海外通販使うなら、日本と同じクオリティを求めないほうがいいと思う話。

海外通販って、安いので魅力的ですよね。
日本のショップ、日本の通販ではあり得ないほどの安値で買えるというメリットがあります。

私は【メリットしかない話】を信じません。
どんなものでも、メリットがあればデメリットもあります。

今回はそんな話を。



トラブル事例

海外通販で買って、トラブルに巻き込まれたという相談は時々来ます。

私は自転車の趣味以上に機械弄りが好きなため〇×にてロードバイクを購入しました。自分で整備やカスタマイズをする為、「フルカーボンで安いのであればいいや」ぐらいしか思っていませんでした。
〇×というバイクで、大幅な値引きもされていました。

2ヵ月ほど不自由なく乗っていましたが、ふと「ハードブレーキも経験しておこう」と
低速でリアブレーキをかけたところ、急にブレーキが効かなくなりました
※低速でリアブレーキのみで停車するぐらいの感覚です
「ワイヤーがキャリパーから外れたのか?〇×に文句でも言ってやろうか?」と思ったのですがよく見たらワイヤーは外れておらず、家に帰ってよく確認したところ
このバイクはワイヤーがフレーム内蔵式なんですが、なんとフレームアウターストッパーの1個(リア側)が製造段階で穴の径がアウターのまま塞がっておらず、
フレーム内部までリア側のアウターケーブルが入り込んだ為にブレーキが効かなくなった状態でした

本件と言いつつかなり長くなってしまいましたが文章のみではいまいち伝わり辛いと思いますのでつらつらと書いてしまいました。もし宜しければ写真など送付(どこかのアップローダーでも)します

さてここからが質問なのですが
ロードバイクの不具合は、どこまで自分で対応するのでしょうか?

今回のは私的にメーカーの致命的な欠陥と思っていますが、現状下記のような状態です

(1)〇×社へ画像付きで不具合連絡
(2)〇×社より「アウターストッパーを交換すれば直る事を確認しました。しかしスペアパーツはありません。他の店で買って、領収書を送付してくだされば代金を支払います」とメールが届く
(3)〇×社へ「交換および購入の件は(すっごい文句言いたいけど)了解しましたが、この件は某社(完成車メーカー)へ連絡したのですか?また、ロードバイクの不具合とは言え整備にも問題があるのでは?」とメール
(4)〇×社より「某社へは連絡済みです。(2)の対応がベストです。また〇×社内で整備の方法は研修・指導を実施します」とメールが届く

ああ、また長くて申し訳ありません。
要は「某社へ不具合品をこちらから送り、製造上の不具合を出さぬようにし、正常品をこちらへ送る」ぐらいが筋じゃないのか?と思った次第です
ロードバイク直接の不具合は、こんな状況でしょうか?他のライダーさんのブログでも見当たらなかったもので・・・

先日、ブログの一記事を見落としてましたTIME社のクリート破損記事の事後「なんと保証の範囲で返品返金!期待していなかったのでビックリ。」を拝見し、交換対応なんであるのか!コメントに少し書こうかなと思ったのですが画像認証が見えなかったのでこちらにて送付します

海外通販名やロードバイクの社名は私の判断でボカしています。

次の事例です。

某海外通販で買ったあるホイールですが、正規品ではない可能性があります。
調査していただけませんか?

※この事例ではちょっと詳細を明かすことができないので、かなりボカして書いています。

海外通販で買った後、おかしな点が見つかるとかそういう話は時々聞きます。

私なりの見解

まず前者のケースです。
某海外通販では【アウターストッパーを自分で買ってくれ。その分はこちらで返金する】という対応です。
これについてですが、正直そんな対応です。

私が前にTIMEのペダルで返金になった事例ですが、

なんと保証の範囲で返品返金!期待していなかったのでビックリ。

この時、私は返金を求めていたわけではありません。

TIMEのペダルですが、専用工具がないとベアリングの調整やカーボンバネの交換ができないのですが、専用工具はプロショップにもありません。
持っているのは代理店のみです。

バネが飛んでしまってます。

日本でのTIMEの代理店はダイアソナですが、TIMEのペダルが壊れた場合、修理はダイアソナに送るしかないのです。

で一番の問題ですが、TIMEのペダルにはシリアルナンバーが付いています。
要はダイアソナが仕入れて販売した分はダイアソナが修理しますが、海外通販で買ったものとかアマゾンなどで売られている並行輸入品については、修理してくれないのです。

なので私が海外通販会社に求めたのは、【修理対応の手配】です。

しかしながらそのペダルの値段は5000円とかでしたし、そんなものを海外通販に送り返す⇒その国の代理店で修理⇒また日本へ発送というコストをかけるよりは、海外通販会社の判断では代替品を送ったほうが安いと思ったのでしょう。
代替品が品切れ&入荷予定なしということで、返金をもちかけてきたのは通販会社のほうです。

通販会社も【どの方法で解決すれば最もコストがかからないか】を考えていますので、質問者さんのケースでは日本で普通に買えるパーツなら自力で調達して欲しいという対応になります。

ちなみに私のケースでは、返金に伴う条件は【商品を送り返すこと】です。
日本国内に返品倉庫があるそうで、そこに送れと指示がありました。
通販会社の説明では【輸送コストの問題で倉庫にモノが溜まってからまとめて送るため】と言ってましたが、流通に詳しい人が言うには、恐らくは倉庫にたまったものは本国に輸送せずに日本国内で破棄しているだろうということでした。

輸送コストをかけるよりも安くなりますし、壊れたものをヤフオクなどで転売されないようにするための措置だけの意味合いではないかという話です。

次に後者の【正規品ではない可能性】ですが、これについてはまだ詳しい事情は書けませんが、メールいただいた時から正規品であることは間違いないと思っていました。
一応調査はしていますが、ちょっと書けない事情もあるので書ける日が来たら書くかもしれませんし、書かないままかもしれません。

ただ一つだけ言うならば、偽物ホイールを作る場合、作るコストが買うよりもかかるために、偽物ホイールは存在しないと思ったほうがよいです。
特にアルミリムの場合は、偽物を作るコストよりも、買って転売したほうが儲かります。

デカールだけ貼っているだけの、全く似てもいないようなホイールなら安く作れますが、そっくりに作るにはコストのほうがかかるため、そんなものはないと思っていいでしょう。

中国の怪しい通販では、スペシャライズドなどの偽物カーボンフレームが存在します。
そういうフレームの場合、本物の定価がかなり高いので、金型さえ手に入れば安く偽物を作ることは可能です。
カーボンの場合、金型さえあればあとはカーボンを貼りつけて焼くだけですので。
その代わりカーボンの貼り付け方はテキトーみたいです。

ホイールの場合、スポークは簡単に入手できます。
ハブは真似て作るにはコストがかかりますし、同じハブを買ってきたら高くつきます。
リムはカーボンリムなら金型があれば作れるでしょうし、アルミリムでも製造コストはそこまで高くありません。

しかしメーカーの正規品のように大量生産するのとはワケが違うので、偽物を作るにはどうしても製造コストは高くつくんですね。
そしてそれを売ろうにも、アルミホイールなら正規品でも定価はそこまで高くないので、わざわざ偽物を作るほうが高くつくわけです。
シールだけ貼っただけで、全くスペックが違うホイールを作って売るなら安くなるかもしれませんが、そんなもん売れません。
例えばですが、安く買えるKINLINのアルミリムにシマノとかのデカールを貼っても、見れば分かるレベルで偽物感がハンパナイでしょう。

そんなもの売れないので、作る人もいません。

日本と同じクオリティは求めないほうが

日本のショップや通販の感覚だと、何かあった時に販売元が責任を持って修理なり交換なりするのが普通です。
これが日本人的感覚ですし、日本ではそれが当たり前です。

海外通販ですが、当然その国の風習に従った対応しましません。
日本という国は、ある意味サービスが良すぎるのです。
私は学生時代、某先進国に1ヶ月留学したことがありますが、だいぶテキトーです。

例えばですが、
・動物園の入園料を、どうせ英語がわからないジャパニーズだと思われてボッタクられる。
・主要な大きな駅の自動改札は、常に一か所は壊れている。そのため、壊れた自動改札から入場するのが流行っていた。
・ジュースの自動販売機にお金を投入したが、何も起こらなかった(返金すらなし)。

もうだいぶ前の話なので、今は知りません。
海外では日本の常識なんて通用しません。
その国の常識があるだけです。

偽物疑惑云々ですが、これはあり得ません。
中国の怪しい通販とかなら別ですが。
通販会社によっては、OE paclkingという形で販売されているものもありますが、これは元々は【完成車組み立て工場用に調達されたパーツ】です。
なので一個ずつ梱包されていないため、箱などはありません。
ですがモノ自体は本物です。

海外通販は安さとトレードオフ

海外通販の場合、私自身は嫌な目に遭ったことはありませんが、梱包が雑だとか、商品に傷があるとか、箱がないとか、安さとクオリティがトレードオフな関係にあると思ったほうがいいです。

それが嫌なら、日本のショップで買えばいいだけの話になります。

安さを追求するか、クオリティを追求するかは、どっちがいいかではなく価値観の問題です。
多少傷物でも、1万円でも安ければ嬉しいと思う人もいれば、それを許せない人もいます。

メールしてくる方の中でも、パーツはショップでしか買わないという人は結構多いです。
私の場合ですが、モノによって使い分けています。
タイヤとかは通販使うことも多いです。
これは安いからという理由もありますが、タイヤの場合はどこで買ってもクオリティの差がないと思っているからです。
ゴム製品なので、傷が付きにくいというか。

ですが完成車については、ショップでしか買いません。
私がよく行くショップは、完成車も安いので、海外通販で買うよりちょっと高い程度の差しかありません。
それならリスク犯して海外通販で買うよりも、ショップで買えばメンテナンスもほぼお金を取られませんし、トータルで見たらショップ購入のほうが安いからです。

ホイールみたいに高いパーツは、海外通販の価格は魅力ですよね。
ボーラとか定価だと30万くらいしますが、海外通販だと20万くらいで買えますし。

Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 50 クリンチャーホイールセット (2018)

海外通販で買ったホイールのメンテナンスについて質問メールが来ますが、今のところマヴィックしか持っていないので、マヴィックしか答えようがありません。
カンパニョーロなども構造は知っていますが、ワイドリム化以降のカンパニョーロやフルクラムのホイールには、罠が仕掛けられているのをご存知でしょうか?
ネットの古い情報を信じてハブを分解すると、なんとシャフトが壊れるのです。
いわゆる【新シャフトだいばくはつ】という現象ですね。

なので、自力でメンテをやり遂げる自信がない人にはオススメしていません。
まあ、馴染みのショップに行って【知り合いから安く譲ってもらったんだ】という手口もありますし、最近はメンテナンス専門店もあるので、そういうショップなら海外通販で買ったものでもメンテナンスしてくれます。

安く買えることに喜びを持つ人、きちんとしたアフターサービスを受けたいとショップ購入する人など様々ですが、どっちが正しいとかはありません。
好きなほうで買えばいいのです。

一つ注意ですが、国内通販の中には、海外通販で買ったものを転売しているだけの商売のところもあります。
そういうところで買うと、その通販会社に無駄な中間手数料を払っているだけになりますので、私はオススメしません。
ホイール系ではそういう通販を見かけます。




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