので原則としてはどのカーボンクリンチャーでも、ラテックスチューブはやめたほうがいいです。
多くのホイールメーカーは、説明書に【オマエラ、らてっくすちゅーぶはツカウナヨ】と書いてあると思います。
もし書いていないメーカーでも、使わないほうが無難です。

これはカーボンという素材の特性上仕方ないことなので、どこがカーボンリムを開発しても原則としては同じです。
強いて言うならば、カーボンリムをアルミで補強しているものなどについては大丈夫な可能性もありますが、最近はそういうホイール自体がないような気がします。

ブレーキ面がアルミで、カーボンフードを付けただけのホイール(マヴィックのコスミックプロカーボンや、カンパニョーロのバレット、シマノC60クリンチャーなど)については、基本がアルミリムなので何ら問題ありません。

Campagnolo – Bullet (バレット) 50 カーボンクリンチャーホイールセット

またカーボンチューブラーホイールの場合、チューブラータイヤの多くは中にラテックスチューブが入っています。
しかしクリンチャーとは構造が異なり、リムとチューブが直接接触していない(タイヤが間にある)ので、こちらは問題ないでしょう。

読んでみましたが

質問者さんが書いてきたブログを見てみましたが、確かにラテックスチューブを使っているようですね。
しかも後輪だけ。
正直、これの真意はわかりません。

可能性としてはいろいろあると思うのですが、
・短距離なら問題ないと思った(?)
・そもそもカーボンクリンチャーでラテックスがダメということを知らない(?)
・単なる記載ミス(?)
・ブレーキングが求められるようなコースを走っていないので大丈夫と思った(?)
・リアだけラテックスのようなので、リアブレーキを使わないと決めていた(?)

真意はわかりません。
ただ、普通はやめたほうがいいと思います。
ほとんど距離を走っていないなら、ラテックスでもいいやと考えた可能性もあるかと思いますが、インプレするのに短距離というのも考えにくいですしね・・・

カーボンリムの放熱性は、昔より上がっていると言われています。
一昔前のカーボンクリンチャーリムだと放熱性が悪く、熱に寄るリム破損もそれなりにあったということを聞きます。

最近でも、初心者さんが安価な中華カーボンクリンチャーを買って、ブレーキ熱でリムを速攻ダメにしたという話も聞いています。
これはカーボンという素材の特性上仕方ないことで、下りが下手な人が安易に手を出すとリムを壊します。
シマノがカーボンクリンチャーに手を出さない理由は、熱によるリム破損の問題をクリアできないため、どんな実力の人が買うか分からないホイールは市販できないと考えているという話を聞いたことがありますが、真相はわかりません。

誰が開発したカーボンクリンチャーでも、原則としてはラテックスはNGです。
ただ何かしらの理由が合ってラテックスチューブを使用したのかもしれませんし、こればかりはそのブログの管理者様に聞いて下さいとしかいいようがありません。
と言っても、聞いても回答いただけないようなので、真相はわかりません。
真相はわかりませんが、一般論としては使うべきではないでしょう。




このブログのインプレについてどう思うかというメールが時々来るのですが、正直なところ詳しいことは直接聞いてくれとしか言いようがありません。
サイク〇モードの短距離の試乗であそこまでインプレを書けるものなのか、信憑性はどうなのかという話は過去に何通かメールで頂いていますが、私の関与する問題ではないので知りません。

ただ自転車ブログを読んでいる方も目が肥えているというか、鋭いところを見ている人もいるもんだと思うことはあります。
例えばですが、サイクル〇ードで試乗して、登りが秀逸とかスプリントが良かったという感想を書いていたら、それは絶対にあり得ないでしょう。
登りについて語るならそれなりの斜度がないと語れないと思いますが、私の知る限りサ〇クルードにそんな激坂はありません。
またあんなに狭い試乗コースでスプリントしている人がいたら、迷惑を通り越して事故です。
出入り禁止レベルの悪行でしょう。
スプリントというからには50キロを超えるような速度だと思いますが、相当な人数をなぎ倒さない限りはスプリント不可能です。

インプレについてですが、乗ってもいないのに想像で書くのはさすがに論外です。
中には文字数を稼ぎたいというか情報量を多くしたいのか、実際には感じ取れないだろうということまで想像で書いてしまう人もいるとかいないとか、そういう話は時々聞きます。

例を挙げるならば、先ほど書いたように〇イクルモードで試乗したのに、登りが軽快だったなどという感想ですね。
そんな激坂はありません。
ああいうコースでスプリントする人はいませんので、スプリントがうんぬん書いてあるとしたらそれは実体験ではなく妄想の可能性が高いでしょう。

私はサイクルモ〇ドなどのイベント系の試乗はあまりオススメしていません。
乗れるということのメリットはありますが、短距離でしかも制約が付いているコースの試乗だと、得るものがあまりないと思うからです。
せいぜい出てくる感想は【好きか嫌いかの可能性】、【自分に合うか合わないかの可能性】程度だと思います。
ビンディングペダルも使わせてもらえませんし、ポジション合わせもそこまで厳密にやるわけでもないので、何となくのフィーリング以上のものを得ることは不可能だと私は思っています。
舗装状態も良すぎる道なので、振動吸収性もわかりませんし。

結構大きな差になると思うのが、ビンディングペダルが使えるかどうかです。
私が過去に書いた試乗では、全て自分が普段から使っているビンディングペダルを使っています。
ショップの方も当然のように、私のバイクからペダルを外して付けてくれます。

フラぺ&スニーカーで乗るのと、普段から使い慣れているビンディングペダル&シューズで乗るのでは、結構違うと思うんですね。
試乗の際はなるべく普段乗っているのと同じ環境で試乗したほうがわかりやすいと思っているので、本当ならホイール&タイヤも自前のものにしたいくらいです。

またああいう試乗会では多くの人数が次々と乗るわけです。
なのでタイヤの空気圧は体重が重めな人に合わせるようにしていることも多く、結果的に空気圧高めが多いかと。
路面状況が良すぎるところを高圧タイヤで走ると、やたら走りが軽いような錯覚が生まれます。
短距離だからそれでいいんでしょうけど、それで長距離走るのはつらいですよね。
なので実走とはかけ離れていると思っています。

私は試乗するとき、メーカーの直営店に行き、試乗車をお借りします。
私の場合平日しか行かないので、結構好き放題乗らせてくれるんですね。
ビンディングペダルも使わせてくれますし。


ポジションもそこそこ合せてくれますし、コースも自由に走ってよいと言われます。
なので試乗車を借りる前に、そのショップの近くに激坂があるかないか、事前に調べてから行くことも多いです。
坂がどうなのかも試したいですからね。

試乗時間も20~30分くらいと言われることが多いですが、私が行くときは平日です。
お店の方からも【一応決まりでは20分程度なんですが、今日はお客さんも少ないので40分くらい乗ってても構わないですよ】と言われたこともあります。
あと、ある店では【今日は暇そうだし、時間無制限でどうぞ!納得いくまでお試しください!】と言われたこともありますw
しかしながら、こういったメーカー直営店って、どうしても首都圏に固まっています。
前に静岡在住の方から、静岡で試乗できるショップを知らないという話もありました。
厳密に言うならば、【乗りたい車種の試乗ができるショップがない】という意味だと思いますが、どうしても地域差は出てしまいます。

試乗できるショップが増えると嬉しいんですけどね。
なかなか地方から新幹線や飛行機で東京に来て、試乗車を乗りまくるというのは現実的ではないかもしれませんが、個人的には手間と費用が掛かっても、気になる車種があるショップで試乗したほうがいいと思います。
私自身、一台目のロードバイクを選ぶときは、かなりの数の試乗をしました。
そこで得たものは意外と大きかったです。
雑誌で絶賛されていたロードバイクが、乗ってみてほかのものと大差ないとか。

話は逸れましたが、一般論としてはカーボンクリンチャーとラテックスチューブは禁忌です。
しかし、走行中にチューブが溶けてパンクするという体験をしたい漢がいましたら、別に止めません。
あと、ディスクブレーキのカーボンクリンチャーなら、リムにはブレーキ熱が加わらないので特に問題ないかと思います。
ただそのブログの方がどういう意図でラテックスを使っているのか知りませんので、それは直接お尋ねください。

と言っても回答貰えてないようなので・・・真相は不明ですw




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