謝るべきポイントを間違うと、納得してもらえないと思う話。

先日書いた、けんたさんのブルベ不正疑惑についてですが、

ピンチをチャンスに変えること。

思っていたよりもメールを頂きました。
この問題の真相についてはわかりませんし、当事者であるけんたさんの発表以外には知る由もありません。
しかし炎上していたことは確かですし、謝罪すべきポイントを間違うと、世間には納得してもらえないと思うわけです。



あらすじ

前回は伏字で書きましたが、当事者が認めている事実ですので、伏字はやめます。

あらすじで言うと、

・けんたさんと、プロ選手の田渕君幸さんに、ブルベ不正参加疑惑が勃発。
その根拠としては、二人とも出走者リストに名前がなかったということ。

・けんたさんが自らの動画で釈明。
自分はエントリーしていたが、入金が遅れたために出走者リストに名前がなかったのではないかと思っていることの釈明。
田渕氏が未エントリーだったとは知らず、終わってから2日後に【実は不正参加だった】と打ち明けられた。

・ブルベではあらゆるサポートが禁止されているため、未エントリー者とトレイン走行したことはルール違反になる。

・そのため、けんたさんと田渕氏に処分が下る。

こういう流れのようです。
けんたさんがそう語っているのと、田渕氏もツイッターにて不正だったことは認めているので、これらは当事者が語っている真実でしょう。

前回の私の記事では、けんたさんの釈明動画について、【もったいない】と表現しました。
というのも、知らなかったとはいえ、ルール違反したことは事実です。
釈明動画ではあくまでも被害者であるようなスタンスで説明してましたが、経緯はどうであれルール違反したことには変わりないのですから、こういうときは余計な言い訳をせずに謝罪するほうが、世間としては納得します。
その例として、辞職した明石市長を挙げました。

ピンチをチャンスに変えること。

田渕氏はコーダーブルーム所属のようですし、ブルベ参加歴もあるプロ選手です。
http://khodaa-bloom.com/news/release/16142

ルールを知らなかったというわけではないようですし、けんたさんとも面識があるから一緒に走ったわけです。

こういうとき、謝罪の方向性1つで、世間の納得度は変わると思うのですが・・・

謝罪の方向性

田渕氏は、以下のように謝罪を出しています。

これについて思うのですが、先ほども書いたように、田渕氏はブルベ参加歴もあるようなプロ選手です。
ルール違反したことに対する謝罪だけではなくて、なぜルール違反したのか、なぜルール違反してまで参加する必要があったのか、なぜルール違反する必要があったのかを説明しないと、納得しないと思うんですね。

ただの素人だとか、ルールを知らない立場ならまだ話はわからなくもないですが(だからといって許容されませんが)、プロ選手でしかもブルベ出走歴もあるような人が、なぜルール違反を犯す必要があったのかについて説明する義務ってあると思うんです。
それが成されてないから、再炎上するのではないでしょうか?

もう1つ気になったことですが、この謝罪のあとのツイッター。

自分の芯は曲げずにこれからも進んで行きたいと思います。

この表現、私はどうかと思いました。
不正参加して謝罪したわけですから、それを悔い改めないといけない立場だと思うんですね。
自分の芯を曲げずに、と言う表現は、ひとつ間違うと【自分は悪いとは思ってないから、今までどおり頑張ります】と勘違いされる可能性もある表現だと思うんですね。
解釈が分かれる表現を使えば、そこに誤解を生みます。

こういうのって、自転車界だけではなくて、会社組織でも同じだと思うんです。
何らかの手違いで、取引先に迷惑をかけてしまったとします。
そのときに、当然ですが謝罪に行くと思いますが、【なんでこうなったんだ?】と取引先に問いかけられているのに、【私が全て悪いんです】と答えたら、炎上するのはわかりますよね。

取引先は、原因を聞いているのですから、言い訳でもなく謝罪でもなく、原因を答える必要があります。
それに対して謝罪だけでは、取引先の怒りも収まらないでしょう。
原因を説明して、謝罪して、改善法や解決策を提示して、結果を出して、それでやっと相手が納得する話だと思うんです。

それと同じで、世間は【なぜルール違反を犯す必要があったのか】について注目しているのに、謝罪では話が繋がらないと思うんです。
その場しのぎで謝罪しただけじゃないの?と、疑いをかけられる原因になりかねません。

繰り返しますが、今回の問題については、様々な方がいろんな情報をメールで送ってくれましたが、真相については当事者発表以外には知りません。
当事者がそのように言っている以上は、そうなんでしょうし。

ただ、問題解決の方法としては、もったいないな、と思ってしまうのは私だけでしょうか?

コーダーブルームも何ら発表などしていませんし、けんたさんが所属するフレイムも何らコメントを出していませんが、一個人のことということでおしまいなのでしょうか?
そういうところも含めて、今回の問題はもったいないと思うわけです。

お前ごときが何を偉そうに・・・と思う人もいるかもしれません。
そういわれてしまうと特に返す言葉もありませんが、私がなぜこれを記事として取り上げたのかと言うと、ブルベ問題の追求をしたいわけではありません。
こういった事例から学べることって実はあると思ってまして、リアルな社会で何か自分の過失でトラブルが発生したときに、相手に対する謝罪の方法次第では納得してもらえるし、謝罪の方向性を間違うと余計怒りを生む可能性もあるという活きた事例だと思ったからです。

当サイトの読者様は大人な方が多い印象なので、会社組織ではそんなこと常識だよと思う人もいるでしょう。
むしろ読んでもらいたいのは、若手の人でして、何かあったときの謝罪と言うのは、単に謝るだけでなく、相手を納得させる作業でもあるということを知ってもらいたかったのです。

トラブル発生というのは好ましいことではありませんが、優秀な人ってこういうトラブルでもチャンスに変える事ができると言うか、ピンチでもチャンスに変えて、むしろ信頼を集める人っています。
自分もそうなりたいなという思いを込めて、あえて記事化しました。

過去にも、テレビなどで謝罪会見に失敗したなと思う事例なんていくらでもありましたが、

やり方、言い方を間違うと、失敗するというのは明らかなのではないでしょうか?

別件ですが

これは別件ですが、高知県でブルベに参加していた方が、無免許の軽トラにひき逃げされてお亡くなりになったそうです。
心よりご冥福お祈り申し上げます。

https://news.nifty.com/article/domestic/accident/12256-000023/

どうもトンネル内で後ろから撥ねられたとの情報がありますが、ブルベ参加者というお話ですので、当然ですが反射ベストを着用し、尾灯も装着義務があります(ブルベのルールにて)。
非常に残念極まりない事故ですが、こういうのはいくら安全意識が高かったとしても、避けることは無理でしょう。

心よりご冥福お祈り申し上げます。




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