【アンケート結果】ディスクブレーキ車とキャリパーブレーキ車、どっちを買うべき?どっちを買いたい?

先日、【次にロードバイクを買うなら、ディスクブレーキ車とキャリパーブレーキ車、どっち??】というアンケートを行いました。

全面解禁されたツールドフランス2018では、ディスクブレーキ車がどうも少ないらしい。【再アンケート付き】

このアンケートは過去にも行っております。

ディスクブレーキについてのアンケート結果。世界でのディスクロードの普及はどうなっている?

前回のアンケートから数ヶ月経ち、さらに現在開催されているツールドフランスでのディスクブレーキ車の使用率を見て、考えが変わった方もいるでしょうし、考えは変わらないという人もいたと思います。
再アンケート結果をここで公開いたします。



ディスクブレーキ?キャリパーブレーキ?

前回のアンケートと異なる点ですが、回答の選択肢を一つ増やしています。
増えた選択肢は【業界の動向を見て考える(今は決めきれない)】です。

一番不安に感じる点というか、今後フレームメーカーやコンポメーカーがどこに行こうとしているのか、正直不安だという声もよく聞きます。
また、メーカーの動向だけでなく、ユーザー側がその流れに乗るのかも不透明です。

アンケート結果はこちらになります。
(7月19日現在)

旧アンケート

(2018年4月開催)

新アンケート

(2018年7月開催)

必ずディスクブレーキ車を買う 107票(21%) 98票(17%)
たぶんディスクブレーキ車を買う 167票(32%) 131票(23%)
必ずキャリパーブレーキ車買う 64票(12%) 85票(15%)
たぶんキャリパーブレーキ車を買う 176票(34%) 127票(22%)
業界の動向を見て考える(今は決めきれない) 140票(24%)
総数 514票 581票

今回は選択肢が増えたので厳密な比較は難しいところです。
ただ【業界の動向を見て考える】という層が最も多かったことから、やはり不確定な業界の動向次第だと考えている人は多いようです。

ディスクVSキャリパーだけ見ると、こうなります。

旧アンケート

(2018年4月開催)

新アンケート

(2018年7月開催)

ディスク(必ず+たぶん) 274票 229票
キャリパー(必ず+たぶん) 240票 212票
総数 514票 441票

どちらも僅差ですが、ディスクブレーキ車に気持ちが傾いている人がわずかながら多いことになります。




業界の動向


FELT(フェルト) 2019年モデル VR2[カーボンフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

前にもご紹介いたしましたが、北米での新車販売の7割は、ディスクブレーキ車だということです。

ディスクブレーキについてのアンケート結果。世界でのディスクロードの普及はどうなっている?

勝手な印象ですが、アメリカ人とかディスクブレーキが好きそうな気がします。
ロードだけでなくMTBの普及も考えると、北米だとディスクブレーキに対して取り入れやすい環境なのかもしれません。

ただあくまでも新車販売の話なので、ロード全体の普及率としてどうなのかはわかりません。
多くの人は新車を買うのではなく、今まで持っていたロードバイクに乗っているはずですので。

2019年モデルのスペシャライズドは、ほぼディスクブレーキという構成で来ました。

2019年モデルのスペシャライズドは、ほとんどがディスクブレーキ車のロードバイクらしい。

私が聞いている範囲では、キャリパーブレーキ車はカーボンフレームだとターマックコンプだけ、あとはアルミのアレーがキャリパーブレーキです。
それ以外はディスクブレーキしかないようです。

これはなかなか思い切ってきた印象ですよね。
既存のキャリパーブレーキ車しかない人は、スペシャにしたいなら今後はディスクブレーキしかほぼ選択肢がないことになります。

2018年ツールドフランスですが、ディスクブレーキが正式に解禁されました。
今までは試験的運用とかでしたが、正式に解禁です。

今のところですが、全てのチームがディスクブレーキ車というわけでもないようです。
ディスクブレーキの最大のメリットはブレーキの引きが軽いことなので、本来は下りが含まれるコースで威力を発揮しそうな気がしますが、平坦ステージではディスクブレーキ車を使うチームがあっても、坂が含まれるコースだとディスク車の使用率がどんどん下がっていることに注目です。

主な理由は、
・ディスクブレーキ車は重量面で不利(登りが不利になる)
・パンクしたとき、ニュートラルカーのサポート体制に不安
・パンク時のホイール脱着で時間がかかる

こういった理由から、ディスクブレーキ車が全盛とはいかない事情があるようです。

ディスクブレーキ車のメリット


ディスクブレーキ車のメリットは、私が考えるに以下の点です。

<ブレーキの引きの軽さ>
油圧ディスクブレーキだと、少ない力で大きな制動力を得られるというメリットがあります。
これは特に、手が小さく非力な女性とか子供にメリットが大きいでしょうし、一般成人の男性でも体力の消耗を抑えるというメリットがあります。

<雨天時でも制動力が落ちにくい>


ディスクブレーキのメリットですが、雨天時でも制動力が落ちにくいということが挙げられます。
リムブレーキの場合、リムの汚れで制動力が大きく落ちます。
雨天時は地面に近いリムは水滴や汚れが付きやすいので、雨天時のキャリパーブレーキは本当に効きが悪くなります。

ディスクブレーキはディスクローターが地面から離れているので、その分ローターが汚れにくいわけですね。

<リムを軽量化できる>


リムブレーキと違ってリムにブレーキゾーンを作る必要がないので、リムの設計を自由にできるため軽量化しやすいというメリットはあります。
ただ市販品のディスク用ホイールを見る限り、極端に軽量化されたリムはないようです。
これについてですが、リムの強度、クリンチャーならビートフックなどを考えた場合、リムブレーキ用のリム以上に軽量化する余地はなかったのかもしれません。

<リムを痛めない>


リムブレーキだとブレーキシューでリムを挟むため、リムが削れていきます。
アルミリムならそこまで大きな問題ではないのですが、カーボンリムの場合はリムの放熱性の問題からリムに熱が籠り、リム破損につながりやすいというデメリットがありました。

ディスクブレーキ車ならリムのブレーキ熱を考える必要がないので、ディスクブレーキほど積極的にカーボンリムを使うべきと思っています。

ディスクブレーキ車のデメリット

私は世の中のすべてのもので、メリットしかないものというのは信じません。
メリットがあればデメリットもあるものです。

ディスクブレーキ車のデメリットは、以下の通りです。
<重量面で不利>


キャリパーブレーキ車に比べると、どうしても重量面では不利と言えます。
これは構造的に仕方ないと思いますが、今後軽量化されていく可能性もあります。

ホイールでもそうです。
カンパニョーロのゾンダでも、キャリパーブレーキ用だと1596g、ディスクブレーキ用だと1675gと重量が結構増えます。
これの理由ですが、エンド幅の拡張でハブの重量増加もあるでしょうし、なによりディスク用ホイールだとスポーク数を減らすことができません。


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ディスクブレーキホイールセット (ボルトスルー、センターロック)

まとめると

ゾンダ ゾンダDB
重量 1596g 1675g
スポーク数 16・21 21・21

ディスクブレーキの場合、ブレーキの制動力はハブ側で発生し、スポークを介してタイヤまで伝えるので、スポーク数を減らすことができません。
最近の完組だと、フロント16本とか18本が主流でしたが、ディスクブレーキ用ホイールだと今までのホイール造りとは違うノウハウが必要です。

前に【ディスクブレーキ用ホイールなのにG3組にして大丈夫なのか??ローター側がラジアル組では?】という質問メールをいただいたことがありますが、カンパのディスクブレーキ用ホイールはローター側と反ローター側でスポークの太さがどうも違うようです。
カンパ=G3組なので、正直苦肉の策なのかなと思いますが・・・

前後ともG3組でカッコいい!!と思う人もいるでしょうし、【おいおい、ディスクブレーキでG3組にして大丈夫なの??】と思う人もいるでしょう。
個人的にはディスク用ホイールで2:1とかG3組は若干不安を感じますが、カンパニョーロのことですからきちんと設計して実験したうえで前後G3組なんだと思いたいところです。

キャリパーブレーキ用のホイールだと、それなりにインプレがありますし、定評のあるホイールはたくさんあります。
ディスクブレーキ用のホイールについては、正直なところまだ人柱覚悟で買うしかなさそうです。
同じ【ゾンダ】という名前があっても、グレードが同じというだけで性能的にどうなのかは未知数かなと。

<空力の問題>


近年、やたらとロードバイクにおける空力が取り上げられますが、フロントホイールのスポーク数を減らすことが難しいディスクブレーキ車は理屈の上ではフロントホイールの空力は多少悪いのかなと思います。

シマノがフロントスポーク数を16本にこだわる理由として、16本からスポーク数が増えると極端に空力が悪化するというデータがある、と聞いたことがあります。
ただ、この手の問題はどこまで体感できるかの問題で、私が使っているキシリウムエリートはフロントスポークが18本ですが、16本のものと比べて空力が極端に悪いと感じたことがありません。
もちろん同じホイールでスポーク数の違いを確かめないと、空力はわからないところですが、同じホイールでスポーク数の違いがあるものは完組にはないので・・・

<ホイール脱着の手間>
プロがレースで使うには、確かにパンク時のホイール交換で手間がかかるというデメリットがあります。
しかし一般人は早急に走り出す必要性もありませんし、そんなにデメリットだとは思いません。

個人的には共存する気が

今後の業界の動向を見て決める、と考えている人が多いわけですが、個人的にはどっちも共存していきそうな気がします。
少なくとも10年くらいは。

100年後がどうなのかと聞かれると知りませんが、100年後に生きていてロードバイクを乗り回す爺様がいるとは思えないので、そこは考える必要もないでしょう。

今、初めてロードバイクを買う人がディスク車とキャリパー車どっちを買うべきかと聞かれると、正直どっちでもお好きなほうを、としか言えません。
ネットや本での情報量は、やはりキャリパー車のほうが圧倒的です。
メンテナンス方法、インプレなどの情報量は圧倒的にキャリパー車。
またホイールなどの中古市場も、ほぼキャリパー車用のパーツでしょう。

今年105がモデルチェンジし、105グレードでも油圧ディスクコンポが出てきました。
恐らく、来年のティアグラのモデルチェンジでも油圧ディスクが出てくるのではないかと予想していますが、今までよりもディスクブレーキ車のシェアは拡大していくでしょう。

アンケートのご協力、ありがとうございました。


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