先日の逆走自転車を安全にパスするためにはについて補足を。

先日、逆走自転車に対してどのようにするのが最も安全なのかについて書きましたが、

前方から逆走自転車が来た場合、どのようにしてますか?【質問いただきました】

いろいろとご意見頂いてます。
またどうもきちんと読まずに早とちりする方もいるようなので、補足を。



頂いたご意見1

私は逆走と遭遇したら次のように対処してます(自分の中でルーティン化)
(1)まず減速して左・路肩側に寄る&停車※
(2)同時に(至近距離になる前に)「逆走危険!」とか「逆走危ないよー!」と大声あげる。
(3)時間的に可能なら「逆走は違反ですよー。左側走ってねー」も加える。

大概の場合は申し訳なさそうに(人によっては謝りながら)右・車道側か歩道に相手が避けて行きます。

※交通量や道路幅、相手との距離などの関係で、停車する前に相手が回避していく場合と、停車して回避する場合と両方のケースがありますが、概ね半々くらいでしょうか。

こうしている理由としては、
(1)→ 減速は危険回避の初動として当然かと思いますが、うっかり右・車道側に寄って後続車両に撥ねられたくないからです。
ルールを守っている自分の身をわざわざ危険に晒すなんて理不尽ですしね。
心理的につい右・車道側に寄りたくなるんですが、そこを堪えて体に覚えさせました。まぁ3~4回もすれば身につきます。
また、こちらが先に左・歩道側に寄ったこと、あるいは停車したことを相手に認識させると、自分(逆走者)が車道側に膨らむことの危険を感じるんでしょうね、大概停まるか歩道にあがろうとします。

(2)→ 制止というか抑止のために声上げてます。はじめのうちは「違反だよー」を先に言ってみたりもしたんですが、正論よりも「身の危険」の方が直感的に伝わるようです。

(3)→ 違反であることもセットにすることでこちらの正当性が少しでも伝わるかなと考えてます。
「あぶねーぞ!」だけだと感情的になりがちですが、違反行為なんだと認識させれば皆さん「非は自分にあり」と思ってくれるようです。

ちなみにこれまで揉め事になったことはありませんが、これは仙台という地域性も関係するかもしれません。東京や大阪あたりだとどうかなぁ?声を上げるのは危険かもしれませんね。
あとは私の見た目(髭面)や年齢的なもの(大概相手が年下)も影響してるかな?してないかな?^ ^;

基本は左端に寄って停止するのが最も安全だということは、私も思っています。
詳しいことは下で書きます。

頂いたご意見2

私は道路の形状などにもよりますけど、車道側に膨らんで通過することが多いです。
ツイッターの方はほとんど右に寄らずに減速もせずに通過しているようなので、これは危険だと思いますが。

これも下で書きますが、車道側に膨らんで通過できそうなら、それはそれでアリだと思ってます。
実は先日、ある道路をロードバイクで走行中に、逆走ママチャリが来たのですが、この道路は元々片側2車線だったのを、1車線削って自転車専用道として色づけしているため、路肩部分が異常に広いのです。
なので予め、自転車専用道部分の一番右に寄って減速していたところ、その自転車は歩道寄りに寄って通過していたので、安全にパスできました。
こういうとき、速度で言うと15キロも出てないくらいまで減速し、あらゆる事態に備えます。

頂いたご意見3

最悪なのは
『止まって怒鳴り散らす』だと・・・

先週やっちまいました
一方通行の道を走っていると
右折してきて逆走しはじめたママチャリが居たので

これについてですが、怒鳴る内容次第ではないでしょうか?
人格攻撃するのはどうかと思いますが、【危ないですよ!!】などと注意喚起で怒鳴る(というより叫ぶなんですかね?)ならこちらも安全確保の手段としては別に構わないと思います。

で、私の意見として

私は逆走自転車に対して、原則としては左端に寄って停止して待機するのが最も安全だと思ってます。
ただ前に記事でも書いたように、ケースバイケースです。
必ず停止したほうがいいというつもりは全くありません。

先に挙げた動画ですが、

この動画では、いくつかのポイントがあります。
・見通しがいい直線道路で、早い段階で逆走自転車に気づくことが可能
・それに対し、ほぼ減速もしていない
・逆走自転車が来るにも関わらず、進路をほぼ変えずにまっすぐ突入している(わずかに右に寄った程度)
・逆走自転車が、怒鳴りながら追撃してきた

早い段階で逆走自転車を見つけているなら、減速したほうが安全なのは間違いないでしょう。
で、右から(車道寄りから)パスしたいなら、もっと右に寄るべきですし、そのために後方確認して後続車にぶつけられないようにすればいいだけです。

で、こんな至近距離で逆走自転車とパスした結果、逆走自転車が怒り出して追撃してきたようです。
この動画主の方がわかってないなと思うのは、世の中、自転車の逆走が違反であることを知らない人もいるわけです。

もちろん、知らない奴が悪いですし、知らなかったことを理由に逆走が許されるわけではありません。
相手がなぜ怒ったのか、理由は本人以外は知りませんが、逆走が違反だということを知らない人からすれば、幅寄せされたくらいにしか思ってないんだと思います。
幅寄せというか、パスするならもっと車道側に膨らんで安全にやれよ!という意味も込めてです。

繰り返しますが、逆走する奴が悪いのは当然です。
ですが、相手が違反者だからといって、こんな至近距離でパスする必要性もないでしょうという話になるわけです。

私が逆走自転車に対し、停止が最も安全だという根拠は以下のとおりです。

・右に膨らんで(車道側に膨らんで)パスするのは、後続車にぶつけられる危険があるので、なんで法律に則って走っているロードバイク側が危険を犯さないといけないのか理由がない

・違反者が違反と知って逆走しているのかは知りませんが、知っていても知らなくても逆走しているならリスクは逆走自転車が負うべきで、車道側に膨らむというリスクは逆走自転車に任せるべき

・早い段階で完全停止して待っている状態に、わざわざ突っ込んでくるバカはまずいない

・逆走車とぶつかるリスクは、お互いが動いている状態のほうが起こりやすい

・万が一ぶつかってきた場合、こちらが完全停止していれば過失割合は相手が100%。ロードバイク側が停まっていない場合、過失割合が50:50からスタートする可能性が高い。

自転車同士の事故の場合、相手が逆走であっても、過失割合のスタートって50:50あたりが多いです。
http://www.jikosupport.jp/case/case/whiplash/1090102.html

対向方向に進行する自転車同士の事故の過失割合は、第一次試案によれば50:50が基本過失割合になるとされています

これ見て驚く人が多いと思いますが、逆走してきた自転車と衝突した場合、過失割合は痛みわけで半々がスタートです。
ただし生活道路を想定しているようなので、この記事によると幹線道路は違うだろということで、最終的には10:90にまとめたようですが。

そして相手が高齢者だったり、子供の場合、-5~10%程度修正が入る可能性もあります。

法律に則って左側通行しているロードバイクからしたら、この過失割合は納得いかないでしょうけど、実際こんなもんです。
意外と法律を守っているほうにも過失がつくんですね。

これが完全停止している状態に突っ込んできたら、相手が100%の過失です。

あと、何が何でも左端で停止すべき、という主張をしたいわけではなくて、例えばこのように、だいぶ先に逆走自転車が見えている場合の話です。

距離感がわかりづらいですが、そこそこ離れたところで停止して待っている自転車に、わざわざ突っ込んでくるバカはいないでしょう。
突っ込めば自分も怪我することくらいはわかるでしょうし。

こんな感じで、急に逆走自転車が現れた場合は、かなり困ります。

こういう場合は、急ブレーキしたほうがいい場合もあれば、咄嗟に左右どっちかに逃げたほうがいい場合もあります。
これは逆走自転車との位置関係次第なのと、後続車の有無(交通量が多いかどうか)などにも寄るので、これはまさにケースバイケースでしょう。
というより、この場合は神に祈るくらいの感じにしかなりません。

逆走自転車の発見が遅れ、それなりに近い距離になっていて、このようにぶつかりにくい走行ラインにいるときに、

わざわざ左端に寄って停止しようとしたら危ないでしょう。

こういうときは後続車にも寄りますが、もうちょっと右に膨らんで、歩道寄りを逆走車を通すようにすれば、まあぶつかる可能性は少ないでしょう。
ただ、どちらにしても、不測の事態を考慮して減速するのは当然です。

この動画の場合、見通しのよい直線道路で、早い段階から逆走自転車を確認できるわけですので、早い段階で止まってやり過ごしたほうが安全なのは言うまでもありません。
また逆走自転車相手であっても、安全運転を行い事故を避ける義務があります。
もちろんですが【結果的にぶつかってない】ということとは関係ありません。
あとどうでもいいですが、この方、このサイトを見ているようで、このようにツイッターで呟いてましたので、あえて矛盾を指摘させていただきます。

【すれ違いざまに罵声あげるような人物は、左に寄って止まったりしたら突っ込んで来かねない】とありますが、すれ違いざまに罵声あげたのは結果論なので、逆走車が見えた時点で【そういう罵声浴びせる人物なのかどうか】なんてわかりません。
相手を見てというのは、過去に同じようなことを繰り返してきたとかそういう経歴があるならわかるでしょうけど、初めてすれ違う人の素性なんてわかりません。
結果論を元に突っ込んできかねないと推測することは、さすがに無理がありますし、後付けの言い訳にしか思いません。

ママチャリの場合特にですが、逆走が違反だということを知らないで逆走している人もいます。
もちろん、逆走が違反だとわかっていて、故意に逆走している奴もいます。

で、止まっている物体に突っ込めば怪我をするということくらい、どんだけアホな人でも知ってますし、怪我したいと思ってママチャリに乗る奴なんていませんので、止まっていたら突っ込んで来かねないという推測は、理論が破綻しています。
もちろん、上でも書いたように、逆走車が遠い位置で発見できた場合に限りますが。
逆走自転車との距離が近いのに、いきなり左に寄って停止しようとすれば危険性がある場合もありますが、動画を見れば明らかなように、そんなに難しい話でもありません。

繰り返しますが、一番悪いのは逆走してくる自転車です。
それを踏まえた上で、わざわざ事故を起こしたいと思っている人はいないでしょう。
自殺志願者であっても、この程度では死ねずに、怪我して苦しむだけだということくらいは想像つくでしょうし、当たり屋だとしたら、逆走して自ら突撃しても全然お金を取れませんし。

そして逆走自転車と衝突した場合って、過失割合がこっちにも結構つくようになっているので、万が一でぶつかった際には満足いくような補償額は出ない可能性があります。
そういうところまで考えた上で、停止して待っていればこちらに過失がつく可能性はほぼなくなりますし、安全性が高まるのも普通に考えれば分かると思うのですが。

ただ、道路形状、交通量、逆走車の発見距離など、様々な状況でケースバイケースになるものです。
それを踏まえた上で、動画のような状況であれば、一番安全なのは左端で停止して待つこと、もし右から抜けたいのであれば、もっと右に寄ってあげたら?という話なわけです。

安全性確保のために

近年はママチャリと言っても電動アシストの自転車であることも多いですが、電動アシストの自転車って重量が30キロ近くあります。
ロードバイクは8キロとかそんなもんですので、衝突した場合、壊れるのはロード側である可能性が高くなります。

また、怪我についても同様です。

逆走という不法行為を働く人に対し、嫌がらせ的にこんな至近距離で交差したいというのであればそれは自己責任でしょうけど、相手が逆走車であっても、安全運転を心がける注意義務はあります。
【結果的に何もなかった】という結果論ではなくて、どうすればあらゆる事態を回避できる可能性が高いかを考えたほうがいいのではないでしょうか?

左右盲の話

本日アップした記事で左右盲について触れている件についてです。

【逆走するな!】と注意するか、【左側通行しなさい!】と注意するか。

この記事、なんで左右盲を取り上げたのかについてですが、記事の冒頭にも書いている通り、読者様からのメールです。
メールを引用しないで欲しいと書いてあるので概略しか書いていませんが、
・逆走というと、そもそも逆走が違反だということを知らない人もいる
・なので逆走だと、せっかく注意しても伝わらないことが多い
・だから【左側通行しなさい】と読者様は注意するようにしている

こういう流れが前提にあって、それに対して、私の意見は

いきなり【左】と言われても咄嗟にわかんない人が実はいて、それを左右盲と言うのですが、注意するときに【左側通行しなさい】といきなり言われてもわかんない人もいるから、それなら逆走と注意したほうが伝わる可能性は大きいと思いますよ。

という話の引き合いとして左右盲を出しただけです。
要は逆走自転車が目の前に来て、狭い道ならすれ違い出来ないので、お互いに停止せざるを得ないことってありますよね。
この読者様はこういうときに、逆走だと注意しても伝わらないから左側通行しなさいと注意しているそうですが、咄嗟に左右を言われてわかんない人もそこそこ多いので、私の考えとしては逆走のほうが伝わるのでは?というだけの話です。

要は知らない人からいきなり注意されて、左とか言われて咄嗟に判断できない人もいるんですよという引き合いに出しているだけなので、記事の冒頭をきちんと読まずに見たら、そりゃ関係ないと思うでしょう。

どのように注意しようと、伝わればそれでいいと思っているので、個人的には逆走とか左側通行とか、そういう言葉自体に強いこだわりはありませんが、あえてこだわりを持って【左側通行しなさい】と注意するようにしているというお話でしたので、伝わらない可能性についても知っていただきたく左右盲を引き合いにしています。

そういう意味を理解していただけると。

で、前の記事でも書いているように、逆走自転車が見えたときに、どうしたほうがベストなのかはケースバイケースです。
その上で、動画のように見通しのよい直線で、早い段階から逆走自転車の存在を知っているなら、左に寄せて停まってやりすごしたほうが安全性が高いことは誰が見てもわかると思います。
もしくは、もっと右に寄ってパスすればいいわけですが、ほとんど減速もしてないようですし、わずかに右に寄ったかなくらいでかなりの至近距離でパスされてますし、自分ならこんな危ない方法は取りたくないという話です。
理由は、上にも書いたとおりです。




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