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コーダブルームの人気アルミレーサー、FARNA SLとFARNA SL2は何が違う?

2019モデル
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コーダブルームの人気軽量アルミバイクというと、FARNA SLシリーズがあります。
昨年からFARNA SL2も販売されているのですが、メーカーサイトの表示のせいでいろいろと誤解も生じていたようです。

 

これについて質問を頂きました。



ファーナ SLはモデルチェンジでSL2になった訳ではなくて、SLも継続して販売しているんですか??

 

ちょっといろいろとわかりづらい点が多いので、違いやモデルチェンジについて書いていきましょう。

FARNA SL2の登場

当サイトの記録を見ると、【FARNA SL2】について書いたのは2017年9月となっています。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2721

 

この時点ではアルテグラ、105、ソラ、カンパニョーロ3種コンポが存在するモデルということがわかっていました。

 

ところが、コーダーブルームのメーカーサイトを見ても、なぜかずっとSL2については掲載されていませんでした。
少なくとも先月(2018年7月)時点では掲載なし。

 

いったいどうなっているんだ??と思って見ていたのですが、どうもSL2については製造が遅れていたという事情があるようです。
今日現在では、メーカーサイトにSL2が掲載されています。
http://khodaa-bloom.com/bikes/

 

私のスマホで見ると【2】の部分だけ表示されません。
機種依存文字でも使っているのでしょうか?

SLもSL2もある


サイトを見る限り、SL2もあればSLも残っています。
なのでしばらくは両方ともに売る予定なのではないでしょうか?

 

SLはフレームセット、105完成車、アルテグラ完成車の3つ。
SL2はアルテグラ完成車、105完成車、ソラ完成車、コーラス完成車、ポテンザ完成車、ケンタウル完成車の6種類です。

 

アルミフレームでカンパニョーロの完成車があること自体が珍しいので、カンパニョーロのコンポを使ってみたい人にはなかなかいい選択肢かと。
まあ、カーボンフレームでもカンパニョーロの完成車はほとんどありませんが・・・

FARNA SLとFARNA SL2の違い

SLとSL2の違いですが、大きな違いはフレームです。

 

どちらもレーシングバイクとしてのジオメトリですが、まずは使っているアルミ素材が違います。
SLは6011、SL2は6066です。

 

なぜアルミ素材を変えているかですが、SLの6011は重量剛性比が高いアルミです。
つまりは硬いのです。

 

FARNA SLはまさにレーサー的な走りでフレームの硬さを使った加速性が持ち味ですが、人によっては硬すぎると感じるかもしれません。
それをうまく剛性コントロールして、SLよりも剛性を落としたのがSL2です。

 

SL2ではヘッドの規格も【 1-1/8 ~ 1-1/2】を採用しています。
SLでは【1-1/8 ~ 1-1/4】。

 

SL2のほうが太くしているわけで、これにより旋回性能とか安定性を高めているんですね。
SL2では剛性を落として乗りやすいイメージのバイクに仕上げながらも、剛性不足にならないようにしているフレームと言えます。

SL2ではシートステーの位置を下げているとか、角断面のチューブよりも丸型チューブを採用して振動吸収性を上げているという特徴もありますね。

 

なので
・加速性重視で硬め ⇒ SL
・加速性と乗り心地の総合性能 ⇒ SL2

 

こんなイメージでいいかと思います。
どっちもレベルが高いフレームなので、どっちがいいとかではなく、好みの問題かなぁと。

 

SL2はSLから進化したフレームとも見ることが出来ますし、SLとは全く別方向のフレームとも言えます。

 

パーツスペックについては、同じような感じです。
105完成車で比較してみましょう。

KhodaaBloom(コーダーブルーム) 2018年モデル FARNA SL2 105(ファーナ SL2 105)【ロードバイク/ROAD】


KhodaaBloom(コーダーブルーム) 2018年モデル FARNA SL 105(ファーナ SL 105)【ロードバイク/ROAD】

 

FARNA SL FARNA SL2
フレーム 6011アルミ 6066アルミ
フォーク フルカーボン フルカーボン
クランク 105 52-36 105 52-36
FD,RD 105 105
スプロケ 105 11-28 105 11-28
ブレーキ 105 105
ホイール シマノ RS61 シマノ RS500
タイヤ MAXXIS COLUMBIERE 700×23C MAXXIS COLUMBIERE 700×23C
重量 7.8キロ 8.1キロ
定価(税別) 165,000 175,000

 

どちらも似たようなスペックです。
コーダブルームのロードバイクの特徴ですが、他社よりも付いているホイールがワンランク上です。
ワンランクどころか2ランクくらい上かも。

 

完成車でRS500(旧アルテグラ)とか、ほぼ見かけません。
ゾンダやレーシング3よりチョイ下に位置するホイールですが、ここからゾンダに変えても変化はわかりづらいでしょう。

 

あと、SLは硬い、と書きましたが、付いているホイールがチューブレス対応ホイールです。
硬さが気になるなら、チューブレス化すれば振動吸収性は上がります。

とりあえずは併売?

コーダブルームのサイトを見る限り、SLもSL2もどちらも表記されていますので、今のところはどちらも買えるのではないでしょうか?
コーダブルームはマイナーメーカーと言っていいでしょうけど、コスパで言うなら断トツです。

 

これから自転車部に入る高校生とかには、ぶっちゃけこれで十分だと思いますね。

 

あと大きなポイントですが、ファーナSL2にはソラ完成車もあるということです。

KhodaaBloom(コーダーブルーム) 2018年モデル FARNA SL2 SORA(ファーナ SL2 ソラ)【ロードバイク/ROAD】

これの何がポイントかというと、軽量アルミフレームにソラを付けている例はほとんどありません。
ソラ完成車で定価は115,000円(税別)、重量は8.7キロです。
12万くらいで軽量アルミフレームを堪能できるというわけです。

 

スペシャライズドのアレーにもソラ完成車がありますが、アレーはフレーム重量がファーナSL2より重く、なおかつ完成車重量も9.3キロくらいあります。
そういう点で考えても、FARNA SL2はお買い得ながらアルミフレームとしては性能も高いと言える一台なわけです。




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