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ディスクブレーキのロードバイクは、輪行に向かないのか?体験記を。

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ちょっと前に、ディスクブレーキのロードバイクの輪行について体験記を募集したのですが、
https://roadbike-navi.xyz/archives/7987

 

ディスクブレーキ車の場合、バイクをひっくり返してはいけないとかいろいろ言われますよね。
そんな中、実際にディスク車を輪行で使っていると言う方から、インプレを頂きました。



ディスクブレーキ車で輪行

車に乗せての輪行回数は4回で、内2回は友人のリムブレーキ車も載せてダムなどに遊びに行きました。
輪行時の写真ではなく、今回の投稿の為に写真を撮ったため結構雑ですが、実際の車載時の状態に近くしてあります。

 

さて、車載の準備ですが、これは通常の輪行と同じかもしれませんが、タイヤとフレームをベルクロテープなどを使ってまとめ、フレームとタイヤが当たる部分をクッション材や布などで保護しています。
(本来あるべきはずのベルクロを数本紛失してしまい撮影用にパンクしたチューブで急遽代用しました)

 

まとめたら逆さまの状態で積みます。

 

逆さまにして載せた際、ディスクブレーキに不具合があるかどうかですが、ダミーローターを入れていれば特に問題ありません。

何も挟んでいない状態でブレーキレバーを握ると、 ピストンが飛び出したままになりディスクローターが入らない状態になります。
積み込み時や車で走行しているときにブレーキレバーに接触する可能性もあるのでダミーローターは必須です。
プラ板のような硬い物をヘアゴムで固定しても大丈夫です。

オーストリッチの物を使っていますがアマゾンで販売しています。

 

車載画像ですが、車輪とフレームをまとめた時に時間がなく写真が取れませんでした
別日に車載した写真を撮影しましたが小雨が降る0時過ぎに急いで写真を撮影したのでアングル等すごく悪いですがこのまま提出させていただきます

 

固定はロープ等(写真ではオットロック)でフレームとシートにある底面の金具を固定し、後部座席上部にある持ち手の部分とフレームをロープ等で固定します。

現地に到着して組み立てた後にやる事が1つあります。

 

ホイールを中に浮かせて空回りさせ、異音がするか確認します。
移動中にブレーキパッドのセンターがずれる可能性があります。
実際、1度だけセンターがずれてシュルシュルと音を立てていました。

 

これはダミーローターの厚みとディスクローターの厚みが違うため、ブレーキのセンターが変わり、ブレーキが片効き状態になったんだと思います。

 

もしシュルシュルと音を立てるようなら1度ホイールを外し、マイナスドライバーやヘラのような細い平らなものに布等を巻き、本来ならばここでブレーキパッドを1度外した方がいいと思いますが、
時間がない時はそのままブレーキパッドに突っ込んで、ピストンを軽く左右に押し広げた後に、もう1度ホイールを装着し、ブレーキレバーを何度か握ってブレーキのセンター出しをします。

 

もし押し広げた状態のままブレーキレバーを握らないでいると、初めのブレーキの効きがかなり悪く、事故につながるかもしれません。

 

逆さまにしたときのエア噛みについては2時間半ほどしか逆さ状態を維持していないので何とも言えませんが、その位でしたら全く問題ありませんでした。
念のため、組み立てた後にディスクの異音確認と共に何度かレバーを握って正常にブレーキが効くか確かめた方がいいでしょう 。

 

リムブレーキ車とディスクブレーキ車の輪行時、現地に着いたときに行う作業の違いですが、
上記のブレーキのセンターチェックをするかしないかくらいで、あまり違いはないように感じました。
時間にすると2分くらい遅いという感じだったと思います。
前後のディスクどちらかのセンターがずれている場合は+数分くらいかかる感じでしょうか。

 

移動中ディスクローターがぶつかって曲がる、なんてことは車載なので経験していませんが、 ブレーキパッドとディスクローターの隙間はかなり狭い です(片側0.3?程?)
衝撃でわずかに曲がる可能性も考えられるので、輪行時ならディスクローターの振れを取る道具はあった方がいいかもしれません

 

140mmのディスクは160mmより径が小さいためぶつかりにくく、160mmよりは衝撃に少し強く振れが出にくいようで、気になるなら後ろを140mmにする事をとあるショップの方におすすめされました 。
ディスクの径が小さくなると制動力が弱くなるのでシマノは後ろのみ140mmを推奨していた気がします

 

ちなみに私は制動力が必要なため前後160mmをつけています
以下、輪行とは関係ありませんが、油圧ディスクブレーキ乗りとして経験してきたことを軽く書いておきます。
使用しているものがシマノの物なのでシマノ以外のメーカーは全然違うという事があるかもしれません。

 

・ブレーキパッドについて

ブレーキパッドにはレジンパッドとメタルパッドがありますが、
レジンはブレーキの効きはマイルドで、停車時の音ははあまりしませんが、パッド側の消耗がメタルに比べて早いと言われているようです。
メタルパッドは効きが強くて、停車時の音が結構します。そしてローター側の消耗が早いらしいです。
メタルは長時間使っていないのでローターの消耗加減はよくわかってません。
メタルパッドはローターが水に濡れても制動力が落ちにくい感じでした

 

ロード用の油圧ブレーキに最初から付属するパッドはレジンパッドだと思います(たぶん)

 

グラベルロードで悪路をひたすら走るような使い方をしたり、どんな違いがあるのか興味があればメタルパッドを試す程度でいいと思います。

 

次にブレーキパッドの点検についてです。
私自身レジンパッドを使っています。
毎日2時間ほど乗っていてストップ回数は割と多い方です。

 

パッドの状態は約1か月に1回取り出して点検し、5か月で交換しました。
点検の方法は新品のパッドと比較してどれだけ減ってるかを確認するのが正確で手っ取り早いのでお勧めです。

 

リムブレーキではパッドが消耗するとブレーキの引きしろを人が調整すると思いますが、油圧ディスクはそれを勝手にやってくれるので日常点検は楽かもしれません

・フェード現象について

長い下りはダムに行った帰り位しか経験がないのですが、5?くらいの下りでしたらブレーキの効きは問題ありませんでした。
使用しているのは放熱フィン無しのパッド(K02S)です。

 

ほとんどの油圧ディスクブレーキにはデフォルトで放熱効果のあるとされるフィン有り(L02A)が付属しますが、
フィン有りパッドはフィン無しと比べると値段も倍するので、長距離の急勾配を下らない限り、フィン無しで問題ないと思います。


 

フェード現象が気になるような場所をたまに走行するような方は、最初から付属してるフィン有りのパッドは使わずにとって置いてフィン無しパッドを購入し、
普段はフィン無しを使い、フィン有りパッドはその時用にとっておくのもありかと思います。

 

最後に、こんな人がディスクブレーキに向くかも?というお話です

 

私は日中握力や腕の力を酷使する仕事をしています。
昔はリムブレーキのクロスバイクに乗っていたのですが、夕方や夜のライドでは腕がすごい疲れた状態になっていてブレーキを握るのがきついというのが何度かありました。

 

ロードバイクに興味が出て色々と調べていると油圧ディスクブレーキなるものを知り、乗り換えたわけです。

 

結果として大正解だったわけですが、油圧ディスクブレーキは腕が疲労してない状態で乗ると、人差し指1本で即フルブレーキを掛けられるくらい効きが強かったりします。( 握る力に個人差があるので他の方は違うかもしれません)

 

慣れで何とかなりますが、最初の数週間はコントロールがちょっと難しかったです。

 

常に握力が万全な状態で乗れない、ロングライドの後半など腕が疲れた状態でブレーキレバーを握るのがしんどい、
というような人は油圧ディスクブレーキはオススメだと思います。

 

ですが、油圧ブレーキのレバーはリムブレーキ用のレバーより少し大きめです。
女性や手の小さい方はレバーのグリップサイズが合わない可能性があるので、試乗はしなくとも実際レバーを握って確認したりするのは必須だと思います。

貴重な情報、ありがとうございます。
どうしても私はリムブレーキ車しか持っていませんので、ありがたい情報でした。

リムブレーキよりは神経を使う

リムブレーキ車の輪行に比べると、1手間かかるという印象でしょうか。
ディスクローターが歪まないようにすることや、ダミーローターを用意すること、ブレーキのセンター出しなど一手間かかるかなと言う印象ですが、気をつけて作業すれば特に問題なく輪行は出来るようです。

 

個人的な考え方としては、輪行したいなら、リムブレーキ車のほうが簡単だし、リムブレーキ車のほうが軽い分だけラクかなと思ってます。
しかしディスクブレーキ車にはブレーキ面ではリムブレーキよりも有利な点もあるので、何を優先したいのか次第で選んだほうがいいでしょう。

 

制動力でも、リムブレーキで不満はないと思うなら、リムブレーキのほうが輪行するにはラクでしょう。
ディスクブレーキは制動力ではリムブレーキよりも有利なので、用途によってはディスクブレーキ車のほうがいいでしょうし。

 

ディスクブレーキ車は輪行に向かないのか、と聞かれると、答えはノーです。
ディスクブレーキ車でも、輪行は可能です。
ただし、注意すべきポイントはリムブレーキ車よりも多く、ちゃんとやらないとブレーキがうまく作動しなくなります。
ただし、リムブレーキ車でもテキトーにやればブレーキがうまく作動しなくなることはありますので、必ずしもディスクブレーキ車だから輪行に不利というわけではありません。


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