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ロードバイクに近いミニベロ⇒それならロードバイクに乗ればいいんじゃね?

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いつもいろんな情報を提供していただいている読者様がいるのですが(ありがとうございます)、ちょっと面白い話が出来たのでご紹介を。

 

あるサイトにて、14インチのミニベロのインプレ(?)があり、【10キロくらいなら走れそう】と書いてあるそうです。
また違うミニベロのインプレでは【ロードに近い走り】などと書いてあるそうですが、あまりにいい加減なインプレだという話でして。



10キロくらいなら走れそう


ロードバイクのホイールは原則として700cですが、14インチのミニベロに比べると、当然ですが走行性能自体はロードのほうが上です。
ただし、14インチであっても、ちゃんとしているミニベロなら、100キロとか普通に走れます。

 

まあ、ロードバイクに乗る人のほとんどは、14インチのミニベロで100キロ走って来いと言われたら、なんかの罰ゲームなのかと感じるかもしれませんが、100キロくらい走ろうと思えば走れます。

 

ただし、ミニベロの弱点ですが、どうしてもホイールが小さい=スポークが短いので、ホイールの振動吸収性についてはほぼ期待できません。
ただちゃんとしているミニベロなら、フレーム側のほうで何かしらの振動吸収性を確保する手段を講じています。
まあ、それでも乗り味は硬めになりがちですが。

 

ホイールが小さいということで、ハンドリングがやたらクイックだったり、ちょっとした段差でも気を遣うという面は正直ありますし、ホイールの慣性力が弱いため、ペダリングを止めたときの失速具合もどうしてもロードバイクよりも大きくなります。
ただ、ちゃんとしているミニベロであれば、別に100キロくらい走れるモンです。

 

10キロしか走れない自転車って・・・

ロードに近い走り

このサイトのミニベロインプレですが、やたらと【ロードに近い走りだ】ということが書かれるそうです。
読者様はロードバイクもミニベロも乗る方ですが、走行性能自体はどう考えてもロードバイクのほうが上です。
ミニベロのほうが有利な点は、せいぜい漕ぎ出しの軽さくらいです。
ホイール&タイヤが小さい=軽いので、こういうところは有利ですね。

 

ミニベロに乗る人って、ロードとは違う魅力があるからミニベロに乗るわけであって、ロードに近い走りかどうかなんて論ずるなら、ロードバイクに乗ればいいじゃないか!というお話でした。
それはもっともな話です。

 

私が知っている人でも、一日200キロくらいミニベロで走る人がいます。
その方はロードバイクも持っているのですが、あえてミニベロでロングライドするそうで、スピード、走行時間など見ていけば、何一つミニベロがロードバイクに勝てる要素はないそうですが、それでもミニベロでロングライドしています。

 

ミニベロにあって、ロードバイクにはない魅力があるからミニベロでロングライドしているわけです。

ミニベロの魅力ってなんでしょう?

ミニベロの魅力ですが、正直私は乗らないのでよくわかりません。
当サイトの読者様が言うには、
・見た目
・気軽さ
・カスタムする楽しさ

 

だと言ってました。
見た目というのはそのまんまですね。
オシャレ感があるけど、知らない人が思っているよりもスピードが出る。
気軽さというのは、ミニベロだとラフな格好で乗っていても違和感無いけど、ロードバイクだとジャージで決めてないとなんかしっくりこないという感覚のようです。
この感覚は人それぞれ違うでしょう。
ロードでもラフな格好で乗る人はいますし。
また、ロードバイクに比べると、駐輪しても盗まれにくい感じがすると言ってました。
街乗りでも違和感無く使えるし、むしろロードバイクよりも使える用途は広い。
用途が広い分だけ、ロードバイクのように特定分野に特化していないので、例えば走行性能は当然ロードバイクよりも落ちる。

 

カスタムする楽しさというのは、この方が言うにはパーツを変えて走ったときの実感がロードバイクよりも大きな変化に感じるという話でした。
タイヤをいいものにしただけでもかなり変化を感じ、ロードバイクでもいいタイヤにすれば変化を感じるけど、それ以上の差に感じると。
あと、例えばカゴつけて買い物・通勤しようにするとか、そういうカスタマイズもロードバイクよりもしやすいそうです。

 

ミニベロに乗る人は、当然ですが走行性能自体はロードバイクに勝る要素はないと思っているわけで、走行性能だけではない自転車の面白さを感じるからミニベロに乗るわけです。
インプレでいくら【ロードに近い走り】と書かれても、それを求めるならロードに乗りなよとしか思わないそうで。

 

私の仕事のお客さんの中にも、20万位するミニベロを2台持っている方がいます。
その方が言うには、ハンドリングがクイックで気を遣うし、安定性も悪いし、登坂性能も悪いし、ロードよりもスピードでないけど、ロードバイクよりもミニベロに乗りたいそうです。
基本的な感覚として、ロードバイクに張り合おうなんて1mmも思っていないそうで、違う楽しみがあるからミニベロに乗るようです。
このお客様は、主に見た目ということでした。
走行性能が高いとは思わないけど、憎めないヤツと言ってました。

クロスバイクでも同じかと



私は元々、クロスバイクに乗っていて、そこからロードバイクに乗り換えました。
クロスバイクはロード買ってすぐに売却したのですが、クロスバイクに乗っていたときは、無駄にタイヤ細くしてロードバイクに近づこうとしていたりしましたが、ロードバイクに乗るようになって、クロスバイクの良さが再確認できた気がします。

 

クロスバイクにはあってロードバイクにはないもの、一言で言うなら気軽さなのかなと。

 

そのときは家が狭かったので、二台持ちできない状況だったので泣く泣く売りましたが、今考えると、クロスバイクも保有しておきたかったなと思ったりもします。
フルアルミのクロスバイクでしたが、ロングホイールベースで低速安定性はよかったですし、タイヤが太いから乗り心地もいい。
アップライトな姿勢でゆったり乗れるし。

 

クロスバイクをドロップ化する人もいますが、私自身はあまり賛成できません。
クロスバイクの良さを消しているだけにしか思えませんし、クロスバイクのフレームはどうやってもロードバイクにはなりません。

 

なんですが、そういうカスタムをすること自体に楽しみを持つ人もいるわけで、それも1つの自転車の楽しみ方と言えます。

 

ロードバイクでもパーツ変えたり、カスタムできるわけですが、ミニベロやクロスバイクのほうがその許容度は高い気がします。
別にロードバイクにカゴつけて走ろうが、その人の自由ですが、一般的には奇異な目で見られます。
クロスバイクやミニベロにかご付けても、あまり違和感はありません。

様々なスポーツサイクルがありますが

スポーツサイクルといっても、ロードバイクもあれば、クロスバイクやMTB、ミニベロ、シクロクロス、ピスト、BMX、ランドナーなど様々あります。
ロードバイクの中にはエアロ、レーシー、エンデュランス、グラベルロードなど様々ありますし、MTBもあまり詳しくないですが様々あります。

 

こんだけ細分化されているスポーツサイクルですが、それぞれに魅力があるから生き残っているわけで、それぞれの魅力を無視して【ロードに近い走り】などと評するのはちょっと違うのかなと思ってます。
ロードに近づきたいなら、ロードバイクに乗ったほうがいいわけで。

 

そのサイトは様々なインプレを書いているようですが、ミニベロだと結局はロードバイクに近い走りかどうか、つまりロードバイク基準でしか語ってないんですね。
だからつまらない記事にしかならないわけで。

 

ミニベロらしさというのは、正直乗らない私からするとよくわからない分野でもあるのですが、そのミニベロにしかない熱いパッションを感じるからそのミニベロを買うわけであって、ロードバイクに近いかどうかで見るならば、面倒なこと言わずに最初からロードバイクに乗ったほうがいいわけです。
ロードバイクに近い性能を求めるならば、どうやってもミニベロは勝てません。

 

平坦最速の自転車って何か知ってますか?
エアロロード?TTバイク??
違いますよね。
当然リカンベントバイクでしょう。
これほど空力に特化した自転車はほかにありません。

 

まあ、公道でリカンベントというのは、大型車などからは非常に見えづらい存在ですので、なかなかリカンベントバイクに乗ろうと思う人もいないでしょうけど。
この動画、撮影者がロードバイクなんだと思いますが、下りで完全に置いていかれてますw

これぞ圧倒的な空力。

 

しかし登りではロードバイクに負けるでしょうし、この体勢ではスプリントできるんですかね?
構造的にダンシングは不可能でしょうし・・・
何を言いたいのかというと、それぞれの自転車、それぞれの魅力があり、それぞれの弱点があります。
そんな中、トータル性能で言うならば、オンロードではロードバイクが性能的にバランスが取れているでしょう。

 

ミニベロの魅力というのは、正直なところ私自身欲しいと思ったことが無いのですが、ロードバイクとはまた違った味があるから、ロードバイクのほかにミニベロを所有する人もいるわけです。
そこを張り合ってもしょうがない気がしますし、ナンセンスだなぁと思うわけです。




コメント

  1. かっぱ より:

    すごく同感です!
    私自身はミニベロロード、フラットバーロードと乗り継いでロードに至ったのですが、たかが自転車の車種がこれだけ細分化されてるのって、やっぱり意味があるんだなあというのを実感として学びました。クロスオーバー系はどうしても器用貧乏になりがち…。
    そういう意味では電動ロードも時代の徒花として消えそうな気がします。MTB、クロスバイク、ミニベロ、ママチャリは電動と相性がいいと思いますが、軽量・高速・超長距離航行が持ち味であるロードにとって、電動は長所を潰すオプションではないかと。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      どの自転車もそれぞれ意味がありますし、他の自転車にはない特徴があるから存在していると思っています。
      電動ロードについては、ヤマハのやつが結構売れたと聞きますし、ロングライド志向の人以外で新たな需要が出ているようですよ。
      まあ、それがロードタイプである必要性はないと思うんですが、単にドロップハンドルだとカッコいいと言う人もいるでしょうし。

  2. 高橋 より:

    高橋です
    ミニベロロードではないですが、24インチロードに乗ってました。(30年ほど前)
    もともと小柄な方なもので、当時のホリゾンタルなフレームではなかなかスケルトンが取れなかったりしました。ちょうど前輪24インチ+ブルホーンハンドルのファニーバイクが流行りはじめて、24インチの部品が入手しやすくなっていたこともあり、先代のケルビム今野仁さんに作ってもらったのが最初、そのあとミヤタとカラビンカで作ってもらいました。ご指摘のように漕ぎ出しというか、立ち上がりの速さはよかったですが、とにかく硬い自転車になってしまいましたね。接地部と重心の関係をそろえたつもりなのに、ちょっとした重心移動がクイックに影響するのも特徴でしたし、なによりもパーツの選択幅が狭いのが大変でした。14インチのミニベロだと、もっと大変なんだろうなと思います。リムはアラヤのエアロ一択、タイヤはクレメンのクリテリウムか、パナレーサーの19㎜タイヤの2択、前ギヤもなかなか大きいのがなくて・・・。
    車連未登録でしたけど、他の人と違うことをやって、なんとか速く走りたい…という気持ちを表わす(単に目立ちたがり?)意味はあったと思います。こだわりの自己満足的表現、て感じでしょうかね。
    最近は、前上がりのフレームも普通になっているので、そこまでこだわるきっかけもありませんし、モチベーションも保てないので、フツーの自転車で楽しく乗ることを目指しています。ハイ。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      24インチロード、ジュニア用では時々見かけますが、ジオメトリでは苦労するんですね。
      単に走れるだけの自転車なら作れるんでしょうけど、性能を考えるとフレーム作りの作り手の力量次第なんでしょうかね。

  3. ミヤ より:

    ロードだってレース向けやロングライド向け、クラベル、TT、etc.ミニベロは小径というだけで、方向性は更に混迷しているジャンルですしね。みんなちがってみんないい(笑)ちなみにミニベロ乗りのツーキニストですが、ロードに乗らない理由はスピード出し過ぎて死なない為。そんな理由でミニベロを選ぶのもアリかと(笑)

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      >みんなちがってみんないい

      まさにそれですね。
      みんな同じコンセプトの自転車ではないからそれぞれ発展しているわけですね。
      スピード出しすぎないためにミニベロを選ぶというのは、失礼ながら初めて聞きました笑。
      そういう選び方もあるんですね。

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