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ロードバイクとクロスバイクの速度があまり変わらない?【質問いただきました】

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クロスバイクを持っていてロードバイクを買った方の、速度について質問をいただきました。

最近キャノンデールの2018年CAAD12 105を購入しました。
ジャイアントのRX3を持っていて、ロードバイクがほしくなって買ったのですが、
速度がRX3と比べて同じのような気がします。振動の吸収性はアルミなので
振動を拾うのは仕方ないのですが、ネットで見てみると、カーボンバイクと同じ
くらい軽量で走行性能はミドルカーボンと同じくらいと書かれていましたが、
変速の仕方が悪いのでしょうか?それともタイヤを変えたら、解消されるのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ございませんが、回答をよろしくお願いいたします。




回答いたします。

クロスバイクとロードバイクの速度?

まず考えなければならないのですが、クロスバイクとロードバイクの速度は同じでしょうか?
違うのでしょうか?
違うならどれくらいの差があるのでしょうか?

 

一般的に、クロスバイクよりもロードバイクが速いと言われます。
スピードを求めるレースではロードバイクしか使われませんし、そもそもプロレースではクロスバイクではレギュレーションの問題から出場できないですが。

 

で、一般人がクロスバイクで100キロの距離を走るのに、巡航速度が28キロくらいだったとします。
その人がロードバイクだとどれくらいの速度で巡行できるかというと、28キロ~30キロくらいでしょう。

 

速度差なんて、一般人クラスだとそんなもんだと思います。
この差を大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれですが、2キロの差って自転車ではそこそこ大きいです。
2キロの速度差で追い抜かれると、速いなぁと感じる人が多いかと。

 

数字で見ると【0~2キロの差】だったとしても、乗っているフィーリングはだいぶ違うはずです。
あとロードバイクに幻想を持つ人もいますが、クロスバイクで30キロで巡行でいっぱいいっぱいという人が、ロードバイクに乗り換えたからすぐに40キロ巡航が可能になるということはありません。
あくまでもエンジンは人間ですよ?

 

私の場合ですが、同じ100キロの距離で、峠を含むコースをクロスバイクとロードバイクで走った場合、サイコン上の平均速度の差はせいぜい1、2キロです。
たったそれだけですが、フィーリングはまるで違います。
クロスバイクは11キロくらい、ロードバイクは8キロくらい、どっちもビンディングペダル使用という条件でも、この程度の差しかなりません。

ロードバイク買いたての場合は話が変わる

クロスバイクは乗車姿勢が突っ立っていますが、それよりもロードバイクのほうが前傾姿勢になります。
この違いは単に空気抵抗だけの話ではなく、足でも使う筋肉が変わりますし、使い方も変わります。

 

クロスバイクに長期間乗っていた人がロードバイクに乗り換えた場合、乗車姿勢の違いや使う筋肉の違いからペダリングがおかしくなる人もいます。
クロスバイクのフレームは軽量化を意識せずに無駄に剛性が高いものが多いので、雑に踏み込みまくっても進むフレームが多いです。
ロードバイクの場合は軽量化されていて剛性バランスもクロスバイクのフレームとは異なる場合があり、雑に踏み込むと【頑張っているけど推進力にはつながっていない】という結果になることもあります。

 

また重量差も関係します。
自転車は重心が高い乗り物です。
自転車よりも人間のほうがはるかに重いですので、重い人間が上に乗る自転車はバランスとしては悪い乗り物です。

 

クロスバイクは10キロ程度ありますが、ロードバイクだと8キロくらいに軽くなります。
軽すぎる自転車って、慣れるまでは乗りづらいものです。
この方のCAAD12は軽量アルミではありますが、ロードバイク全体から見ると決して超軽量ではありません。
しかしクロスバイクよりは圧倒的に軽いわけです。

 

お金をつぎ込めば、5キロ台のロードバイクを買うこともできますが、そういう超軽量ロードって慣れるまではホント乗りづらいです。
ヒラヒラするし、フワフワするし。
なので慣れるまでは下手するとクロスバイクのほうが速いという人もいるくらいです。

パーツ交換よりももっと走り込むことをオススメします

この方はロードバイクを買ってまだ2ヶ月、ロードバイクは休日に40キロ弱走っているそうですが、正直なところでいうとまだロードバイクに慣れていないという感じではないでしょうか?
クロスバイクとロードバイクでは、ペダリングも違うと思っています。

 

大して巡航速度が変わらないから、タイヤ変えようとかホイール変えようとかそういう方向性に行く人もいると思います。
それはそれで正解というか、たしかに速くななれる可能性も秘めています。

 

しかしながら、それよりももっと基本的なことが出来ていないと、お金ばかりかかってさほど変わらないという結果になりかねません。
お金が余っていて散在することは気にしない人なら、パーツ交換に走るのもいいと思いますが、まだ走行距離がほとんどないに等しい状況なので、まずは走り込むことでロードバイクと自分自身の【馴染みだし】をしたほうがいいと思うんですね。

 

ここでいう馴染みだしというのは、ポジショニングも含めますが、ポジショニングだけではありません。
個人的にはフレームやホイールによって力の掛け方は違うと思っているので、同じポジションであっても力の掛け方の問題とでも言いましょうか。
ポジション自体も、そこそこ走らないとわからないと思っています。
プロショップで行うフィッティングは、平均点を目指すためのポジショニングです。
最高点を目指すには、自分で試行錯誤するしかありません。

 

100万のロードバイクだから速いわけでもなく、身体と機材がマッチして、さらにうまく使いこなせるようになるから速いのです。
100万のロードバイクでも、乗り手によっては20万のロードバイクで全然勝てます。




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