スラムフリーってホイールはある?ヒルクライム用軽量バイクでもディスクブレーキは下りでは有用【ご意見いただきました】

読者様よりいろいろとご意見いただきました。

はじめまして
いつも参考にさせていただいております

記事の中で気になる点がありましたのでコメントさせていただきます
まずホイールのフリーの説明で
シマノとカンパのみでご説明しておりますが、スラムに関しても書いてもよいのでは?と思いました
昔、譲りうけたロードバイクのコンポがスラムだった事もあり、ホイールを買う際
シマノフリーorカンパフリーのみしか記入されておらず非常に困惑した事を覚えております

また、LOOKの785でのディスクブレーキの事をあえて取り上げなかったという事で
正直クライミングバイクでの重量は重要かもしれませんが
登りがあるという事は下りもあるという事で初心者の方にとって
ディスクブレーキの恩恵はかなり大きい(デメリットもありますが)ので
取り上げていただいた方がよいかなと思いました。

管理人様がディスクブレーキに対して否定的(個人的に不要と考えてる事をあえてこう表現させていただきます)である事に関しては別に構わないと思ってます。

拙い意見ではありますが、今後も記事楽しみにしております。




貴重なご意見ありがとうございます。
書いてあることはまさに正論だと思うのですが、私自身はちょっと考えが違うところもありまして。
(どっちがいいかではなく、私の意見はこうですよという話だけです)

スラムフリー?

スラムというと、そもそもシマノとの互換性を目指して開発されているという経緯があります。
スラムはコンポメーカーとしては新興ブランドですので、既存の規格、しかも流通が多いシマノに乗っかったほうが売れやすいということですね。

確かに、初心者の方でスラムコンポの方が、スラムフリーというホイールがないことで困惑するケースもあるのかもしれません。
このご意見は正論だと思いますが、正直なところで言いますと、以下の理由からあえて言及する必要もないかと思っていました。

・ロードバイクでスラムの使用率はかなり低い
・スラムを使う人は、初心者よりも中級者以上が多い
・スラム完成車自体がほとんどない

これらについて解説していきます。

スラムの使用率はかなり低い

スラムというのはオフロードでは有名ですが、ロードバイクでは正直マイナーブランドと言ってもいいと思っています。
実際、過去にやった【どのコンポ使ってますか?】のアンケートでも、スラムについては2%しかいませんでした。

【御礼】コンポ使用率が高いのはどれだ!アンケート結果発表!

旧10速コンポの未来・不安・今後。【アンケート付き】

やはりシマノが圧倒的です。
で、シマノフリーとかカンパフリーについて言及する場合、過去のケースでは海外通販などでホイール買う時に、それの意味を間違う人が一定数いるから、注意喚起として書いているケースが多いような気がします。

買う前にはちゃんと確認しましょう。シマノフリーとカンパフリーの意味。

例えばシマノティアグラを使っている人が、海外通販でゾンダを買うとします。
その時に【シマノフリー】と【カンパフリー】の選択肢がありますが、なぜかこう考える人が一定数います。

カンパニョーロのホイール買うんだから、カンパフリーでしょ。

カンパニョーロのラチェット音が欲しくて買うんだから、カンパフリーでしょ。
シマノフリーじゃ音が小さいしね。

この手の間違いですが、私の覚えている限りでも3件報告がありました。
間違えて買いましたと。

どっちも間違っていることは明白で、シマノフリー?カンパフリー?という選択肢は、【どこのコンポ使っているの?】という質問です。
使っているのがティアグラなら、カンパニョーロというメーカーのゾンダで、なおかつシマノフリーのホイールを買う、が正解です。
シマノフリーだからラチェット音が小さいということもありません。

確かにスラムについては言及していませんでしたので、初心者さんにはわかりづらいのかもしれません。
しかし以下の理由からも特に言及しなくていいと判断していました。



スラムを使う人は、初心者よりも中級者以上が多い。スラム完成車自体がほとんどない


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スラムの完成車というもの自体少ないですし、近年の傾向から見ると、スラム完成車が設定されている場合、e-tapなど高額なコンポの完成車であることが多いと思っています。
そういうものだと、それこそ完成車価格が100万近いとか100万超える場合もあるでしょう。

そういう高額なバイクを初心者が買うとは思えないので、中級者以上に限られてくると思うんですね。
またコンポ載せ替えでe-tapやREDを選ぶ場合でも、その時点で初心者ではなく中級者以上であることがほとんどですので、スラムはシマノフリーで行けるというのがごく一般的な常識だと知っていると思うわけです。

ただし、近年流行りのグラベルロードでは、APEXの1×11が搭載されていることもあるので、もしかしたら迷う場合もあるのかもしれません。
なのでいつか別記事で書きます。

情報量をたくさん載せるというのもいいことだと思うのですが、最近思うこととしてはある程度分かり切ったことについては書かずに単純化して書いたほうがわかりやすいかもと思うことがあります。
当サイトはありがたいことに皆さまからの相談などのメールが多いのですが、結構多いのは記事の読み間違えです。
ちゃんと読めば書いてあることでも、逆の意味で捉えたりするケースも正直多いように感じています。

なのでスラムという使用率が低いコンポにも言及するとわかりづらくなるかなと思う面もあるので、別記事で取り上げますが、普段の記事ではスラムについてはあまり言及しない方針は変わらないと思います。

これを書くとスラムユーザーから袋叩きに遭うかもしれませんが、正直なところ私のイメージとして、スラムって高いだけで性能はイマイチだと思っています。
e-tapでも確かに変速方式については魅力的ですが、フロント変速はシマノから見るとワンテンポ遅いように感じるんですね。
スラムがフロントシングルにこだわるのは、フロント変速の劣悪さを解消するスキルが無いからとも言われますが、そういう部分も込みで根本的にスラムをオススメしていないというのも理由の一つです。

ディスクブレーキ車について

また、LOOKの785でのディスクブレーキの事をあえて取り上げなかったという事で
正直クライミングバイクでの重量は重要かもしれませんが
登りがあるという事は下りもあるという事で初心者の方にとって
ディスクブレーキの恩恵はかなり大きい(デメリットもありますが)ので
取り上げていただいた方がよいかなと思いました。

管理人様がディスクブレーキに対して否定的(個人的に不要と考えてる事をあえてこう表現させていただきます)である事に関しては別に構わないと思ってます。

これについてですが、こちらの記事に対するものです。

LOOKの785Huezと785Huez RSで迷ってます【質問いただきました】

これについてですが、確かに下り基準で見るとそうなると思います。
ですがLOOK785についてはクライミング用軽量フレームとして開発されているわけで、あくまでもメインは登りだと思うんです。

785 Huez RSについては、リムブレーキとディスクブレーキでフレーム重量も違います。

リムブレーキ ディスクブレーキ
フレーム重量 730g 820g
フォーク重量 280g 420g

ディスクブレーキ車の場合、前にも書きましたがフレーム重量とフォーク重量は増えます。

ディスクブレーキのロードバイクは、フレーム&フォーク重量に注意なんだそうです。

というのもリムブレーキ車とディスクブレーキ車では根本的なフレームの設計が違います。
リムブレーキ車はエンドを柔らかくして動かす方向性で設計されていたものが、ディスクブレーキでそれをすると強度不足に陥ります。
なぜなら、ディスクブレーキはハブ側で制動力が生まれるからです。
それをフォークやリアエンド付近で受け止める強度と剛性が必要で、そのためにエンドを硬くする必要があります。

その結果どうしてもフレームとフォーク重量は増えます。

また、これも構造的に仕方ないのですが、ホイール重量も大きく増えます。
これはディスクブレーキ用ホイールではスポーク数を減らすことができないことなどが原因です。

ディスクブレーキロードバイクのホイールについて、書けない理由。

なのでせっかくのクライミングバイクなのにリムブレーキ車よりもはるかに重くなるので、ヒルクライムをメインとするならば、ディスクブレーキ車はナシだと思ってます。

下りについて確かに安心感はあるのかもしれませんが、そもそも今まではみんなリムブレーキで問題なくダウンヒルできていたわけで、ちゃんと練習すれば何ら問題ないと思うんですね。
これもいつか書こうと思っていたのですが、ディスクブレーキの制動力は確かに魅力的です。
その一方、乗り方が下手になっている人もいるのではないかと思っています。

例えば、ダウンヒルではブレーキングしやすくするために下ハンドルを握りますが、下ハンドルを握るのは実は怪我の予防でもあります。
下ハンドルを握れば体勢が低くなりますが、低い位置から落車するのと、ブラケットの高い位置から落車するのでは怪我の大きさが変わる可能性があります。
ダウンヒル中のコーナーリングの安定性も体勢が低い下ハンドルのほうがいいですが、最近思うことですが、ダウンヒル中にブラケットポジションの人が多いように思うんですね。
ディスクブレーキならそこでも十分な制動力を発揮するのかもしれませんが、結果としてコーナーリングで膨らんでいたりするので、下手な人を増やしているんじゃないかと思うことがあります。
(ちょっと偏見かもしれません。ディスクブレーキでも下ハンドル使えばいいだけですし)



ちょっと話は逸れましたが、あくまでも軽量フレームで【おいしいところ】は登りだと思うので、登りの性能メインで考えて選んでいいと思うんですね。
なので私の中では、このケースではディスク車はナシです。
下りについては、リムブレーキでも困ることは無いと思います。
よりディスクブレーキのほうが楽だというのは間違いないですが、リムブレーキだと危険だということはないですし、それなら登りメインで選んだほうが・・・というのが私の意見です。

ついでに書きますと、私自身はディスクブレーキについては【慎重に導入を検討すべき】という意見です。
理由はいくつかありますが、

・互換性の問題
・輪行ではメンドイ
・業界の方向性がはっきりしないので様子見推奨
・まだディスク用コンポが完成していないという指摘がある

ロード1台目を選ぶ人は、どっちでもいいでしょう。
2台目以降を買う人は、やはり手持ちのホイールとの互換性が気になって躊躇するでしょう。

最後のコンポが完成してない件ですが、あるショップのブログにて、デュラエースのディスクコンポでも不良が結構出ているという話が載っていました。
もう何世代かマイナーチェンジを繰り返して洗練されてくると思うので、今の時点ではリムブレーキコンポよりも完成度は劣るだろうと思っています。

正直なところで言いますと、恐らくは遠い将来、ほぼすべてのロードバイクはディスク車になるのではないかと思っています。
それが10年後なのか、20年後なのかはわかりませんが。

しかしすぐにほぼすべてがディスク車になるとは思えませんし、現時点ではナシかなというのが私の意見です。

ちょっと話は変わりますが、私はワイドリム&25cタイヤについても、どうも好きになれません。
過去に試乗したホイールで、ナローリムならもっといいのに・・・と思うことのほうが多々あります。
日本のように穂躁状態が良すぎる道路で、25cがそこまで優位だとは思わないんですね。

ただこれについても、私がそう感じるだけであって、感じ方は人それぞれです。
ワイドリムのほうがいいという人もたくさんいます。

同じように、リムブレーキだとかディスクブレーキだとかも、最終的には好みの問題、価値観の問題なのかなと思うわけで、今回頂いたようなご意見が間違っているとは思いません。
私の意見とは違うというだけです。

私の意見が古いのかなと思うこともありますが、どうなんですかね?
ワイドリムについては今時点でほぼワイドリム化されていますし、ディスク車についても今後は増えて行くでしょう。
今後はディスク車の試乗を増やしていきたいと思ってはいますが。

オフロードも走るグラベルロードでは太いタイヤとの相性もあってディスクブレーキの必要性はわかるのですが、オンロードではリムブレーキで十分だと思うんですよね。
私の中では。

ご意見ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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