真実は一体どこにあるのか?道志みち自転車事故について。【追記あり】

道志みちにて、高校生が乗ったロードバイクがバスと衝突し、一名死亡、一名負傷というニュースは以前伝えていますが、

自転車部の高校生がバスと衝突!事故現場は道志みち。事故から考える安全性と教訓。

当初、この話はあるニュースサイトにて【ロードバイクがセンターラインを逸脱した】という表現があったので、そういう論調で書きました。

しかしその後、読者様からのタレコミで、国土交通省のメルマガで【バスがセンターラインを越えた事故】と記載があるという話がありまして、管轄の津久井署、国土交通省に確認しました。

先日の道志みち事故について【補足】。追記アリ。

この時、管轄の津久井署では【どちらがセンターラインを越えたかについては一切プレスリリースしておらず、どっちが超えたかなどは一切お話しできない】と回答がありました。
警察が発表したのは、事故があった事実、事故があった場所、事故日時、一名死亡、一名負傷、バスの運転手逮捕というくらいだという話でした。



私もこの件を調べているとき(警察に確認前の話)、ほとんどのメディアでは【どっちがセンターラインを越えたか】については一切言及しておらず、あるメディアのみが【ロードバイクがセンターラインを越えた可能性】について言及していました。

この件について、あるメディアがこんな発表をしていることに気が付きました。

あるメディアの報道

こちらです。

急カーブと坂道が連続する区間をロードバイクで走行していた男子高校生が、対向してきた大型観光バスと正面衝突する事故が起きた。自転車サイクリング部の活動中に発生した事故で、2人が死傷している。

☆☆☆

18日正午ごろ、神奈川県相模原市緑区内の国道413号を走行していた大型観光バスと対向してきた(ロードバイク)が正面衝突する事故が起きた。この事故で自転車の男子高校生2人が死傷している。

神奈川県警・津久井署によると、現場は相模原市緑区青根付近で、片側1車線の急なカーブと勾配が連続する区間。回送中の大型観光バスが左カーブを走行中、バスの直前で15歳の男子高校生が乗る自転車が転倒、バス側の車線に進入、バスの前頭部に衝突した。さらに急カーブのため車線をまたいでいたバスの車体後部にも衝突した。後続の17歳男子高校生の乗る自転車も避けきれず、バスの側面部へ突っ込んだ。

この事故で15歳の男子高校生が頭部強打でまもなく死亡。17歳の男子高校生も打撲などの軽傷を負った。バスを運転していた同区内に在住する26歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

現場は自転車の進行方向へ下り勾配となっていた。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

この記事は、県警の当初発表資料に基づいています。衝突の状況を追記し、再公開いたしました。国交省の資料では、バスがセンターラインを超えて進行したとする資料があります。

引用:https://response.jp/article/2018/07/19/312115.html

私が知る限りですが、ロードバイク側がセンターラインを越えたことについて当初から言及していたのはこのメディアだけだったように記憶しています。
前に見た時にはここまで詳細には書かれていなかったのと、国土交通省の話が書かれているので、追記されたものと推測されます。

問題なのはこちら。

回送中の大型観光バスが左カーブを走行中、バスの直前で15歳の男子高校生が乗る自転車が転倒、バス側の車線に進入、バスの前頭部に衝突した。さらに急カーブのため車線をまたいでいたバスの車体後部にも衝突した。後続の17歳男子高校生の乗る自転車も避けきれず、バスの側面部へ突っ込んだ。

引用:https://response.jp/article/2018/07/19/312115.html

これ、本当ですかね・・・




前に警察に問い合わせしたときには、こういう回答を得ています。

対応していただいたのは、交通課の課長さん(だったと思います)。
結論から言うと、津久井署でプレスリリースしたのは、あくまでも事故があったという事実、事故の場所、事故の日時、自転車側が下り左カーブを走行中に対向車のバスと衝突し、一名死亡、一名負傷、バスの運転手が逮捕ということだけだそうです。

ロードバイクかバスのどっちがセンターラインを越えたとか、そういう情報はどこにも一切出しておらず、国土交通省のメルマガについても全く関与していないので分からないという話でした。
また【バスがセンターラインを越えたか】と【ロードバイクがセンターラインを越えたか】については、現在も捜査中の案件なのでお答えできないという話でした。

先日の道志みち事故について【補足】。追記アリ。
先日、神奈川県の国道413号(通称 道志みち)において、高校生が乗るロードバイクと、対向車であるバスの事故について書きました。 ...

警察はそんな発表はしていませんよというお答えでしたが、このメディアでは【当初警察の発表資料による】と書かれていますね・・・

ただ、明確に間違っている点もあります。
このメディアさんではバスが左カーブを走行中と書いていますが、左カーブなのはロードバイクのほうです。
http://www.kanaloco.jp/article/346961

このメディアでは自転車が転倒してバス側の車線に侵入、さらにカーブ区間でバスもセンターラインを越えていたと書かれています。
一体、真実はどこにあるのでしょうか?

真実を求めるというより・・・

この話題は何度か当サイトで取り上げていますが、真実の追求という正義感で書いているのではなく、今後同じような事故を、ロード乗りとしてどう避けるべきなのか、どのようなテクニックがあれば避けることが可能なのか、どのような注意点が必要なのかを読者様に注意喚起したいだけなのです。

その中で、どうしても真実が分からないと避けようがなく、あらゆる可能性を元にロードバイクの走行の注意点を書いてきたつもりです。

注意点やテクニックなどについては、既に過去の記事で取り上げているので簡単に書きますが、
・コーナーリングでは十分な減速をしてから入る
・コーナーリングでは、視線をコーナーの出口に向ける
・センターラインを越えないように、なおかつ左にも寄りすぎると峠道は危ないこともある

などなどです。
これらは過去記事に詳しく書いていますので、割愛します。

ただこのメディアさんが【警察の発表による】と書いているのは、私が警察から聞いた話とはまるで違いますので、どこに真実があるのかわからなくなります。

最初にも書きましたが、この事故についてはほぼすべてのメディアでは事故原因については書いておらず、私が警察から聞いた内容だけの記事でした。

この件については、明日もう一度警察に確認してみたいと思います。
確認後、追記します。

<追記>
神奈川県警津久井署に問い合わせしましたが、やはり警察の発表ではそんなことは言っていないそうです。
プレスリリースした内容に事故の詳細は全くなく、バスと衝突する前に高校生が転倒したかどうかについても捜査中なのでお答えできないとのこと。

明確に言えるのは、上で引用した記事のような内容のプレスリリースは全くしていないそうです。




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