他人のインプレなんて、気にしないほうがいいと思うのには理由があるわけで。

ロードバイクの世界では、完成車もそうですがホイールも結構なお値段します。
そのため、地雷を避けるためにインプレを見てから買う人って多いと思います。

個人的にはそのインプレ自体が地雷であることが多い気がしていまして。



要注意なのはホイール


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

中華カーボンとか、新興ブランドの場合、まずは皆さんに知ってもらうことから始まります。
知ってもらわないと購入するかどうかの選択肢にすら入らないわけで。

新興ブランドの場合は特にですが、宣伝したいけど宣伝費がそれほどありません。
大手ブランドとの違いは、宣伝広告費が限られているということです。

その結果、なるべく費用をかけずに宣伝するとしたら、何を使うでしょうか?

答えはシロウトです。

ここでシロウトの定義ですが、逆にプロから説明したほうが早いです。
プロというのは、プロ選手とか、雑誌とかに出てくるインプレライダーです。
有名なショップの店員さんも含まれる場合があります。

シロウトというのはそれ以外の人々です。
シロウトさんで宣伝効果が高いとしたら、有名ブロガーさんや、ユーチューバーなどを使います。

何をするかというと、有名ブロガーさんにタダでホイールを提供するとか、ホイールをレンタルして謝礼を渡すなどです。

これ、実は相当多いみたいです。
うちにもそれほど多くはありませんが、似たような話は来ます。
ただしこういうものは、レース系のブロガーさんに配ることが多いですね。

さて質問です。
無料で提供されているとか、謝礼を貰っている人のインプレは信用できますか?

信用するという人は、よっぽど心が広いんでしょうね。
私は一切信用しません。

だって悪いこと書けませんもんね。
無料でホイールあげたのにクソミソ書かれたら、依頼したメーカーもキレますよね。
メーカーによっては【絶対に悪口書かないこと】と契約書で縛るらしいですが。



完成車インプレの場合

ホイールは完成車に比べると安いので、あげたり貸したりしやすいパーツです。
完成車はどうかというと、なかなか無料であげるわけにもいきませんし、よっぽど影響力がある人にしか提供しませんね。

ただどちらにせよ提供受けて書いていることが多いため、やっぱり悪いことは書けないものです。

インプレすることで稼いでいる人もいるわけですが、メーカー側から見て、どのようなインプレライダーが好まれるものでしょうか?
素直に感じたことを書いてくれる人、とにかく表現力豊かな人、文章力が優れている人、褒めることが得意な人、様々な人がいますが、メーカー側が【コイツには頼みたくないな】と思う人は、批判的な表現ばかりする人でしょう。

褒める前に貶す、こういう人にメーカー側が頼みたいと思わないものです。

ずいぶん昔ですが、ある雑誌でいろんなホイールを集めて数人でインプレする企画がありました。
あるインプレライダーさんが、某社のホイールを酷評しまくりでした。
おいおい、大丈夫か??私怨??と思うほど辛らつな意見を書いていましたが、その人は翌年からはインプレ企画に呼ばれていませんでしたw

メーカー側が好むのは、批判的なことよりも好意的なことを書いてくれる人でしょう。
完成車にネガティブな面があっても、ネガティブさを感じさせないようにしながらいいところを最大限に書いてくれるような人のほうが、メーカー側も安心して頼めるわけです。

インプレライダーって、悪いことを書くわけには行きません。
次からの仕事が来なくなりますので。

そういう事情までわかって読むと、違うモノが見えてくる気がします。



アマゾンのレビューの場合

アマゾンでは買った人が実際に使って好き放題書けるので、ある意味では本音があります。
しかしここが落とし穴で、初心者さんはあまりレビューを気にしないほうがいいと思うんですね。

例えば、パナレーサーの有名な軽量ブチルチューブに、R-AIRというものがあります。

そこそこ人気のチューブですよね。
私は嫌いなチューブの代表格なのですが・・・

アマゾンのレビューを見ていくと全体的には高得点なのですが、★1つのパーセンテージが24%もあります。(12月13日現在)
私もこのチューブはパンク耐性が低いので好きではないですが、よくよくレビューを見ると気になるものもあります。

今回初のパナレーサータイヤを購入しましたが、2個中1個が爆発音とともにパンク
タイヤの継ぎ目から裂けていました。
信頼性があまりないので次は買いません。

爆発音とともに破裂した場合、ほぼ100%組み付けるときの失敗です。
タイヤとチューブが噛んでいると、空気を入れただけで爆発音とともに破裂します。
なのでこういうレビューは、そもそも製品の問題ではなくて、作業者のミスです。

何回やってもすぐにパンクします・・・一日で空気が抜けてしまう【質問いただきました】


そのほかにもすぐに破裂したというレビューが多いのですが、このチューブは繊細なので、タイヤレバーを使ってちょっと触れただけで傷が入り、空気圧上げるとパンクします。
メーカー側の注意書きにも【レース向きで普段使いには不向き】と書いてあるのですが、繊細なチューブであることを知らずに雑に組むと、即座にパンクします。

これって製品の問題というよりも、作業者のミスの可能性のほうが高かったりします。

しかしこういうレビューを初心者さんが見たときに、誤解すると思うんです。
わかっている人が読めば、【いやいや、それはお前のミスだろうよ】とわかることでも、初心者さんがそれを見抜くのはなかなか難しいです。

しかし繊細なチューブなので初心者には向かない(作業スキルが低い人は即効壊す)ので、初心者が買いにくくするようにするには、こういうレビューも必要なのかもしれませんが。

他人の意見は注意して読む

他人のレビューって難しいんですよ。
私もずいぶん前にですが、買って来たばかりのヴィットリアのオープンコルサCX3を装着し、100キロくらい走ったところで大きな釘踏んでバーストさせたことがありました。

このバーストですが、普段よく行く自転車屋のすぐそばでたまたま起こりまして、パンクして状態確認しているときに、たまたま馴染みの店員さんがコンビニに行こうとしていて会ったんですね。
見て即座に【ご臨終です・・・】と笑

ショップの近くだったのである意味助かりました。

この件、私としては【運が悪かった】としか思っていません。
それなりにいろんな経験してきているので、釘踏んでのバーストは不運そのものだとわかりますので。

しかしこれが初心者さんだったら、【なんだよこのクソタイヤ!!高かったのに一発でバーストとか二度と買わない!!】と思う人もいるかもしれません。

もしネット上にこういうレビューがあったら、【オープンコルサCX3はパンクしやすいから買うのやめよう】と思う人もいるのではないでしょうか?

ちょっと前に読者様からホイール相談のメールがあったのですが、その中で【マヴィックのUSTはパンクしやすいとネットに書いてあった】とありました。
これの詳細も教えてもらいましたが、個人ブログで買ってきて2000キロでパンクしたという書き込みがあったので、パンクしやすいと思ったそうです。

パンクについては、正直運もあります。
オープンコルサにしても100キロでご臨終したこともあれば、5000キロ以上ノーパンクだったこともあります。

幹線道路でたまにあるのですが、ガラスの破片が散乱していることがあります。
そういうところを踏んだら、パンクしにくいタイヤでもパンクします。
それはそういうものです。

USTについては、私の知る限りパンク耐性はクリンチャーよりも高いです。

今はネット社会ですので、インプレなども探せばたくさん見つかります。
しかし重要なのは、インプレで書かれているトラブル事案などについては、よく読んで本当に製品に起因したトラブルなのか、乗り手の問題なのかを見極めるところから始めたほうがいいと思っています。
流し読みすると【クソ製品なんだな】で終わってしまうことでも、よーく読むと【いやいや、それは製品の問題ではなくお前が悪いだろ】ということは多々あります。

ホイールや完成車のインプレについても、1つのインプレだけで判断しないことです。
褒め称えるだけの記事なんていくらでもあります。
そして一番確かなのは、自分で試乗するなり確かめることですよね。




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