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他人を納得させるための【理由】。

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先日、裁判所に出廷してきました。
別に悪いことしたわけではありません。
私が原告です。

 

私が出廷した裁判所は、入り口にて手荷物検査と、金属探知機のゲートをくぐることを要求されます。
これについてちょっと思ったことを。




いろんな意見があるでしょうけど

最近、多くの裁判所において、手荷物検査と金属探知機が使用されています。
そのため、裁判所の入り口は、一箇所以外は入場不可にされ、かばんを開けてくださいと要求されます。

 

これの理由ですが、刃物で切りつける事件があったことなどで、裁判官を守るという目的が強いのだと推測しています。

 

これに対して、反対の意見をネット上で挙げている弁護士さんは結構多いです。
開かれた立場の法定にふさわしくない、プライバシー権の侵害・・・
いろいろ理由はあるようですが、弁護士さんは身分を明らかにすれば、手荷物検査と金属探知機の検査は不要になっています。
一般人は強制的に検査ですね。

 

手荷物検査等の是非については、いろんな意見があってもいいと思うんです。
ただし、現行の制度では、検査しないと入場できません。
これが事実。

で、先日、裁判所から出ようと思ったときに、一人の中年男性が手荷物検査で揉めていたんです。
50代以上でしょうか。
スーツを着た方です。

私は障害者で手が不自由だ!
また病気で手が痺れていてうまく動かすことはできない!
だから開けることはできない!
そんな私に、カバンを開けろとは何事だ!!
貴様!障害者の気持ちがわからないのか!!

こんな感じで怒鳴り散らしてました。
私が裁判所の外に出た後も、外まで怒声が聞こえてきてましたので、それはそれはお怒りモード炸裂という感じです。

 

で、その方についての真相は知りません。
差別する意図はまったくないのですが、この方の言い分としては【障害者でかつ病気のためにカバンを自力で開けることは出来ない】と主張しているわけですよね。
それなら、そのカバンの中身というのは、何のためにあるのでしょうか?と思ってしまったわけです。

 

私がひねくれているのかもしれません。
でも、手持ちカバンを持っていたわけだし、開けることが出来ないと主張しているのは、どうにもおかしいと思うわけです。

 

もちろん、【開けることが不可能】という意味ではなくて、【開けるのが困難】という意味なんだと思うんです。
でもそうであるならば、検査しているスタッフにそれを伝えて、開けてもらえばいいのでは?怒鳴り散らす必要はあるのか?と疑問に思ったわけです。

 

検査しているスタッフと言うのは、恐らくは民間に委託された業者でしょう。
その人たち相手に怒鳴っても、その人たちには無検査で通過させることの許可を出来る権限もないでしょうから、無意味だと思うんですね。

 

私が聞いていた範囲では、スタッフさんは

手荷物検査のご協力お願いします。
カバンの中を拝見させていただいてもよろしいでしょうか?

こんな感じで低姿勢です。
決して【開けろ!!】などと命令しているわけでもありません。
それに対して、理由はどうであれ怒鳴り散らすのもどうなのかと思ってしまいました。
言い方は悪いですが、普通に手にカバン持っているわけですし、見た目では障害者であることは私にはわかりませんでした。
それを察しろというのもおかしいなと。

 

他人を納得させるには、理由って必要だと思うんです。
そしてその理由と言うのは、自分の行動との一貫性があり、証拠があるべきだろうと。

 

あれだけ怒鳴り散らすのは、単に手荷物検査に応じたくない言い訳ではないのかと推測してしまうのですが(根拠はありません)、そうであれば言い訳ではなく理由を述べるべきだと思うんですね。
言い訳では納得して貰えません。
それが理由になれば、納得して貰える可能性が出てくるわけです。

 

※決して障害者を貶すような目的ではありませんので、ご容赦ください。

なんでこんなことを書くのかというと

なんでこんな記事を、ロードバイクのサイトに書くのかというと、他人を納得させるには理由が必要で、その理由には一貫性や証拠がないとダメだということは、ロードバイクだろうと同じだと思うからです。

 

つい先日、あるロードバイク系のブログを見ていたところ、ある動画を全力で非難してました。
その理由などは書きませんが、私から見るとどっちもどっちにしか見えなかったわけで。
あなたも前に同じことしてませんでしたっけ??みたいな。

 

この記事ですが、主に自分への戒めとして書いています。
どうしても文章を書いていると、知らず知らずと言い訳したくなるときもあります。
前に書いた内容と違うことを指摘されると、【考え方が変わってきたので】など。

 

実際、考え方が変わってきた面もあるのですが、他人を納得させることが出来れば【理由】になりますし、他人を納得させることが出来なければ【言い訳】にしかなりません。
他人を納得させるためにはどうしたらいいのか、これはある意味文章を書く者のテーマです。

ちょっと話は変わりますが、人身事故で電車が止まっているときに、駅員に【早く動かせ!!こっちは急いでいるんだ!】と怒鳴っている人を見たことがあります。
こういうのを見ていて思うのですが、その駅員さんには、電車を動かす権限がないのです。
動かすかどうかは他に指令する部署があるわけで、駅員さんは単にアナウンスしたり、迂回路を説明するとかの事務作業が担当範囲です。

 

駅員さんに怒りをぶつけても、駅員さんだって困ると思うんですね。

 

裁判所で見かけた、怒鳴り散らしている方についても、同じように【その警備員さんに文句を言っても、何かが変わるわけではない】と思うんです。
まあ、その人に文句つければ、もっと上の立場の人が出てくる、ということはあるでしょうけど、それを狙うならば、別にキレる必要性もないともいますし。

 

また話は逸れましたが、意見を述べるときには相手を納得させるものがないと、伝わるものがないと思うわけです。
ロードバイク関係でも同じで、他人を納得させるには、それ相応の理論、理屈を持たないといけないんだということを再確認し、自分への戒めとします。




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