明らかにサイズが小さいロードバイクを売りつけられた【質問いただきました】

ロードバイクの購入について質問を頂きました。

先日、某ショップでロードバイクを購入しました。
2018年モデルということで型落ち特価だったのですが、家に帰って調べてみると、適正サイズよりも2サイズくらい小さいということがわかりました。
店員は、小さめだけど乗れると言ってました。
まだロードバイクは受け取っていません。

このような場合、サイズがおかしいことを理由にキャンセルできるのでしょうか?
手付金を払っています。




回答いたします。

恐らく可能ですが

私自身法律の専門家ではありませんので、それを差し引いて読んでいただければと思います。

このケースはなかなか難しいところですが、消費者契約法の不実告知に該当する可能性があるかと思います。

第四条 消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次の各号に掲げる行為をしたことにより当該各号に定める誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。

一 重要事項について事実と異なることを告げること。 当該告げられた内容が事実であるとの誤認

ロードバイクのサイズ選びってなかなか難しいところでして、ある程度の業界的な基準はあります。
業界的な基準といっても統一されたものではなく、例えば【身長175センチなら水平トップが540mm程度が適切】みたいな感じです。

ところがそのロードバイクに、トップ535mmと545mmのサイズしか存在しないとしたら、どっちがいいんだという話になってきます。
一般的にはこういう場合、小さめのサイズからステムを伸ばす方向が多いですが、その逆を主張する人もいます。
この辺は店員によって考え方もあると思いますので、どっちが正解とは言い切れません。
最終的に、店員の説明に納得できるかどうか、跨ってみて違和感がないかどうかがカギとなります。

ただし、ある程度の業界的な常識はあるので、初心者に2サイズも小さいと思われるものを勧めることはほぼあり得ません。

結構難しい問題ですが、自転車屋がきちんと説明しているかどうかもカギになります。
例えばですが、こんな説明をされていたとします。

一般的には2サイズ小さいのでオススメはしないが、ステムを伸ばすことで乗れなくはないです。
初心者がこういうサイズ選びをすることは身体を壊す可能性もあるし、長距離乗ると快適ではないのでこちらとしては勧めていないのですが、このロードバイクは型落ち特価で現品限りです。
サイズが小さいことを了承してもらえるならステムを長いものに変えましょうか?

こういう説明をしていたら、きちんとリスクを説明して、お客さんがそれに納得したとみなされる可能性もあるので、不実告知とは言えないかもしれません。

しかし、例えば

ちょっと小さいけど、乗れなくはないですよ。

こういう説明なら、不実告知に該当するかもしれません。



難しいところですが、ぶっちゃけて言うと身長180センチある人だって、子供用の自転車に【乗れなくはない】ですよね。
相当窮屈な思いしますが。

乗れなくはないという意味で自転車屋が反論してくるかもしれませんが、一般的にロードバイクに【乗れなくはない】という表現は【適正サイズ内で乗れる範囲かどうか】を示していると捉えるべきだと思うので、不実告知に該当するのではないでしょうか?

メーカーによって、HPで適正身長を書いているメーカーとそうでないメーカーがあります。
適正身長を書いているメーカーなら、それに反すると主張しやすいので簡単です。
適正身長を書いていないメーカーでも、一般的な水平トップ長から見た適正身長というのがありますので、それを元に反論するしかないかと。

難しいなら消費者センターへ

とりあえず、口頭で構わないので【調べた結果、サイズが2サイズ小さいことが分かったので、消費者契約法に基づき契約を取り消します】と自転車屋に伝えてください。
ロードバイクを買うというのも契約です。
契約自体は、あなたが自転車屋に申し込みした時点で成立しています。

伝え方にもいろいろあると思いますが、恐らくこんないい加減なサイズ選びをしてきたショップで、また買いたいかどうかですね。
私ならこれを取り消してほかのロードバイクを買うにしても、このショップでは買わないでしょうからそこそこ強く言います。
ほかにロードバイクを売っているショップがないとか、事情は人それぞれ違うでしょうから、ここで買うしかないような人は揉めずに穏便に済ますような言い方のほうがいいかもしれません。

で、これでショップが契約の取り消しに応じないようなら、消費者センターに通報して対応してもらったほうがいいです。
http://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/

もしこれでもショップ側が契約の取り消しに応じない場合、メーカーに相談するという手法もあります。
これは最終手段なのですが、どこの自転車屋でも、毎年メーカー(代理店)と契約して、仕入れる許可をもらっている状態です。
お客さんに変な商売をしている自転車屋だと、メーカー(代理店)が取引停止してくる場合もあります。
それはショップにとって死活問題になりかねません。

ただこの手法にはリスクもあります。
例えばショップ側から見たらさほど売れているメーカーではないから、取引停止されても痛くもかゆくもないという場合もあります。

なのでまずは直接自転車屋に契約の取り消しをお願いし、それでも応じないなら消費者センターという流れがベストかなと思います。

あと、ロードバイクの素人さんが、プロの店員相手にサイズ選びについて矛盾点を指摘するわけですので、知識量の問題で言いくるめられてしまう場合もあります。
ロードバイクに詳しい人に付いてきてもらうというのも大きな要素です。

たまに在庫処分としてサイズが合わないものを売りつけてくるショップの話は聞きますが、2サイズ小さいのはさすがにどうかなと。
もしプロレベルの選手が2サイズ小さいものを発注してきたなら、その選手はそういう好みなんだとわかりますので、販売するのは問題ありません。
シロウトさんが2サイズも小さいものを選ぼうとしていたら、全力で止める、絶対に売らないというのがプロの姿勢なんじゃないかと思うわけです。

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