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やっぱりティアグラ4700、異例のモデルチェンジなし確定!2019でディスクブレーキの追加はあってもモデルチェンジせず。

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これは前にも多少触れたことなのですが、

ティアグラに油圧ディスクコンポが登場!手が小さい人向けSTI(ST-4725)も登場!ん??4700??
今年はティアグラ4700がモデルチェンジする年と言われていますが、なぜかこのタイミングにて、ティアグラに油圧ディスクコンポが登場します。 ん??そもそもティアグラグレードには油圧ディスクなかったっけ??という疑問とともに、思うことを。 (a...

今までのシマノの慣例で言えば、今年2019年はティアグラがモデルチェンジするだろうと言われていました。
現行モデルは4700系ですが、R6000になるんじゃないかとか、R4000じゃないかなど様々な噂は飛び交っていましたが、やはりモデルチェンジ無しという結果になるそうです。



4700系ティアグラは継続

先月、急にティアグラにディスクブレーキコンポが登場!ということで話題になってました。
ティアグラにも油圧ディスクが来ることは誰もが予想していたことですが、そもそもティアグラグレードにはR405系という油圧ディスクがあったんですけどね・・・

 

先月発表されたティアグラグレードの油圧ディスクコンポですが、品番が物語っていました。
油圧ディスク用STIの品番は、ST-4720(ノーマル)、ショートリーチのレバーがST-4725、ブレーキがBR-4770です。
要は47XX系継続ということが確定した瞬間でした。
もしキャリパーブレーキ用のティアグラもモデルチェンジするなら、今の段階から例えばST-R6020などとなってるはずですし。

 

そして極め付けがこちら。
ティアグラにクランクが追加で、48-34Tのものが追加になります。
品番は、今までどおりFC-4700です。

3つの可能性が

とりあえず油圧ディスクのティアグラが追加になたので、ある意味ではこれがモデルチェンジとも言えますが、今までのシマノの慣例で言うならば、上位コンポと同じくRDのシャドー化とか、フロントのチェーンリング間の距離が広くなった新型クランクとか、新製品が来てもおかしくないタイミングでした。
あえてキャリパーブレーキ用のティアグラは全くアップデートもなく、奇跡のそのままという結果になったわけです。

 

これが意味する可能性は3つあります。

ティアグラ、もうだいぶ良くなったし

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現行の4700系ティアグラですが、過去の製品と比べても、ブレーキの効きもいいですし、フロント変速もだいぶ良くなっています。
要はこれで1つの完成形と見なして、とりあえずは上位コンポの技術は投入しないでおいてもいいかという発想ですね。

 

現行の4700系ティアグラですが、フロント変速で言うならば、10速105(5700)よりもいいです。
というより、5700がひどかったのかもしれませんが・・・

時代は油圧ディスクだし



海外、特に北米では、急速にディスクブレーキのロードバイクのシェアが広がっているようです。
前にも出したデータですが、北米では新車販売の7割がディスクブレーキだったという話もあります。

 

なのでキャリパーブレーキの開発よりも、時代は油圧ディスクだぜ!ということで油圧ディスクに全力を注いだのかもしれません。

そんなに開発費、ねぇし

コンポの開発には様々な費用があるわけですが、ぶっちゃけて言うと、既存のシステムに乗っかっていたほうが開発費は安いに決まっています。
つまり、ティアグラの変速部分は【まあ、こんなもんだろ】ということで継続にし、油圧ディスクブレーキに関わるところだけ開発費を投入すれば、安上がりというわけですね。

 

ティアグラの新型油圧ディスクですが、STIレバーの形状も上位に似た形となっていたり、上位コンポの技術を踏襲しながら仕上げてきた印象です。
ぶっちゃけ、キャリパー用ティアグラと油圧ディスク用ティアグラの両方を開発しても、お客さんが二倍になるわけでもなくて、お客さんの数はほぼ横ばいのまま、ティアグラグレードが欲しい人はキャリパー車か油圧ディスク車のどちらかを選ぶだけです。
なので、無駄な開発費は掛けてられないのかもしれません。

 

これのどれかかもしれませんし、全部なのかもしれません。
デュラエースとかはキャリパーブレーキとディスクブレーキ、両方に全力を注いでいる感がありましたが(R9100の話)、ティアグラみたいに廉価なコンポになるとそうも行かないようですね。

この流れから推測されること

ティアグラのモデルチェンジ無しという結果から予想されることですが、ソラとクラリスも同じ運命でしょう。
恐らく、R3020とかの油圧ディスクと、R2020などが追加されておしまいかと。

 

ただし、クラリスクラスになると、もしかしたら油圧ディスクはないかもしれませんね。
というのも、油圧ディスク用のSTIはどうしても高価になってしまいます。
ティアグラグレードでもこのお値段。

品番 価格(税別)
ST-4720(油圧ノーマル) 36,624
ST-4725(油圧、手が小さい人向け) 37,169
ST-4700(リムブレーキ) 25,430

このように高くなってしまうのがデメリットです。
キャリパーブレーキのクラリス完成車だと、8万円台から9万円台が相場でしたが、油圧ディスク化すればもう1万円程度完成車価格が高くなることは予想が付くので、そうすると完成車が売れにくいという事態になりかねませんし。
フレームメーカーも、コンポの値段が高いことは勘弁でしょう。

 

問題なのは次のデュラエースです。
おそらくは普通に12速化してきますが、次のデュラエースはR9200系で間違いないでしょう。
予想としては2020年登場です。

 

このときに、例えばディスクブレーキコンポだけがR9200になり、キャリパーブレーキ用コンポはアップグレード無し、みたいな結末だったら、今後の流れが大きく変わる可能性があります。
油圧ディスク推進委員会が強力なメッセージとして、【おめーら、まだ油圧ディスクじゃないの??】と言って来ているのと同じだからです。

 

別に油圧ディスクがイヤとかではないんですが、本気でキャリパーブレーキ車を廃れさせる方向性に行くのか、共存の方向性で行くのかによって、今後買うべきフレームまで変わる可能性があると思っているので、ややこしいなと。

 

まあ今なら、ディスクブレーキ車を買っておいたほうが安泰なのかもしれません。
キャリパーブレーキ車が廃れるとは思いませんが、このあたりはシマノの意向でどうにもで変わりそうですし。




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