ヒルクライムにオススメのアルミクリンチャーホイールを選ぶならば?

ヒルクライム用にオススメのホイールってなんですか?とよく質問を受けますが、これに対する回答を。

まず、ヒルクライムでは重量が大切と言われます。
重たいものを上に上げるのと、軽いものを上に上げるのではどっちが楽ですか?
当然、軽いほうですよね。



そうなると軽いホイールがヒルクライムに最適・・・となりがちなんですが、実はそんなに簡単な話ではありません。

乗るのと持つのでは違うんです・・・

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どこのサイトでも、どこの本でも、どの自転車屋でも【軽さは正義】みたいに書かれていたり言われたりします。
確かに、ホイールを持って走れと言われたら、軽いほうが楽ですよね。
でもホイールは乗るものであり、なおかつ転がすものです。
軽くても剛性が低いと、ペダルを踏みこむたびにホイールが横にたわんでしまい、進まないのです

でも剛性って一番難しい部分で、人それぞれ必要な剛性は違います。
ペダリングの技術によっても話は変わります。
ペダリングがうまくてしっかりとパワーを伝えることができる人だと、剛性が低いホイールでもあまり問題になりません。
ところがペダリングが下手な人でガシガシ力を入れるような人には、剛性が低いホイールだと頑張れば頑張った分だけホイールが横にたわんでしまい、進まないのです。
頑張れば頑張るだけ進まない・・・これは拷問の世界ですね。

あと、体重が重い人はそもそもホイールがたわみますから、剛性が低いホイールは向きません。

デュラエース WH-9000-C24-CLはどうか?

ヒルクライムのホイールが欲しい!と自転車屋に相談すれば、真っ先に勧められるであろうホイールがデュラエースC24です。
これ、確かに軽いです。前後で1387g。リム重量は385g程度。ハブはデュラエースで回転性能もよい。

このホイールですが、まず乗り手の体重を選びます
個人的な意見では、体重70キロ以上の人にはあまりお勧めしません。剛性が低めなので体重が重い人が使うとたわんで進まないからです。
このホイールが向く人は、ペダリングがきれいでシッティングで淡々と登る人。ダンシングは結構横にたわむ気がします。
ちなみに最近、デュラエースはモデルチェンジしてR9100シリーズになりましたが、一部情報ではリムが前後で50g程度重くなった模様です。
これは【軽さ=正義】と思う人には痛手なのかもしれませんが、リムが重くなっていたらリムの剛性が上がっているはずなので、むしろいいホイールに進化した可能性があります。
まだ市場では見かけないので、出回ってきたらインプレしたいと思います。

ちなみにWIGGLEではすでに9100シリーズとなっている模様です。
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デュラエース9100 C24 WIGGLE

デュラエース WH-9000-C24がおすすめな人は
・体重70キロ以下
・シッティングで淡々と上り続ける人

<2017年4月追記>
デュラエース9000-C24ですが、ほとんどのところで売り切れとなっているようです。
R9100-C24については9000系と比べてリム重量が少し重くなったのですが、ワイドリム化されませんでした。
ワイドリム化されていないのに重くなったという現象についてですが、リムの剛性が上がったようです。
9000系の弱点であった、剛性が低めであるということが改善されたという話も聞くので、重量が増したとはいえ【改悪】ではなく【改善】といっていいでしょう。

デュラエースでは剛性不足な人には・・・

デュラエースでは剛性不足に感じる人には、フルクラムのレーシングゼロもしくはマヴィックのキシリウムプロSLをお勧めします。
理由ですが、この二つはデュラエースと決定的に違う点があり、スポークがアルミスポークです。
デュラエースはスチールスポーク。
アルミスポークになると剛性がかなり上がり、踏み込んだ分だけ進む感じがしてダイレクトな乗り味になります。

フルクラム レーシングゼロ

重量 前後で1440g。

レーシングゼロ WIGGLE

なぜか、レーシングゼロカーボンのほうがセールで安くなってますが。。。

レーシングゼロカーボン WIGGLE
重量は1358g。アルミスポーク採用です。
ヒルクライム用にこれが51%オフ、なおかつレーゼロノーマルより安いなら、ぶっちゃけこっちがほしい。

マヴィック キシリウムプロSL


WIGGLEでの取り扱いがないマヴィック。
重量は1395g。アルミスポーク(ジクラルスポーク)採用。
タイヤとチューブがセットなので、フルクラムやシマノよりは割高に見えますが、まあまあいいタイヤがついてきます。

レーシングゼロやキシリウムプロSLはアルミスポークなので、デュラエースC24よりも剛性が高いです。
ダンシングでガシガシ攻めたい人とか、ペダリングが雑かもという人や、体重が重い人、パワーライダーはレーシングゼロやキシリウムプロSLがオススメですね。
そういう人にはC24では物足りないと思われます。
ていうか、レーゼロカーボンのお買い得度はやばいっす。

ちなみにキシリウムプロSLの詳細スペックはこちら。

重量 F60 0g,R795g

ペア1395g

リムタイプ ISM 4D

(ノーマルリム15㎜)

リム高 F24mm,R26mm
スポーク素材 アルミ(ジクラル)
スポーク数 F18、R20
付属タイヤ イクシオンプロ25c

(210g)

対応タイヤ クリンチャー

キシリウムプロには、【キシリウムプロSL】と【キシリウムプロ】がありますが、これの違いはリム幅だけです。
キシリウムプロSLはノーマルリムなので23Cタイヤも使用可能。
キシリウムプロはワイドリムなので、25cタイヤ以上となります。

この【SL】というのはロードバイク業界ではよく見かける単語ですが、【スーパーライト】の略です。
なのでノーマルリムのほうが軽いので、ノーマルリムのほうにSLがついています。

マヴィックについては、サイクリングエクスプレスで買うのが安いと思います。
キシリウムプロSLをサイクリングエクスプレスで見る

ちなみにですが、マヴィックにはキシリウムエリートというホイールもあります。
キシリウムエリートですが、リム自体はキシリウムプロとほぼ同じです。
スポーク素材がキシリウムプロだとアルミ(ジクラル)、エリートだとスチールスポークとなります。
ハブも若干差があります。

重量 F680g,R870g

ペア1550g

リムタイプ ISM 4D

(ワイドリム17㎜)

リム高 F24mm,R26mm
スポーク素材 スチール
スポーク数 F18、R20
付属タイヤ イクシオンプロ25c

(210g)

対応タイヤ クリンチャー

キシリウムエリートも、デュラエースC24とリム重量はあまり差がないので、デュラエースで剛性が足りないと感じる人にはいいホイールだと思います。
もちろんですが、キシリウムプロSLのほうが上になりますが。

MAVIC キシリウムエリートをサイクリングエクスプレスで見る

結論、軽さだけに惑わされるな!

今、流れ的に4つのホイールを紹介しましたが、ヒルクライム向けに一番のおすすめホイールは何かと聞かれたら、間違いなくレーゼロカーボンです。
まあ、セールで半額だからデュラエース並みの価格で買えますが、セールじゃなければデュラエース二本分です。

レーゼロカーボンは置いといて、おすすめなのはやはりレーシングゼロかキシリウムプロSLになります。
体重が軽い人なら、レーゼロやキシリウムだと剛性がありすぎてつらいこともあります。
なのでご自身の体重、乗り方なども考慮に入れて、ベストなホイールを選びましょう。




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