結局のところ、ロードバイクのインプレはホイールのインプレになりかねない。

GWに、プレミアムバイクインプレッションという、大規模な試乗会がありました。
私自身行ってませんし興味もないのですが、読者様からメールを頂きまして、ちょっと面白かったので記事化します。



結局、自分が感じたインプレとは

読者様より、一部割愛していますが、このようなメールを頂きました。

プレミアムバイクインプレッション、行ってきました。
管理人さんはこういう試乗会に否定的みたいですが、今回初めて試乗会に参加してみて、何となく管理人さんが言っていることの意味が分かった気がしますのでご報告を。

プレミアムバイクインプレッションのいいところですが、まずは店頭試乗車にはならないような、ハイエンドモデルが勢ぞろいしているということです。
どうせ買うお金もないので知らないほうがいい世界なのかもしれませんけど、高いロードバイクってどんなもんだろ?と体験するチャンスです。

いろいろ乗ってみてやっぱ凄いわ!と欲しくなったロードバイクもあります。
お金がそこまでないので買えませんけどw
いろいろ乗ってみて、最終的に思ったことなのですが、なんだかんだ言ってもホイール次第でどうにも化ける可能性があるんじゃないかという現実です。
ゴキソホイールが付いているロードもあれば、メーカーはよくわかりませんでしたがカーボンホイールが付いているロードもある。
そんな中、シマノのエントリーグレードのRS100が付いているものもありました。

ゴキソとかカーボンホイールが付いているものに乗ると、スゲー!速い!とか感じますし、シマノRS100がついているものに乗れば、クソ重い・・・と思ってしまいます。
つまり、体感しているのはフレームの性能ではなくて、ホイールの性能なんじゃないのか?ということです。

できれば全てのホイールを統一して乗らせて欲しいなと思いました。

やたらと写真取ったりしている方もいましたが、たぶんブロガーなんだろうなと思う人もいました。
某ブログでプレミアムバイクインプレッションのインプレ記事がありましたけど、よくあの短いコースの試乗で点数付けたりできるなと感心しました。

このようなご意見です。

結局、ホイール次第でどうにもなる

プレミアムバイクインプレッションの試乗コースがどれくらいの距離なのか知りませんが、試乗して何かがわかるまでは最低でも20分とか30分とか試乗したいところなので、私はこういう試乗会には興味がありません。

また、タイヤの空気圧1つでも、走りって結構変わりますよね。

試乗車に乗るときは、〇〇〇に注意なんです。

普段より1Bar高いのに乗れば、振動吸収性は悪いがゼロ加速は鋭い、などと間違った印象を持ちかねません。

で、別々のメーカーのハイエンドモデルのフレームがあったとして、一方にROVAL、一方にシマノRS100のような鉄下駄がついていれば、後者のロードバイクは必然的に評価が下がります。
ゼロ加速は鈍く、やや重い乗り味になります。
ROVALがついているほうは、巡航性能が高い、などと評価してしまうかもしれません。

でもそれらは、普通に考えて、フレームの評価というよりもホイールの評価をしたにすぎません。
そういうもんなんです。
10万くらいのアルミフレーム&ソラ完成車に、例えばレーシングゼロをつけると、走りが一変するのはみなさんよくご存知だと思います。
それこそ、完成車付属の前後2200gくらいの鉄下駄から、前後1560gのレーシング3になっただけでも、走りって全然違うんですね。


Fulcrum Racing 3 Wheelset

今まで乗ったこともない試乗車に5分程度乗ったとして、感じた加速性や振動吸収性がどこから来ているのか、それを判別することは無理です。
難しい、ではなく無理です。
断言します。

某〇TさんがSACRAの4Gホイールのインプレをしていたとき、普段使っているホイールをベースに、前だけ、後だけとホイール変えてテストしていましたが、それくらいやらないとどこが性能の発生源なのかよくわかりません。
まあ、長すぎて読む気が失せるのが真相ですが・・・

こういう試乗会の場合、タイヤの空気圧もやや高めのことが多い気がします。
振動吸収性が悪いと思った試乗車でも、もしかしたら空気圧を0.5Bar下げただけで満足いく走りになるかもしれません。
また、このロードバイクにはこっちのタイヤのほうがいい、みたいな相性問題もあるでしょうし、最終的には乗り手の好みも入ります。

試乗会自体は、なかなか試乗できないようなロードバイクに乗れるのでやはりいい機会だと思いますが、だからといってそれだけを以ってその試乗車の評価をしてはいけないと思ってます。

実は記事にはしていませんが、実際にはいくつかのショップ試乗車に試し乗りしています。
でも、乗ってみてなんだかよくわからなかったというか、疑問が生じたものについては、記事にするのを最近はやめています。
理由ですが、読者様に間違った感想を植え付ける可能性があるから、というその一点です。

あるそこそこ人気が高いロードバイクがあるのですが、2回試乗しても全く良さがわからなくて、タイヤ空気圧も確認してますし、ポジションもきちんと合わせてますし、何が悪いんだろうと考えていたものがあります。
結構人気が高いロードなので、批判的なことを書くと袋叩きに遭いそうだから書かないという理由もあるのですが、今のところ私の中での印象としては、並み以下というインプレになってしまってます。
何かおかしな点はなかったかなども考えてみたのですが、よくわかりません。
私には全く良さが分からず、これならもっと安い完成車でも同じじゃね??などと思ったりもします。

しかしいいと思って乗っている人もたくさんいますので、記事化するのはやめてます。

試乗インプレを読むときは、話半分に




こういうイベント系の試乗インプレを読むときですが、インプレ内容の7割くらいはホイールの評価だと思ってもいいかもしれません。
逆に言うと、ホイールの影響力ってそれだけ強いです。
そして、普段使っているホイールが何なのかでも違いますよね。
結局は何かと比較しているわけですので。

そして最も大切なのは、人それぞれ感性は違うし、ロードバイクに求める性能も違うということです。
私はよく、ココイチのカレーを例にしますが、1辛でも辛いと言う人もいれば、10辛でもまだまだ余裕という人もいます。
同じものを食べても、感想は違います。
高級な寿司屋でも、【あそこは旨い】という人もいれば、【そうかな?普通クラスじゃね?】という人もいます。

同じロードバイクに乗って、得る感想は人それぞれ全く違います。
だからこそロードバイクって面白いのかもしれません。




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コメント

  1. かっぱ より:

    コメントは初めてですが、ほぼ全記事楽しく読ませていただいております。
    そのうえで、「試乗(=試乗会、試乗車)」についての記事で思うのですが、「サイズ感が自分に合ってるか確かめる」という効果はあるのでは?
    ホントに合わないやつは、1キロ走っただけでも分かると私は考えています(それですべてが見抜けると言いたいわけではなく、100キロくらい走って気づくこともあるでしょうが、一定の気づきは得られるかと。例えば私にとっては、ファクターのバイクは前傾きつすぎてしんどい、キャニオンのエンデユレースはヘッドチューブ長すぎて違和感、とか分かってよかったです。あと、ピナレロのGANの51.5サイズが体に合う感じだったので、それとトップチューブ・ヘッドチューブ長を比べれば、他のバイクも乗る前からだんだん合う合わないの想像がつくようになってきました)。
    てなわけで、とにかくいろんなメーカー、サイズのバイクをまとめてトライできる試乗会の価値は大きいのではないかと。慣れれば不要なのでしょうが、「試乗」にネガティブなことがいっぱい書いてあるこのブログ読んで、食わず嫌いする人が大量に出てもなあという気も。
    インプレ信仰のことばかりに論点が偏ってる気がしたんで、一筆申し上げました。ちなみに私も、世に流布するインプレ記事の大半が信用できないという点は同感です。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      サイズ感についてですが、そもそも試乗会ではまともにサドル高もサドル前後位置も合わせないですし、ハンドル高は変えないですし、個人的にはさほど意味を感じていません。
      今は多くのメーカーがリーチやスタックハイトを出してますが、サイズ感で言うならば、自分が普段乗っていてサイズ感が合っていると感じるものがあるなら、そこから乗らなくてもある程度わかります。
      むしろ、ちゃんとポジションを出してない試乗車に乗って、本来はちゃんと合わせれば合うものを、合わないと感じてしまう危険性のほうが大きいのでは?と思うのですが、いかがでしょうか?
      そういう部分も含めて、間違った感想を抱きかねないと思っているので、試乗会はオススメしていません。

      試乗する人に知識があり、予めジオメトリ読んで適切なサイズを選択しているならまだマシな気がしますが、トップチューブ長とヘッドチューブ長で見ると間違うロードバイクもあります。
      ただこの記事の意味合いは、ご指摘いただいたところとは別のところだということはお分かり頂けると思うので(ホイールの話です)、それをご理解いただければ。

  2. かっぱ より:

    おお!レスありがとうございます。
    おっしゃる通り、元記事の主旨はホイールの話だというのは理解しているので、「論点違い乙」でスルーされてもしょうがないと思ってました。なのでリアクションありがとうございます。
    レスのご主旨(サイズ感の観点からも、試乗会は予断を抱きかねない)については正論だと思います。正論なので真っ向からは反論しようもないのですが、あえて言うなら、ちょっと原理主義的(攻撃的な表現でスミマセン。他にいい言葉が浮かばず)な考え方のような気も…。
    RPGで例えると、試乗会に行かなければ得られる経験値はゼロですよね。かといって、行ったら予断と偏見を抱いて経験値がむしろマイナスになる恐れもある。それは理解できます。でも、行動次第(事前の下調べ、スタッフとの問答、アッセンブルされたステムやコラム長も把握したうえでのサイズの確認)ではプラスにすることもできるのではないでしょうか。
    ああだから、こうだから、と理屈をつけて機会をことごとくスルーすることは、長期的に見ればむしろリスク(機会損失)と私は考えます。
    ところでもちろん、ブログ主さんの「試乗会はおすすめできない」という考えを許さないとか言いたいわけではありません。ただ、グーグル検索上位表示のこのブログを見た人に「(ブログ主さんは~と書いてるけど)こんな考え方もあるんじゃないの?」と主張したくてコメントした次第です。「自分でブログはじめろよ」とツッコみを受けそうですが、それはその通りです。。。

    ちなみに試乗会大好き人間としては
    メーカー主催の試乗会>プレミアムバイクインプレッション>サイクルモード>さいたまサイクルエキスポ
    の順で満足度高いと思ってます。さいたまエキスポは物販はいいけど試乗コースは最悪ですね。プレミアム~はマシな方ですよ。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かに、経験値としての試乗については、どこかで書いたような気がしますがそれ自体は否定していません。
      これもどこかで書いたことですが、少なくともブログ記事に書けるようなインプレが出来るほどの情報量は得ることが出来ないと思ってます。

      ネット全盛の時代ですが、ほかのブロガーさんは、ああいう試乗会で乗ったものについてインプレ記事を書いていますが、よくよく読むとおかしいものが多く、そんなものに騙されて欲しくないというのが一番の理由でして、例えばああいう試乗会には坂もほとんどありませんが、【登坂が軽快】だとか書いているものもあります。
      また試乗会でスプリントなんかしたら超迷惑で危ないと思いますが、【スプリントがよい】などと平気で書いているものもあり、絶対にそれ試してないだろ!とツッコミ入れたくなるものが多いと思ってます。
      本来の趣旨はそういうものに騙されないように、という意味だったのですが、経験値としての試乗まで否定するのはさすがに行き過ぎてました。
      申し訳ありません。

      また、試乗会のほうも、もう少しレベルアップして欲しいなと思ってまして、試乗コースもそうですし、たくさんの人数を捌くことよりもフィッティングに時間をかけてなるべく最良なポジションを出してあげた上で試乗できるようにしてほしいなとも思ってます。

      試乗というのは、本来は気になっているロードバイクに対する疑問を解決する場だと思ってます。
      ですが試乗会を見ていると、どうもたくさんの人数を捌くことがメインになっているような気がしてまして、危惧しています。
      たくさんの人が押しかけるイベントだからそうなってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、実際のところタイヤの空気圧が高すぎる状態にしているために【乗り心地がイマイチ】などと感想を持って帰る人もいるようで、そういうところも含めて【惜しいな】と思ってしまうのです。
      メーカー側からしたらせっかくのお披露目、購入検討者へのアピールタイムなはずなのに、細部がおざなりになっているがために間違った感想を持つ人もいるようなので、オペレーション面で大変なのもわかるのですが・・・

      あと、あくまでも【ショップにある常設試乗車】との対比で書いていると思っていただければ。
      私はショップでの試乗はよくしますが、タイヤ空気圧もそうですし、自分のロードバイクで行くと、サドル高やハンドル高などかなり合わせてくれます。
      ショップでの試乗の場合、試乗待ちしている人もいませんので、試乗時間も無制限でいいと言ってくれるショップもあります。

      そういう試乗だと、変な話好き放題試せるので、いろいろ得る情報量が大きいですが、イベントでの試乗だとそれに比べれば得るものが少ないと言う意味です。

      全く意味がない、みたいな書き方は良くなかったですね。
      そこは反省します。