2020年モデルのロードバイクは、ティアグラ油圧ディスク完成車が増えるのか?

先日、ティアグラにも油圧ディスクブレーキコンポが登場したことを書きましたが、

ティアグラに油圧ディスクコンポが登場!手が小さい人向けSTI(ST-4725)も登場!ん??4700??

記事中にも書いていますが、ティアグラ油圧ディスクは去年からあります。
RS405という品番になってますが、シマノサイトでは普通にティアグラグレードとして書いてあります。
なので大手メディアが【ティアグラにも待望の油圧ディスク!】というのは間違いなんですが。



さて、読者様の中から、2020年モデルではティアグラ油圧ディスク完成車が増えそうですかね?という質問を頂きました。
正確なことは発表にならないとわかりませんが、持論がありまして。

たぶんですが、微増程度かと

私の予想なんですが、恐らくですが油圧ディスクのティアグラ完成車については、やや増える程度でさほど大きなムーブメントにはならないだろうと思って見ています。

せっかく新型のコンポで、しかもティアグラグレードに油圧ディスクなんだから増えるに決まっているだろ!と思う人もいるかと思いますが、たぶんそういう問題ではありません。

主な理由は、費用だと思っています。

油圧ディスク完成車は、同グレードのリムブレーキ車よりもかなり高くなる

まずですが、同じグレードのリムブレーキ車に比べると、油圧ディスク完成車は定価がどうしても高くなります。

例えばなんですが、アルミフレーム&105の完成車、メリダのスクルトゥーラ400を見てみます。
リムブレーキモデルだと149900円(税別)、ディスクブレーキモデルだと199000円(税別)と、結構な差になってしまうのです。



ティアグラというコンポの特性を考えた場合、アッセンブルされるのは
・アルミフレーム
・エントリーグレードのカーボンフレーム

こんな感じです。
間違っても、ハイエンドカーボンフレームにティアグラの完成車なんてありません。

世の中には【コンポは105以上にしておいたほうが後悔が少ない】という格言みたいなものもあるのですが、これは多くのショップ等でも105以上をオススメする傾向があるようです。
これは主に互換性の問題を意識しているから、105以上がオススメなんだと思いますが。

しかし、そういわれても予算的に・・・ということでティアグラ完成車を選ぶ人も多いわけです。
性能的に言えば、ティアグラでも十分な性能はあります。

ティアグラ完成車を選ぶ人の多くは、予算的な制約がかかっていることが多い気がしています。
そんな中、ディスク完成車はどうしてもリムブレーキ完成車よりも定価が高くなってしまうわけで、言い方は大変失礼ながら、【中途半端に高くて、それでいてティアグラだから売れにくい】と各メーカーは見るだろうと予想しています。

105とティアグラの価格差が大きくない

105とティアグラの価格差を見ていきましょう。

105(R7020) ティアグラ(4720)
STI 43,498 36,624
クランク 15,576 12,444
FD 3,942 3,443
RD 5,335 4,306
スプロケ(11-28) 4,862 3,178
ブレーキ 11,704 11,015
BB 共通 共通
チェーン 3,641 2,554
合計 88,558 73,564

定価ベース(税別)だと15000円くらいの差ですが、105のほうは完成車の場合、だいたいはクランクをFC-RS510にしてケチるので、定価ベースだと12000円程度の差しかありません。

完成車メーカーはかなり安くコンポを仕入れていますので、実際のところもっと差は小さいですし、完成車ベースで見ても、完成車の定価はティアグラと105ではそこまで大きな差にならないんですね。
そうすると、まだディスクブレーキ車全盛とも言えないし、とりあえず105完成車だけにしておくか、という感じになるかと。
もう少し安い完成車を出したいなら、ティアグラ完成車だと105完成車と価格帯が被ってきてしまうんですね。
ソラとかクラリスにして、機械式ディスクブレーキにしてコストダウンしようか、などと完成車メーカーも考えるのではないでしょうか?

RS405完成車は、あまりなかった

今回、ティアグラにも待望の油圧ディスク登場!みたいな雰囲気になってますが、実際にはティアグラグレードでRS405という油圧ディスクは前からありました。
RS405を積んだ完成車・・・頭に思い浮かぶものがありません。

というより、油圧ディスクのSTIって、かなり高いですよね。
105で4万円台って・・・

世間では105信仰が根強い

ティアグラと105だとコンポ自体の価格差も少なく、それでいて世間では105信仰が結構高いので、メーカー側も【1,2万程度の差なら、ティアグラにするよりも105にしたほうが売れる】と思っている可能性はあります。

メリダのアルミスクルトゥーラを見ると、105完成車はあるのに、ティアグラ完成車とソラ完成車はないんですよね。
105かクラリスかの選択になります。
なぜかスクルトゥーラ400と700、どちらも105完成車となるのですが(細部が異なります)、ティアグラ完成車よりもパーツスペックを下げてでも105にしたほうが売れると思っているのでしょう。
そしてティアグラとソラを無くし、クラリスまでコストダウンしているというのも面白いところです。



そんなわけで

勝手な予想ですが、油圧ディスクティアグラ完成車というのは、2020年モデルでそこまで増えないような気がします。
実際、今までもティアグラグレードにはRS405という油圧ディスクコンポがあったのに、ほとんど普及してない気がします。

グラベルロードのほうは、新型コンポのGRXを積んだものがそこそこ出てきそうな予感です。
GRXにはティアグラグレード、105グレード、アルテグラグレードとあるわけですが、ティアグラグレードのみフロントシングルの設定がありません。

シマノ初のグラベルロード用コンポGRX登場!ちょっとだけ面白いなと思うことがありまして。

ティアグラグレードにフロントシングルがあれば、GRX油圧ティアグラを積んだグラベルロードが低価格帯n主力になった可能性もあるのですが、おそらくはグラベルロードの低価格帯は、2019モデルと同様に【クラリス+機械式ディスク】もしくは【ソラ+機械式ディスク】が出てくるでしょう。

ちなみにソラやクラリスグレードで油圧ディスクが出てくるかですが、これはかなり微妙な話になってきました。
というのも、油圧ディスク対応のSTIがクソ高いわけで、クラリスグレードで作ってもそこそこの値段になるのではないでしょうか?
そうなると完成車としても売れにくくなるだけなので、ソラやクラリスまで油圧ディスク化するかは結構疑問です。

※この記事はあくまでも推測なので、実際にどうなるかはわかりません。




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