ボーラワンとボーラウルトラの価格差の謎。ハブだけの違いなら、レーゼロとレーゼロコンペの価格差から見て納得できない【質問いただきました】

ボーラワンとボーラウルトラの価格差について質問を頂きました。

ホイール交換には以前より興味があり、金銭的に買えない状況が続いてますが、気になる事がありメール致しました。

ボーラウルトラ35に興味があるのですが、記事内でもワンでもハブが違うだけで性能は十分とあります。

それと、私は峠をよく走る事が多く下りのブレーキングを考えると、アルミ最強の呼び声高いレーゼロも気になります。レーゼロもレーゼロコンペとの違いはハブだけかと思います。

ですが、ボーラもレーゼロもそれぞれハブだけの違いのはずなのに定価で見た場合、ボーラは差額115,000円(ウイグルでワンのシマノフリーが欠品で、ウルトラ35とワン50の比較)ですが、レーゼロは差額約47,000円と、なぜここまで違いが出るのかわかりません。。
そもそもハブ以外にも違いがあるのでしょうか??

返答よろしくお願いします。





回答いたします。

ボーラワンとボーラウルトラの違い


Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

まず、定価から見てみましょう。

ホイール名 ベアリング 定価(税別)
ボーラウルトラ CULT 427,000
ボーラワン USB 296,000 131,000
レーシングゼロ コンペ CULT 174,000
レーシングゼロ USB 137,000 37,000


Fulcrum – Racing Zero C17 Competizione クリンチャーホイールセット

CULTもUSBもセラミックベアリングですが、CULTのほうが上位です。
CULTではボールレースに特殊処理をしているため、グリスが不要です。
これにより、ノーマルベアリングよりも9倍回転性能がいいということになっています。

確かにこれだけ見ると、ボーラの価格差はおかしいと思ってしまいますよね。
実は違いはベアリングだけではありません。

ハブ体も違う

実はこれ、単にベアリングだけの違いではありません。

ハブボディ フランジ
ボーラウルトラ カーボン アルミ
ボーラワン アルミ一体成型
レーゼロコンペ カーボン アルミ
レーシングゼロ F カーボン アルミ
R アルミ一体成型

フランジというのは、スポークが収まってくる部分です。
レーゼロコンペとレーゼロの場合、フロントハブは共通、リアだけの違いになっています。

ボーラウルトラとボーラワンの場合、フロントハブもリアハブも違います。
ちなみにですが、ボーラウルトラのハブはカーボンボディにアルミフランジを付けているわけですが、違う素材を接着している構造なので、人によってはトルクの伝達で弱いと感じるようです。
ボーラワンのほうが、ボーラウルトラよりもトルクがかかったときの反応性がいいという人もいます。
ボーラワンの場合アルミで一体成型されている分だけ、もしかしたら駆動剛性では有利なのかもしれません。

ボーラの場合、リムやスポークはウルトラもワンも共通なので、違いはハブ自体とベアリングです。
レーゼロコンペとレーゼロの差よりも大きくなるのは、ここくらいしか考えづらいのかなと。

ボーラワン買ってベアリング打ち替えもアリ

重量差で言うと、こうなっています。

ホイール名 重量
ボーラウルトラ50 1435g
ボーラワン50 1485g
ボーラウルトラ35 1360g
ボーラワン35 1405g

重量差の大きな要因は、ハブボディの差でしょう。
ベアリングのボールレースの重量差もあるとは思いますが。

脚力が強い人だと、先ほど書いたようにボーラウルトラよりもボーラワンのほうが踏み込んだ時の【かかり】がよいという人もいます。
これは人それぞれ感じ方は違うでしょうけど、ボーラワンを買って、どうしてもというならCULT化するという手法もあるわけです。

ただし、CULT化は前後で5万円程度するようです(工賃込)。
そこまで費用をかけてでもCULT化したいならそれはそれですが、USBでも回転性能は十分高いので、ワンのほうが費用対効果は高いのではないでしょうか?

ベアリングの打ち替えも、効果はあるでしょうけど、そのまんまで使っても十分な気がします。


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 50 クリンチャーホイールセット (2018)




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