ロードバイクのギアチェンジのコツ。登りでのシフトチェンジがうまくいきません・・・【質問いただきました】

ロードバイクのシフトチェンジについて質問をいただきました。

登りに入るときにフロントギアをインナーに落とすのですが、急にギアが軽くなりすぎて『スカッ』という空振りみたいなペダリングになります。
そこからリアをシフトアップして足にあうギアを使って登っていくのですが、なんか効率が悪い気がしています。

シフトチェンジはどのようにするのがいいのでしょうか?




回答いたします。

フロントギアはリアの数枚分

フロントギアをアウター⇒インナーに落とす場合、リア数枚分をシフトダウンさせるくらいの効果があります。
つまりは一気に軽くなるということです。

質問者さんは平坦から登りに入ったあたりで、まずフロントをインナーに落としているようです。
このときに勾配がまだそれほどきつくない場合、ペダリングが軽くなりすぎて『スカッ』という感覚になりますよね。
こういう状態を【脚が回り切っている】という言い方で表現することもあります。
脚が回り切っているという表現は、どちらかというと下りで一番重いギアにしても踏んでいる感覚がない場合に使いますが。

フロントギアはリア数枚分程度の変化を一気に起こすので、これは仕方ありません。

これが嫌な場合、リアをシフトダウンさせていって徐々に軽くするということもありますが、ギアが足りなくなったら結局はフロントをインナーに落とします。
そのときにやっぱり【スカッ】という感覚になって慌ててリアをシフトアップさせる人もいますよね。

うーん、効率が悪いですよね。

※シフトアップ=ギアを重くする方向です。

フロントをインナーに落とす前に

要は坂に入ってからフロントをインナーに落とすから、一気に軽くなりすぎるという問題が出るわけです。
ロードバイクの現在のリア変速の主流は11速ですが、なんで11枚もギアがあるかというと細かい調整がしやすいからなんですね。

さてどうするのが正解なのかですが、坂に入る前に、まずはリアを2,3枚シフトアップして重くします。
直後にフロントをインナーに落とします。
そうすれば、元々使っていたギアと似たようなギア比のところのまま、坂に突入できます。

坂に入った後は、既にフロントはインナーに落ちているので、勾配に合わせてリアを調整するだけです。
一気に軽くなりすぎることはありません。

平坦状態で先にリアをシフトアップして重くしているので、そこからフロントをインナーに落としても軽くなりすぎる感じではなく、元のギア比に戻るようなイメージです。
これで空振りみたいなスカッと感は無くなります。

これを推奨するにはもう一つ理由があります。
たすき掛け状態からフロント変速を行うとチェーン落ちしやすいので、それを防ぐことができます。

フロント&リアの同時プレイはNG

フロントとリアを同時に変速させる人もいますが、チェーンが暴れるのでチェーン落ちの原因となるためオススメしません。
慣れれば【ほぼ同時】みたいなタイミングでわずかにタイミングをズラして変速することはできますが、変速調整が出来ていないとチェーン落ちする原因になりますし、なによりディレーラーに負荷がかかりすぎるのでやめたほうがいいでしょう。

電動化してしまえば・・・

最近のシマノの電動変速だと、シンクロシフト機能でチェーンがたすき掛けにならないような組み合わせを自動で選んでくれる機能もあります。
チェーンラインがまっすぐに近づくところを選んで、自動でフロントとリアを選んでくれるシステムですね。

電動変速はひたすら楽であるということで人気がありますが、プロレーサーの中では評価が割れるようです。
電動を信用していない、確実なシフト操作を考えてワイヤー式を選ぶ人もいますが、個人的には電動のシフトというのは体力消耗を押さえるという点で非常にいいシステムだと思っています。

まあ、問題点は高いという点でしょうか。
メリットですが、変速の軽さだけでなく、ワイヤーがないのでワイヤー交換が不要ということがあります。
もちろんワイヤーがないので、ワイヤーが伸びることもありませんので、一度調整が決まればそのあとはメンテフリーというメリットもあります。
(メンテフリーといっても、チェーンなどの汚れはメンテが必要ですが)


Shimano – Ultegra (アルテグラ) R8050 Di2 グループセット

とりあえず質問に対する回答ですが、坂に入る⇒フロントを落とす、ではなくて、まずはリアを数枚シフトアップしてからフロントを落としましょう。




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