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求めるレベル。それに対する批判。

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つい最近、ユーチューブにGCN日本版としてGCN JAPANが出来たことは知っている人が多いと思うのですが、それに関連して、いろいろと思うことがありまして。




GCN JAPANの動画

今のところまだ数本の動画しか上がっていないようですが、テクニカルな内容の第一弾として、ペダルの外し方の動画がありました。

まあ、当たり前のことを当たり前に解説している動画です。

 

ペダルって、前に進む方向に回転させると締まっていくように出来ています。
なぜかというと、これがもし逆なら、走っている最中にどんどん緩む可能性もあるからです。
だからこそ、左右で逆になっているんですよね。

 

前に進ませる方向にペダルを回せば締まる、その逆は緩むと知っていれば、普通に外す方向はわかるわけです。

 

ただこの動画に付いたコメントを見ると、概ね好意的な評価が多い印象ではありますが、中には

この内容だと個人で動画出してる方がごまんと居ます…

ダメだここりゃ

こんなに情報がたくさんあるのに、ペダルの交換だけって、、。

出来ればもっと素人には知らないような知識、技を教えて欲しいです。

こういう評価を下す方もいるわけです。

求めるレベル

ずいぶん前に書いた当サイトの記事で、初心者のハンドルを持つポジションについて解説した記事があるのですが、こういうコメントを頂きました。

何処かの入門書の引き写しみたいでつまらない。
アップとブラケットの中間、肩の所を外から握るポジション。下ハンより空気抵抗が少なくなるスフィンクススタイル。他にも色々あると思いますが?

別に誰がどう思おうと知ったこっちゃ無いんですが、当サイトのタイトルに【初心者向け】と書いていることと、記事のタイトルにも【初心者が】と書いているように、初心者向けに書いた記事ですわ。
何処かの入門書、そりゃ初心者向けって書いている通りです。

 

ずいぶん前に、テクトロブレーキについてご意見いただいたことがあるのですが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/8201

 

凄く上から目線であーだこーだとコメントいただいたので、あえて炎上してもいいやと思って記事にしてます。
そんな細かいことまで初心者が求めるのかって話と、そもそも書いている内容にも間違いがあったので、個人的には少々イラッとしました。
http://roadbike-navi.xyz/archives/8232

 

で、上の動画とこのコメントと合わせて何を言いたいのかというと、人それぞれ求めるレベルってあると思います。
例えば、私が今ある自治体と訴訟中だという話は書いたことがありますが、その件についてネットで調べると、素人向けに分かりやすく解説しているサイトもありますが、私が求めているのはもっと高度な法律論なので、そういう素人向けのサイトは役に立ちません。
それこそ、一般人が持っているとは思えないような専門書を読んだり、しまいには昭和初期の法律まで遡って調べたり、その段階で昭和時代(戦前)の官報まで調べたりします。

で、素人向けに分かりやすく書いているサイトを見たからといって、【もっと詳しく書くべきだ】なんて求めません。
そういうサイトはそういう人向けに一定の役割があるわけですし、単に私が求めているレベルとは違うというだけの話で、それだけを持ってそのサイトを批判したりしません。

 

当サイトは時折マニアックな話に発展することも無くは無いですが、基本的には【初心者向け】なんですね。
それに満足できない方は、より高度なサイトをお探しください。

 

より深く、よく詳しく解説しているサイトがあったとして、それが万人に通用するかというとそうではないんです。
初心者さんから見ると、そういうサイトは読みづらいし、頭に入ってこない。
そもそも専門用語自体を十分に理解してない人には、深く掘り下げられても結局何も分からないという結果になるわけです。

 

初心者向けにハンドル持つ位置書いたので、上ハンドル、ブラケット、下ハンドルの3点くらいしか書いていませんが、これは基本中の基本です。
基本がわかってない人もいるわけで、そういう人に応用編まで教えるの??という話です。
うちの近所でロードバイクに乗っている中学生くらいの子、いつも下ハンドルで大丈夫なのかなと心配しています。
急な登りでも下ハンドルなので、誰か教えてあげればいいのに・・・と思ったりもします。

例えばですが、目の前の信号が赤になりそうなとき、一般的にはギアを落として停止しますよね。
そうすれば発進時にフラツキにくいからです。
重いギアでスタートしようとすれば、つらいのとふらつくので危ないですし。

 

そんなの、普通に何年もロードバイクに乗っている人には当たり前のことでも、初心者さんにとっては【なるほど!】だったりするんですね。
ベテランの人からしたら、そんな記事はつまらん!と思うんでしょうけど、そもそもそこにターゲットしている記事ではないんで。

 

で、GCN JAPANの動画。
近年ユーチューブで様々な作業動画を載せている素人さん(プロではないという意味)がたくさんいますが、本当に凄い技術というのは、ネット上になんかないもんですよ。
プロの作業とかで使うコツなんかも、長年やってきて掴んだコツだったりするわけで、そんな大切なもんホイホイと晒さないもんです。
のむラボさんで言うところのメシノタネコードですね。
素人さん(プロではないという意味)の動画でやっていることは、普通に単なる手順を解説しているだけですし。
それは例えばシマノのマニュアルでも読めば書いてあることです。

 

プロショップの多くがユーチューブに手を出さないのも、そういうところではないでしょうか?
ブログ系でも、元プロショップ店員とか書いていながら、一切技術には触れていないものもありますよね。
まあそういう中には、マニュアル以上の知識がなくて書けないという人もいるかもしれませんけど。

 

明らかに初心者さん向けに作ったと思われる動画を見て、批判するならそこじゃないでしょうと思ったりするわけです。
この動画、強いてどうかと思うのは、ペダル付けるときにグリスつけてというところが抜けています。
そこに対してツッコミ入れるならまだわからなくもないですが、こんなレベルは他の人もやっていることだとか批判するのも的外れなんじゃないのかと思うところです。

こんなに情報がたくさんあるのに、ペダルの交換だけって、、。

出来ればもっと素人には知らないような知識、技を教えて欲しいです。

もっと素人には知らないような知識や技術って、それは自分で探すしかないんですよ。
ネット社会ですので、何でも検索すれば教えてもらえると思っている人が増えている気がするんですが、本当に大切なことについては、どの分野であっても、ネット上になんてないです。
ない理由は様々ありますが、知りたいなら自分で実践して試して探すしかないんです。
ネット検索とかユーチューブに頼っている間は、正直初心者から脱却できないと思ってます。

 

この話ってほぼ全ての分野に当てはまると思ってまして、例えばすし職人になりたい人が、動画だけで勉強してもどうにもならないことくらい分かるでしょう。
プロレベルになりたいと思ってなくても、そもそもプロの技術なんてネット上にはないと思ったほうがいいです。

ネットで役に立つことって、私の中では【他人の失敗事例】だと思ってます。
失敗事例を見て、読んで、聞いて、自分ならどうするかを探すという意味で。

 

まだ立ち上がったばかりの日本版ですが、いきなりマニアックなホイール組とかやります??
それで初心者さんがまた見ようと思います??
まずは掴みの段階でしょうから、初心者向けに当たり前のことを解説程度で十分だと思うのですが。

 

こんなペダルの外すときの向きなんて、言い方は大変失礼ですが、ロードバイクに何年も乗っている人からすると当たり前すぎる内容です。
でも初心者さんは知らない人もたくさんいます。
より締める方向に回して、クランク壊したみたいに書いているコメントすらありますが、そういう人もいます。

ネット上で見ていると、うわー、と思ってしまうような体験談を、自分のせいではなくパーツのせい、メーカーのせいにしている人ってたくさんいます。
例えば何度か書いていることですが、

Co2インフレーターでパンクしたあとに空気入れたら、凄い音がして爆発した!
Co2は信用ならないし不良品です!

こんなコメントがあったとしたら、素人さんや初心者さんは【Co2は信用できない、失敗しやすい】と思うでしょう。
そこそこ経験がある人が読めば、【いや、それはお前の技術の問題で、Co2じゃなくても爆発しているから】と思うでしょう。
爆発音が伴うパンクは、基本的にチューブ交換のときに、タイヤでチューブ噛んでいるから起こります。

 

失敗を経験として捉えるかどうかの問題もありますが、こういう初心者さんだってたくさんいるわけで、そこに対して何とかしたいと思っている動画やサイトと、そんなくだらないことは取り上げずに専門的なことをやるという動画やサイト、それぞれの立ち位置をみなよと思うわけです。

 

今回頂いたコメントには、あえて皮肉っぽく返事書きました。

個人的には期待していますが

GCN JAPANですが、個人的には期待しています。
期待する理由ですが、正直なところで言うと、素人さんが上げている動画って、間違いも多いです。
初心者さんにはそれが正しいのか間違っているのかを判断することは困難です。
なので経験がある人が見てうわっと思ってしまうことがあっても、初心者さんは鵜呑みにしてやってしまうこともあります。

 

前にも軽く書きましたが、ボトルケージ取り付けのボルトが永久に回るようになってしまったというときに、アロンアルファで固めてしまえば大丈夫と紹介していて、皆さんも試してね!と書いているサイトもあります。
http://roadbike-navi.xyz/archives/9260

 

それで一時的に改善したように見えても、根本が改善していないので、より自体を深刻化させることがあるからNGなわけです。
リベットナットが回転することでフレーム削って、二度とリベットナットの打ち替えが出来なくなることもあるそうですし。
瞬間接着剤で止めるのではなくて、リベットナットを打ち替えしないとダメです。
でも瞬間接着剤で直ったかのような誤認をさせるので、それならそっちのほうがラクだろうと真似する人も出てくるでしょう。
見かけだけはラクそうでも、そこをケチったばかりに後々苦労するということは世の中いくらでもあるんですけどね。

GCN JAPANに期待する理由ですが、こういうちゃんとしたチャンネルなら、間違ったことまではさすがにしないでしょうという期待です。

 

近年思うことですが、ユーチューブって使いづらくなったなと思ってます。
素人さんの自転車系ユーチューバーが増えたということで、そういう動画ばかりヒットしやすくなっているので、個人的には使いづらいです。
仮面被ってロードバイクに乗っている連中とか、一体何をしたいのかよくわかりませんが。

 

ネットの情報を見て、信じすぎる人って多い気がしてます。
あらゆる分野で見ても、ネットの情報なんて疑ってかかるべきものが多いです。

 

訴訟をしはじめて、ネットの情報はあてにならないことは今まで以上に痛感しています。
私が争っている内容も、平気で間違ったことを書いている自称専門家もいます。
士業の方でも、間違った内容を書いているサイトすらあります。

 

訴訟では主張のほかに、証拠を出す必要があるのですが、書籍を探してはコピーしたり、条例や通達を見つけてはコピーしたりなどします。
場合によっては、その分野に精通しているという方に会いに行って話を聞いたりすることもありますが、そうやって地道に足を使わないと、本当に価値があることは仕入れることが出来ません。

 

原告が出す証拠書類を甲号証と言うのですが、今まで甲1号証から甲50号証くらいまで提出しています。
コピー代というよりも、コピーの手間がバカにならないレベルで、書籍関係のコピーもとんでもない量になってますが、自分で脚を使って調べてきた証拠です。
ロードバイク関連の技術も知りたいなら、自分が凄いと思うプロショップの店員さんに頭下げてお願いして聞いてくればいいわけで、それが最も確実に、正しく、素人が知らないような技術を使っています。
プロショップの店員さんもそれぞれ考え方があるので、そういうのを晒したくない人もいるでしょうし、惜しげもなく教えてくれる人もいます。
私が懇意にしているメカニックの方は後者で、聞けば教えてくれますし、作業風景を見せてくれとお願いすれば見せてくれます。

何でもかんでもクレクレ君みたいになってしまうのも良くないですが、何でもかんでも動画見て知ろうとするのも、なんか違うんじゃないの?と思ったりするわけです。

 

GCN JAPANには、当たり前のことを当たり前に解説してくれるだろうということで期待しています。

 

 

 




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