アルミホイールとカーボンホイールの使い分けで、ブレーキシューの交換が面倒だしアルミホイール買おうと思ってます【質問いただきました】

ホイールのグレードアップについて質問を頂きました。

現在、私はピナレロのラザを買った時からゾンダ(17c)を履かせております。
この度、ホイールをグレードアップしようと考えましたが色々悩んでしまっております。

当初、デザインが気に入りボーラワン50にしようと考えましたが、時速40kmで巡行しないのに50mmもリム高いるか?重くない?と考えました。(速くなくてもエアロ効果があるのは存じております。)
だったらボーラワン35にしようと考えましたが、改めて考えると平日5日間は家でローラー、外では休日しか乗らないのにカーボンセミディープ?。もしゾンダと併用する場合ブレーキパッド変えるの面倒くさいなと考えるようになりました。

じゃあ普段使いしやすいアルミのハイエンドモデルにしようと思って次に出てきたのがレーゼロコンペです。
アルミでこれ以上の性能の物はほぼ見当たらず、2WAYFITで流行りのチューブレス対応、CULTベアリングに惹かれました。
しかし、レーゼロのインプレは多くありますがレーゼロコンペのインプレはあまり見つけることができませんでした。

レーゼロ、レーゼロコンペの値段の差は海外通販だと2万円くらいですが、2WAYFIT、CULTベアリングにプラス2万円の価値はないからレーゼロコンペの使用者が少ないのでしょうか?
レーゼロコンペに10万出すならカーボンホイールの資金にする人が多いのでしょうか?

主様はどう思われますか?何卒回答の程宜しくお願い致します。




回答いたします。

レーゼロコンペのインプレが少ない理由


Fulcrum – Racing Zero C17 Competizione クリンチャーホイールセット

レーゼロコンペのインプレが見当たらない、というお話ですが、レーゼロコンペは基本的な部分はレーゼロと同じです。
違いがあるのはハブのベアリングでして、レーゼロはUSBベアリング、レーゼロコンペはCULTベアリングになっています。

レーゼロコンペ レーゼロ
重量 1510g(ペア) 1518g(ペア)
リムハイト F27mm,R30mm F27mm,R30mm
対応タイヤ クリンチャー クリンチャー
23cタイヤ x(25c以上) x(25c以上)
スポーク数 16/21 16/21
スポーク素材 アルミ アルミ
ハブ CULT USB
対応スピード シマノ8-11s シマノ8-11s

レーゼロコンペですが、ウイグルにあるのはクリンチャーホイールのようですが、日本の代理店サイトを見ると2WAY-FITになっているようですね。
違うものなのか、同じものなのかはちょっとわかりませんでした。

USBもCULTもセラミックベアリングです。
CULTのほうはボールレースに特殊な処理をしているので、グリスが不要です。
そのため、USBよりも回転が軽く、ノーマルベアリングの9倍回るなどと言われています。

ただしCULTベアリングについては、買ってから最初の1000キロくらいは回転性が悪いです。
これはボールレースとボールの間の【当たり】が出るまでの期間と思えばいいのですが、当たりが出てからが軽いので、買ってすぐはさほど感動もないでしょう。

で、ベアリングの差は体感できるのかと言う話ですが、これについてはスタンド上で空転させる分には、間違いなくCULTはよく回ります。
これが実走だとどうなのかですが、正直なところ普通に走っている分にはよくわかんないという人もいます。
体感できるとしたら、下り坂でペダリング止めて進んでいるときでしょうか。

マヴィックは接触性のシールドベアリングを使っているので、スタンド上だと回転性はカンパニョーロに比べるとだいぶ落ちますが、実走だとそんなに回転性が悪いとは感じません。
要は実走では空気抵抗などのほうが影響は大きいので、ベアリングの差はあまり関係ないというのがマヴィックの考え方なんでしょう。
そんなに差が出ない要素なら、メンテナンス性重視、防水防塵性重視でシールドにしたほうがいいというのがマヴィックの考え方です。

しかし、体感できなくても、確実にCULTでは抵抗を軽減しているわけですから、長い目で見た場合には疲労軽減にも役立っているでしょう。
インプレ自体は、レーゼロコンペもレーゼロも同じと考えていいでしょう。

ブレーキシューの交換が面倒

この相談メールを頂いたときに、カーボンホイールとゾンダを併用するので、ブレーキシューの交換が面倒というところがすごく引っかかりました。
そしてローラー台を使うことが多いと書いてあったので、もしかして?と思って聞いてみました。

ゾンダとボーラを併用するときにブレーキシューの交換が面倒だというお話ですが、どのような使い分けを考えていらっしゃるのでしょうか?
もしローラー台はゾンダ、外はボーラと考えているようでしたら、ローラー台では絶対にブレーキをかけないと決めておけば、ブレーキシューは交換する必要はありません。
外で走るのにゾンダとボーラを使い分けるようでした、シューの交換は手間になりますが。

こう投げ掛けたのですが、ビンゴでした。
ローラー台はゾンダ、外はボーラを想定していたようですが、ローラー台はブレーキを掛ける必要性もないので、ブレーキさえ間違ってかけなければ、ブレーキシューはずっとカーボンホイール用で問題ありません。

もし何かの拍子でローラー台でブレーキ掛ける懸念があるようでしたら、ゾンダのブレーキ面全体をビニールテープで覆っておくとか、ブレーキシュー側に何か被せ物をしておくでもいいでしょうし。

アルミリムで使ったシューをカーボンリムに使ってはいけない理由は、ブレーキシューはアルミリムの細かいアルミ片を拾うからです。
細かいアルミ片が刺さったままのブレーキシューでカーボンリムにブレーキ掛ければ、どうなるかは想像に難くないかと・・・

ローラー台なら、別にブレーキ掛ける必要性がないので、極論すればブレーキさえ掛けないと決めておけば、ブレーキシューの交換は必要ありません。

なので質問者さんはボーラを買う方向性になったそうです。

同じアルミリムで選ぶのもアリだし、違う方向性を買うのもアリ

ゾンダとレーゼロコンペだと、多くの人が違いを感じ取れるほどの差はあります。
レーゼロはアルミスポークで駆動剛性も高く、硬いホイールです。
ゾンダはG3組でややマイルドな乗り心地です。

前にも、ゾンダを使っている人のホイールのグレードアップで、最初はキシリウムプロを考えていたけど、結局ROVAL買った人の話を書きました。

ゾンダからホイールの買い替えは、キシリウムエリートUST?キシリウムプロUST?二つの違いは??

キシリウムプロもアルミスポークですし、何よりチューブレスなのでゾンダと比べて差は感じ取れるとは思いますが、極論すれば同じようなホイールとも言えます。
ローハイトアルミリムの中で、グレードの違いだけ。
せっかく買うならディープにしても面白いのでは?とアドバイスさせていただいたところ、なんとROVAL買ったそうです。
私も一度、試乗させていただきました。

【試乗インプレ】ROVAL CLX32&CLX50試乗。超ワイドリムカーボンクリンチャーは別格の世界だった。

【アルミとカーボンを使い分けると、ブレーキシューの交換が面倒だな】、これは確かにそうです。
でも使い分ける用途の一方がローラー台なら、ブレーキかける必要性もないので、絶対にブレーキングしないと決めておけばシューは変える必要性はありません。

言われてみればそうだな、と思うことでも、意外と気が付かないもんですよね。
ボーラ買う方向性になったそうですので、それはそれでよかったのかなと思います。


Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 35 クリンチャーホイールセット (2018)


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コメント

  1. 西川 より:

    コスミックカーボン40を愛用しています。40mmだと横風に煽られることもあるので、リムの低いカーボンホイールも使ってみたいと思い探していたら、CARRERAに25mmがあると知りました。価格も手頃なので欲しいなと思っています。手組に入るかなと思われますが、信頼性や軽快性に問題はないでしょうか?
    ご意見を頂ければありがたいです。よろしくお願いします。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      Jベンドスポークの手組ホイールのようですが、正直全く分かりません。
      ただ、調べると反フリー側ラジアル組のようですし、あまり良さそうには思いません。

  2. 西川 より:

    ありがとうございました。
    ホイール選びって難しいです。
    またよろしくお願いします。