ビアンキのロードバイクは、ハイエンドモデルを除いて全て偽ビアンキだと言われました【質問いただきました】

ビアンキのロードバイクについて、質問を頂きました。




ビアンキのロードバイクを買おうと思っているのですが、あるところに相談したところ、ビアンキはハイエンドモデルを除けば、日本とか台湾で設計されてビアンキのロゴだけ借りたライセンス商品で、買う価値がないと言われました。
本当にそのようなものがあるのか、ロゴだけ借りた偽ビアンキなのか、もしあるならどれがライセンス商品なのか教えていただけませんか?

回答いたします。

どこで聞いたのかは知りませんが

これについてですが、ビアンキというのはサイクルヨーロッパという会社の一部門になっています。
ビアンキ自体はイタリアのブランドになるのですが、サイクルヨーロッパはフランスの企業です。

で、この話を書くと、アンチビアンキの方が【本当のビアンキはとっくの昔に潰れて、今はサイクルヨーロッパの一部門に過ぎない】とか言い出す奴がいるんですが、それを言うのであれば、スペシャライズドってメリダ傘下の小会社ですが、スペシャライズドはとっくの昔に潰れたとか言います??
TIMEも、今はロシニョール傘下ですが、タイムは既に倒産してますとか言わないですよね。

ネット上だと、こういう間違ったことをわざと書いて、ブランドイメージを落としいれようとする人もいますので、情報の内容には気をつけて読んだほうがいいかと思います。

で、ロゴだけ借りたライセンス商品の件ですが、恐らくこれを言う人って、ビアンキ事故の話からきているんだと思います。
ビアンキ事故というのは、ビアンキのクロスバイクに乗った方が、フロントフォークが破断して落車転倒し、首から下が完全麻痺になったという事故です。
このとき、このビアンキのクロスバイクが、ビアンキ本国の設計ではなくて、日本の会社がビアンキからライセンスを受けて作っているものだと報道され、しかもサスペンション自体はビアンキとは関係ない会社の製品だったこともあり、責任がどこにあるんだということでテレビなどでも大きく報道されていました。

で、ビアンキの本国(本社)が関わっている自転車については、ビアンキのグローバルサイトに掲載されています。
https://www.bianchi.com/global/bikes/bikes_list.aspx?rangeIDMaster=416723&categoryIDMaster=416729

これを見ていただければわかると思うのですが、ハイエンドモデルのスペシャリッシマ、オルトレXR4などから、カーボンミドルグレードのアリアもありますし、今期新作で登場するスプリントもありますね。

人気のBIANCHIから、新作カーボンロードSPRINTが登場!これはSEMPREの後継機か!

日本では2018年モデルで終了したセンプレプロもグローバルサイトにはありますし、確か日本では2016モデルだけだったと思うエントリーカーボンのイントレピダもまだあります。
アルミのインプルソもあれば、ヴィアニローネもあるんです。

ずいぶん前に、私がインプルソ(アルミ)に乗っていたときにも【それって偽ビアンキでしょ】と言われたことがあるのですが、普通にビアンキの本国が設計してます。
ライセンス商品ではありません。
ただし製造自体は台湾です。




ちょっとややこしいのですが、スカンジウムフレームのFENICEについては、本国サイトにありません。
かといってライセンス商品というわけではないらしく、2018年には本国サイトに掲載されていました。
なぜグローバルサイトからFENICEが消えたのかわかりませんが、FENICEについては逆に【日本限定】になっているようです。
ただし、過去の状況から見てもライセンス商品ではないのでご安心を。

私が知る限りですが、ロードバイクではいわゆるライセンス商品はないんじゃないかと思います。
ネット上では平気で嘘が書かれていることもあるのですが、気にしないほうがいいでしょう。

たぶんクロスバイクのローマは



ビアンキのクロスバイクでローマシリーズがあるのですが、こちらは私が知る限り、グローバルサイトに掲載されたことはありません。
恐らくですがいわゆるライセンス商品だと思うのですが、詳しいことはわかりません。

https://www.bianchi.com/global/bikes/bikes_list.aspx?RangeIDMaster=416723&CategoryIDMaster=416726

グローバルサイトだと、クロスバイクでLUNAというモデルがありますが、こちらは日本では取扱いがありません。
中身を見るとフォークがカーボンになっていたりするようなのですが。

ちなみになんですが、ジャイアントのエスケープR3、あれって日本オリジナルです。
ジャイアントジャパンが設計したとか聞いたことがありますが、どちらにせよ日本以外では販売されていませんが、あれだけのベストセラーになったわけです。

個人的に思うこととしてですが、ライセンス商品とか、どうでもよくないですか??
別に偽物というわけでもありませんし。

そんなん言い出したら、スペシャライズドだってもはやメリダの傘下にいたりするわけで、タイムだってロシニョール傘下ですよ?
そういうのが気になってしょうがない、という人は買わなければ済む話です。

別に誰が製造しようと、誰が設計しようと、しっかり走ってくれる安全な自転車ならそれでいいわけで。

1つ言いますが、私も前にビアンキ乗りでしたが、どういうわけかアンチビアンキの人ってそこそこいます。
私自身は全く気にしないのですが、全くの嘘を撒き散らすとか(例、ビアンキのアルミは偽ビアンキ)、面倒な人が多いんですね。
調べればすぐに真相がわかるような話でも、わざと嘘を書く人もいます。

ネット上の情報なんて、嘘もかなり多いんですけどね。
この手の話ですが、個人的にはそれほど大きな問題だとは思いませんし、仮にライセンス商品だから危険、ということも特にありません。
昔のビアンキ事故は確かにライセンス商品ですが、あれはライセンス商品だったから危険という話ではないので。

そんなわけでですが、私が知る限り、ビアンキのロードバイクにはライセンス商品はないと思います。




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コメント

  1. 高橋 より:

    ライセンスについてですが、「ライセンス品=偽物」とまではいかなくとも「ライセンス品≒本物ではない」というイメージがあるように思えました。ホントは違うのですけどね。
    まっとうな会社なら、ライセンスする以上は、契約にあたってはライセンス料だけじゃなくライセンシーの技術的力量や品質管理もふくめて責任を持って判断するのだと思うのです。ブランドのロゴステッカーを渡しておしまい、てなわけにはいかないはずで…。そもそもブランドって、積み上げてきた信用が化体したものなので、それに傷がつくのって大変なことだと思うのです。
    あとは、ユーザーがどこまで本物だと思うのか?何を価値として手に入れたいのか?
    デローザだって大昔の広告には「違いはここだけ」として、ハンガーの肉抜きを示して「メルクスに供給するのと、一般に売るのとはここしか違わない」ことを示していましたが、逆に言えばプロ仕様のものはとくべつだったわけで。すると「本当」のデローザはプロ仕様だけなのか?ウーゴが溶接したものだけなのか?同じ設計なら本物なのか?…いろんな切り口があるのだと思います。(もっとも今はカーボン全盛のご時世、ビルダーさん自身が火を吹いて…なんとことはなくなってるのでしょうけど。)
    業界/業態にもよると思うので、自動車メーカーの名前を冠しただけのものとかとは、分けて考えないといけないのでしょうけどね。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      恐らくですが、ビアンキ事故の時、ライセンス品であることを理由に、どこに責任があるかでお互いに責任逃れするような報道がなされていたので、それでライセンス品に対する印象が良くないのかもしれません。